ニコラ⇒ミスST
2022年は広瀬まのかちゃんが、2023年は関谷瑠紀ちゃん&高比良由菜ちゃんが、それぞれSeventeen行き。
ニコラ卒業生が、その卒業した年にミスセブンティーンに挑戦&合格するパターンが定着しつつあります。
ところが今年。突如として現高1世代の卒業が延期されることになったため、果たしてユニジェネはミスSTに応募できるのか、読者の間で心配する声が上がりました。
応募は可能
結論から言うと、4月号の誌面で、卒業の延期幅が【2号】となり、卒業式もゴールデンウィーク中の実施が発表されたことで、無事決着。
ミスSTには、ギリギリ応募可能となったわけですが、その裏には「編集部」と「モデル本人(事務所側)」との間で、熾烈な駆け引きがあったことは容易に想像できるのではないでしょうか。
トップモデルの指定席
最近のニコラにおいて、セブンティーンの位置づけは、年々重要なものになりつつあります。
元々、ニコラ卒モのST採用(面接のみによる事務所オーデ形式)は、トップモデルの指定席。
今でこそ、2019年の秋田汐梨さんを最後に優先採用は中断していますが、特に2016年には永野芽郁さん、2017年には久間田琳加さん、そして2018年には清原果耶さんとレピピのイメモが3代続けてST行きを果たしています。
一発逆転コース
他方、2022年には、まのかちゃんが一般公募であるミスセブンティーン経由で、ニコラ史上初めてST行きを決めました。
ニコラ時代のまのかちゃんについては、役職もイメモも落選。同学年の中での表紙回数も【4位】にとどまり、決して推されていたわけではありません。
そんなまのかちゃんが見事合格したことで、いわゆる”干され組”にとっても、ミスST挑戦は一発逆転の手段として認識されるようになったのです。
ちなみに、ニコプチ卒業生からも竹下優名ちゃんが、プチ時代【表紙0回】でありながら、大逆転で合格しています。
中途半端な延期幅
ニコラのトップモデルは、優先採用枠がなくなった今、自身のモデルとしてのキャリアを重ねるためにもミスSTはぜひ受けたい。
干され組にとっても、まのかちゃんに倣って一発逆転を目指し、ぜひ受けたい。
つまり編集部は、そんな卒業を控えるニコモたちの声を無視できず、結局【2号延期】という中途半端な延期幅に落ち着いたというわけです。
夏休み卒業だったら?
もしこれが、多くのニコ読が予想していた「夏休み(ニコフェス)まで卒業が延期される説」だったら、どうなっていたでしょうか。
去年の場合、「ニコフェス」は【8月27日】に実施されたのに対し、松本麗世さんをはじめとするミスセブンティーン2023がおひろめされた「夏の学園祭」は【8月23日】の実施。
そもそも、新モおひろめ時に、まだ他誌の専属モデルとして籍があるなんてことは許されず、必然的に応募は無理といえるのです。
高2が最終ライン
なお、この点に関し「だったら来年ミスSTを受ければいい」と思う人がいるかもしれませんが、それは完全な誤りです。
ミスSTは、応募ルール上【中1~高3】となっていますが、高3の合格実績は、2011年の新川優愛さんを最後に12年連続でセロ。
高2を実質的な最終ラインと見るべきであり、ニコラ卒業生がミスSTを受けるなら、まさに卒業した年の1度しかチャンスは無いのです。
⇒参考:ミスST歴代合格一覧
まとめ
といこうことで、ニコラで20年以上も続いて来た”新年度卒業”(4月号/5月号)の伝統を、ぶっ壊して一新。
鳴り物入りで卒業延期を発表してみたものの、意外と尻すぼみに終わった裏には、レピピがイメモの任期延長に応じなかったことはもちろん、ST行きが断たれる事態を危惧した本人&事務所の意向も大きかったといえそうです。