馬場体制
きょう11月6日、日本雑誌協会のサイト上にて、ニコラをはじめとする同協会加盟258誌の最新部数が公表されました。
今回公表されたのは2023年7月1日から9月30日の間に発売された雑誌の1号当りの平均印刷部数。
まさに7月1日付でニコラの編集長に就任した馬場編集長にとって、これが最初の審判ということになります。
データの見方
以下の一覧表とグラフは、それぞれニコラの部数の推移を、2014年1-3月期から2023年7-9月期まで、過去10年分まとめたものです。
データは、協会発表をそのまま使用した四半期ごとのもの。
表中の赤字&グラフ中の赤丸で記した部分が、今回発表された最新分(2023年7-9月期)となります。
ニコラの部数推移
大幅減
最新部数はこの通り。前期比(4-6月)マイナス3,000弱ということで、なんのことはない。
ますます減らし、ついに7万台までニコラの部数は落ち込んでしまいました。
コロナ禍における急落こそ止まったものの、その後は再び回復することも無く、ジリジリ下がり続けているというのが現状です。
危険水域
それにしても、今回算定対象となったのは、8月号が高橋快空ちゃんのピン表紙でニコラ創刊26周年記念号。
9月号が夏休み真っ只中の発売。そして10月号がオーデ合格発表号と、いずれも年間通じて特に売り上げアップが見込める号とされています。
にも関わらず、コロナが明けてから最大の下げ幅となる2,710減ということで、これは一般的な読者が想像する以上に危機的状況。
来月に発売となる1月号が、2月号と合併されることになった理由も、どうやらここら辺にありそうです。
スタートで躓く
ということで、新たにこの夏からニコラを任された馬場編集長にとっては、幸先の悪いスタートとなってしまいました。
しかしこれは、単なる運不運で片付けるべきものではありません。部数大幅減の裏には、確固たる理由が有るのです。
そこで次回、「【毀誉褒貶】馬場編集長の雑な仕事を考える」にて、就任後の4カ月で見えた評価すべき点と問題点を整理します。