三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

【ミスSTの怪談】川口莉奈ちゃんを襲った幽霊

ミスST反省会

ミスセブンティーン2023のファイナリスト、川口莉奈ちゃんは、残念ながら最終合格を果たすことはできませんでした。

本来であれば、「新卒プチモ×スターダスト所属」という最もミスSTに強いタイプであった莉奈ちゃん。

それがなぜ落選となってしまったのでしょうか。今日は、その理由を考えます。


エリートコース

スターダスト所属のニコプチ卒業生による、卒業直後(中2時)のミスST挑戦といえば、もう、事務所内で事前に候補者を調整をした上で、編集部にも話が通っているので、ファイナリストに残った時点で合格確実というのがパターン化しています。

どういうことか。具体例を見てみましょう。

以下の一覧は、2020年から2023年までのミスST各回につき、スターダスト所属のファイナリストと、その合否をまとめたものです。

最終候補者(スタダ限定)

新卒プチ×スタダ=100%合格

赤枠で囲った通り、卒プチモとして中2(or中3)で挑戦する同事務所所属者は、各回ともに必ず「2人以内」にしぼっているのです。

で、それらが見事なまでに毎年合格してる。

もう、2020の入江美沙希さんたちから、2022の滝口芽里衣ちゃんまで、プチモ出身に限れば3年連続で合格率100%です。

3人擁立

そして例年通り、今年も本来のパターンに則り、合格を前提とした「新卒プチ×スタダ」として、竹下優名ちゃんと莉奈ちゃんの2人を擁立しました。

ただし例年と異なるのが、これに加え、去年の広瀬まのかちゃんが開拓した”ニコラ卒⇒ミスSTコース”に倣い、ちょと欲を出して新たに「ニコラ卒×スタダ」の高比良由菜ちゃんまでも送り込み、3枠奪取を目論んだことです。

皮算用

そうは言っても、ここまでならギリギリ許容範囲。なにしろ、去年だって「新卒プチ×スタダ」の王道コースを芽里衣ちゃん1人に絞ったことで、月島琉衣さん、さらには佐藤不二子さんという、同事務所3人合格を実現させているのですから。

ということで事務所としては、パターン通りの優名ちゃん&莉奈ちゃんのプチ2枠に、前年のまのかちゃんより明らかに格上である由菜ちゃんも加えた、3人合格を皮算用していました。

2人の参戦

ところがここで、意外なところから、スタダの野望を打ち砕く”妨害者”が、なんと同時に2人も出現します。

その1人が、今年のニコラ卒業生で、人気的にも実績的にも由菜ちゃんと同格である関谷瑠紀ちゃん(プラチナム所属)。

そしてもう1人が、インスタのフォロワー15万(応募時)を誇る、今から2年も前のプチモ卒業生松本麗世さん(ライジング所属)です。

プチ独占

これに案の定、おひろめされたファイナリストを見た読者さんたちは大混乱。

だってそうでしょう。そもそも最終候補は10人しかいないのです。

そのうち、瑠紀ちゃんも由菜ちゃんも元々ニコプチ出身ですので、合わせて5人。実に、ファイナリストの半分がニコプチ出身となってしまっているのです。

世間が許さない?

ともかくこうなっては、例年通り5人の合格者を出すとして、さすがにその5人全員がプチ出身で占められるはずがない。

たとえ実力的に見ても、読者投票の結果からも、プチ系の5人全員合格が相当であったとして、それでもさすがに世間体から出来るはずがない。

幽霊にやられた

こうして、ニコプチ卒業から2年以上たった松本さんに加え、3年以上たった瑠紀ちゃんまで、ST狙いのコースから完全に消えたと思われた卒業生が、どこからともなく現れ、ミスSTに挑戦してきたのです。

まさに想定外。まるでもらい事故のようなもので運が悪かった。莉奈ちゃんにしてみれば「パイセン、そりゃないっすよ」といったところ。

本来であれば、順当にスタダ3人が当選するはずだったところ、そこは厳しい実力勝負。

結果的に、最も年下で、かつ、 最も実績の少ない莉奈ちゃんが弾き出されてしまったわけです。

リベンジに向けて

とはいえ、がっかりしてばかりはいられません。なにより、まだまだ莉奈ちゃんは中2なのです。

今年、5枠目に滑り込んだ宮迫翠月さんが、去年の落選を糧に、改めて挑戦した今年、みごと最終合格を果たしたように、「リベンジ」は何より強みになります。

であるなら、来年。莉奈ちゃんが再び挑戦すれば、ファイナリストには確実に残ってくるだろうし、そうなれば立場的にも有利ということで、来年こそ必ず合格できるはずです。