三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

【オーデ27期】イベントでの初おひろめは失敗する

合格者おひろめ

ニコラとニコプチによる合同イベント「ニコフェス」の開催が、いよいよ2週間後に迫りました。

林芽亜里ちゃんと阿部ここはちゃんがMCを務める同イベントでは、目玉企画の1つとして27期オーデの合格者おひろめが予定されています。

そこで今日は、オーデ合格者をイベントで発表するという初の試みが、果たして成功するのか、それとも失敗に終わるのか。読者の立場に立って考えます。


誌面で発表

実はニコラでは、創刊直後の1期から、去年の26期まで、これまですべてのオーデ合格者は、ニコラの誌面で発表されてきました。

それが今回の27期については、史上初めて誌面に先駆け、イベント内でおひろめされることになったのです。

しかし、この変更はいただけない。いかにも合同イベントのための”話題づくり”として、ムリヤリ持ち出してきた感じが否めません。

STの模倣

そもそも、オーデの合格者を、読者イベントで盛大に発表するという形は、セブンティーンの猿真似に過ぎません。

STの場合、毎年夏休みに行われる伝統のイベント「ST夏の学園祭」にて、ミスセブンティーンがおひろめされることになっています。

対してニコラは、今年から始まった新たなイベント「ニコフェス」で、オーデの合格者をおひろめする。完全にパクリではありませんか。

問題発生

まあ、たとえそれが猿真似であったとして、百歩譲っておひろめ自体が盛り上がるなら、そこは恥を忍んでパクった甲斐があるというもの。

しかし、これをニコラでやろうとする場合、大きな問題があるのです。

さてさて、「イベント内での新モちゃん発表」がSTに出来て、ニコラに出来ない理由とは、いったい何だと思いますか?

事前公表の有無

答えは簡単です。STは、事前に最終審査に臨むファイナリストが発表されていて、当然ながら、合格者はその中から選ばれることになります。

対してニコラは、オーデを誰が受けているのかはもちろん、誰が最終審査に残っているかなど、事前に一切の情報がオモテに出ることはありません。

そのため読者全員が平等に、合格発表のある号のニコラ誌面を見て、初めて合格者を知ることになるのです。

STの場合

要は、せっかくニコフェスで新モちゃんが大々的におひろめされても、会場の人はおそらくたいした反応ができないのではないか。

だってそうでしょう。

先ほども書いた通り、STの場合、すでにファイナリストが公開されてるからこそ、その場で発表しても、誰もが「やった~!松本麗世ちゃんが受かった!」「るきゆなキター!」といった感じで、即座に反応できる。

だいたい、STのイベントに行く人なんて、そりゃ熱心なST読者であるのだから 、それぞれ自分なりの”推しファイナリスト”がいて当然。その推しが受かるかどうかで、一気に会場中が盛り上がるわけです。

ニコラの場合

他方、ニコラの場合はどうか。イベント会場で、もったいつけて「では、いよいよ今年のグランプリを発表します!」「27期の新モちゃんは、このコです!」。

―――で、おひろめされるのは、一般応募の新人ちゃん。

そりゃ会場中、みんなが「え?」「誰?」となるのは目に見えています。

受かるのは一般人

もちろん、芸能活動経験者や、子役出身、アイドル出身が受かることもあるんでしょうが、さすがにパッと見て誰もが名前を知ってる超有名人が受かるとは、到底思えません。

実際、去年の合格者である国本姫万里ちゃんを見て、その場で「わっ!資格マニアのスターダストのコだ!」。

松田美優ちゃんが紹介された瞬間、「わっ!南青山少女歌劇団のコだ!」と反応できるのは、よっぽどのマニア。少なくともニコ読の中には、ほとんどいないのではないでしょうか。

準備あってのイベント発表

だからこそ、何ら予備知識期のない状態の読者を集めて、いきなりイベントで合格発表を行うのは危険なのです。というか、無名のコをあえてイベントで晒す意味が無いのです。

そこはSTのように、事前にファイナリストを公開し、数々の動画で周知しつつ投票を呼びかけ、自然な形で読者に”推し”を作らせる。

その上で、集大成として夏のイベントで合格者を発表するからこそ、盛り上がるし、何より大きな意味があるのです。

おひろめは盛り上がる?

果たして、事前に何ら準備をしていない今のニコラに、誌面に先駆けイベントで合格者を発表する必要があるのでしょうか。

全く知らない、見ず知らずのコが「合格者です」とおひろめされた瞬間、イベント参加者たちは編集部の思惑通り、盛り上がるのでしょうか。

有料イベントという性質上、ライブ中継こそ無いようですが、少なくとも数日後にはニコラTVで「新モおひろめ」の部分は公開されますので、ぜひそこら辺に注目してみると、面白いかもしれません。