三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

イメモ・サプライズ事件簿

いめもさぷらいずどゆう

f:id:GYOPI:20210103004207p:plain:rightまだちょっと先になりますが、じょじょに2021年度のイメモが発表される時期が迫ってきました。

林芽亜里ちゃんたち現中3世代は、いったいどんな感じになるのでしょうか?

きょうは過去のイメモ配置で起こった「サプライズ」について整理した上で、今年のイメモ予想のポイントをまとめます。


サプライズとは?

サプライズの定義について、読者によって多々あるようですが、基本的に「誰もがイメモになると予想した大物が外れるパターン」と「とてもイメモに届かないようなコが抜擢されるパターン」に2分されます。

まあ、大物が落ちるからこそ、その抜けた穴に意外なコの抜擢があるわけで、言ってみれば両者は表裏一体。

ということで以下、過去に起こった読者驚愕のサプライズ事例を見ていきます。

参考:歴代イメモ一覧(過去5年分)

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歴代イメモ完全版

2018年度の場合

近年、最大のサプライズとされるのが2018年度のイメモ配置。初代ニコラ生徒会長に就任した川床明日香さんが、落選となったことです。

本人も「4年間頑張ってきたのに…と寂しくなった」「1年後、やっぱりアスカにイメモやらせるべきだったと言わせてやる」と語っているように、相当くやしかったよう。

実際、川床さんは生徒会長になるくらいですので、中3終わり時点での読者人気は世代トップクラス。

表紙回数も、最終的に同世代でトップとなる9回ということで、実績的には申し分なし。まさに、イメモから外れる理由が、皆無だったわけです。

大波乱

しかし、ふたを開けてみれば、川床さんはすべてのイメモから落選し、会長職の専任となりました。

当時のイメモ予想では、誰もが川床さんを3ブランドいずれかに入れていたため、ほぼ全員の予想が外れるという大波乱の結末。

ということで、この2018年のケースが大物落選サプライズの代表例となります。

2020年度の場合

大物落選パターンといえば、現高1(5G世代)の安村真奈ちゃんも同様のパターン。

中3の終わり、イメモが発表される直前。すでに真奈ちゃんの人気は、5Gでトップクラスとなっていたところ。

当時、持ち前のスタイルの良さはもちろん、プチ時代から培われたモデルとしての実力から、少なくともイメモは確定と見られていました。

ところが結果はといえば、役職はもちろん、イメモすら落選。真奈ちゃんは、まさかの完全無役となったのです。

編集部のミス

とはいえ、その後の真奈ちゃんがどうなったかは、みなさんご存じの通りです。

最後の最後、「晴れ着(2月号)⇒ピン(3月号)」と2号連続で表紙になったことで、奇跡の大逆転。真奈ちゃんこそが5G世代のトップであることが証明されることになりました。

それにしてもいま思えば、やっぱり真奈ちゃんをイメモにしなかったのは、編集部最大のミスといえそうです。

2019年度の場合

2019年度の白井杏奈ちゃんも、分類としては大物落選パターン。

なにしろ、中2でハワイ&初表紙、さらにはレピピブックまで経験したように、近年まれに見るエリートコースをまい進中だった杏奈ちゃんが落選したのですから。

ただし、上記2人のケースと決定的に異なるのは、それが自業自得であるということです。

自業自得

中3の秋、杏奈ちゃんは若干太ってしまったことで、すでに決まっていた表紙&巻頭特集を、別のコに差し替えられてしまいます。

同時に編集部から、マネージャーさんを伴っての呼び出しを食らい、そこで提案されたのがラストチャンスとしてのダイエット企画でした。

ところがところが、せっかく与えらえた3号連続のダイエット企画を終えた結果、まさかのプラス体重という。

その瞬間、杏奈ちゃんのイメモ&役職ナシが決定したわけですが、期待していた読者にとっては、まさに別の意味でサプライズといえるわけです。

2016年度の場合

続いては、意外な抜擢ケースも見ていきます。過去最大の抜擢といえば山本優奏さんに他なりません。

そもそも2017年度といえば、久間田琳加さんと鈴木美羽さんのツートップが圧倒的な存在感を放っており、注目は最後の3枠目に誰が滑り込むか。

で、結果的にラブトキのイメモに抜擢されが、山本さんだったのです。

表紙ゼロでイメモ

ここで、いったい何がサプライズかといえば、それはイメモ就任当時、山本さんの表紙回数がなんとゼロだったのです。

イメモが表紙未経験というのは前代未聞のこと。そんなわけで、就任時(高1の6月号)に表紙経験ナシというのは、後にも先にも山本さん、ただ1人となっています。

ただし、その後の山本さんはといえば、「YUKA+YOU」「ユカ's ファッションドリル」と、ピン連載を持つまでに成長し、個性派の人気モデルとして名を残しました。

2017年度の場合

青島妃菜さんがイメモになった2017年度も、意外な抜擢サプライズに分類されます。

当時の高1は、香音さんと清原果耶さんのツートップ。2016年同様、注目は3枠目に集まっていました。

で、そんな3枠目のラブトキを、同世代の中で最も遅く表紙になった青島さんが勝ち取ったのです。

小6合格で世代表紙最速の本命小林恵月さんでも、「おはガール」「ふわふわ」としてニコラを代表する王道アイドル中野あいみさんでもなく、最も後発の青島さんがイメモになったことは、当時の読者に驚きをもって受け止められました。

5年連続でサプライズ

こうしてみると、2016年が山本さん抜擢。2017年が青島さん抜擢。2018年が川床さん落選。

2019年が杏奈ちゃん落選&藤本リリーちゃん抜擢。そして2020年が真奈ちゃん落選。

少なくともここのところ5年連続で、読者人気1位、2位、3位の3人が、そっくりそのまま順当にイメモに収まったことは1度たりともないのです。

編集部の意地

その心は、多少は「先見の明・青田買い」「日の当たらない真の実力者の抜擢」といった面が無くもないですが、大部分を占めるのは「読者の予想通りの結果にしてやるもんか!」という編集部の意地。

もはや、毎年必ず1枠はサプライズを潜ませてくることが恒例になっていて、それこそが予想を難しくしている最大の要因といえるのです。

必ずサプライズがある

ということで、5年続いてきたからには、今年のイメモ配置にも、必ずサプライズがある。

要は、「めあここむーちょ」の上位3人でキッチリ硬く収まることは絶対にないということです。

あとは、上位陣から誰を外して、代わりにサプライズ枠として誰を加えるか。この”出し入れ”こそが、今年のイメモ予想の最大のポイントとなりそうです。