三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

地味に変わった!ニコラオーデの応募資格

応募資格

f:id:GYOPI:20200322030931p:plain:rightニコラ6月号に掲載された近藤結良ちゃんのオーデ体験マンガの2コマ目。

「小4:身長×|年齢×」「小5:身長×|年齢◎」「小6:身長◎|年齢◎」とあるのを見て、ちょっとでも違和感を感じた人は、かなり詳しいニコ読さんです。

ということで今日は、現在応募受付中の第24回オーデから実はヒッソリ変わった応募資格について解説します。


漫画家さんのミス?

違和感の正体は、応募資格。この点につき最初は「もしかして漫画家さんのミス?」と思い、改めて6月号11ページに書いてある応募条件を確認してみました。

するとこんな感じ。決して漫画家さんのミスではなく、実際に今年から応募資格が変更されていることが分かりました。

では、ここで問題です。今年のルールは、去年までのルールと比較して、いったいどこが変わったでしょうか?

今年の応募資格

10歳(小5)から15歳(中3)
身長150㎝以上
応募時に芸能事務所に所属していない
国籍・居住地は問わず


去年までの応募資格

10歳から15歳(中3)
身長150㎝以上
応募時に芸能事務所に所属していない
国籍・居住地は問わず


答え合わせ

そういえば、去年の第23回オーデでは、現に事務所に所属した状態で応募したうえ、最終合格までしてしまったコがいたような気もしますが、そこは今日のテーマとは無関係なので、また別の機会に。

ということで、変更点はただ1点。これまで「10歳から15歳(中3)」だったのが、今年からは「10歳(小5)から15歳(中3)」になったのです。

変わった意味

たかが「カッコ」が入っただけ。たかが「学年」が入っただけじゃないか。

実際、その通りなわけですが、いま手元で確認できる範囲でいうと、少なくとも2009年の第13回オーデ以来、最年長の応募可能ラインは「15歳(中3)」と学年指定があるのに、それこそ10年以上もの間、ずっとずっとずっと最年少の応募可能ラインは学年指定ナシで「10歳」だったのです。

では、この変更により何が変わるのか。カッコ内に学年表記が追加されたことは、どんな意味を持つのか見ていきます。

小4で応募できるコ・できないコ

ちょっと考えてみて下さい。たとえば、この4月から新たに小4になったコがいるとします。

そのコが10歳になるのは、すでに今年の誕生日が過ぎている4月生まれである場合を除き、来年3月までの間に来る、次の誕生日を迎えたときです。

ということは、これまでのルールは「応募時点で10歳」ですので、たとえ現小4でも、4月から6月までに誕生日が来るコは、すでに応募するときに10歳に達していますので、応募可能だったということです。

一方、小4は小4でも、誕生日が7月以降の場合、6月下旬の締め切り日にはまだ9歳ですので、応募は不可能だったのです。

最年少ラインの統一

こうして、これまでのルールだと、同じ小4であるにも関わらず、誕生日の早い・遅いによって、応募できるコとできないコが出てきてしまっていたわけです。

で、今回。そういった誕生日による不公平をなくすべく、新たに応募資格の年齢にカッコで「小5」を追加。これにより、一律で小4は応募できないことになりました。

実例ゼロ

でも実際問題、この改正により、いったいどれくらいの人が影響を受けることになるのでしょうか。そもそもそも、小4で応募する人はどれくらいいるのでしょうか。

この点、1998年の第1回オーデから、2019年の第23回オーデまで、過去23回行われてきたニコラモデルオーディションの合格者は全部で111人。

うち、最年少合格は吉岡優奈ちゃんや組橋星奈ちゃんたちに代表される小5ということで、小4合格の実績はゼロ。

であるなら、現に小4で受かったコが過去1人もいないのだから、新たに一律で小4を応募不可としても、影響はほぼないとみてよさそうです。

すっきりした

ようるすに、見逃せない不公平をなくすためとか、誰に影響がある云々ではなく、単に、現状に合わせた形式上のルール変更ということで、取るに足らない改正といえばその通り。

編集部からも、「応募資格が変ったよ~」「小4はNGだよ~」と、取り立ててアナウンスされなかったのも当然といえば当然のことかもしれません。

それでも、生まれた年月によって、同じ小4でも応募できる人とできない人が出てしまうという、あいまいだった最年少の応募可能ラインが整理されたのは良かったこと。

細かい点ではありますが、もともとあった「上限は"15歳でも高1はダメ"」と対になる規定として、「下限は"10歳でも小4はダメ"」の新設で、ルールがすっきりしたといえそうです。