通巻記念号
そこそこ古いニコ読さんの中には、「次が通巻300号のはず」と思っている人も多いかもしれません。
ですが、ニコラ11月号巻末にある次号予告のどこを見ても、「12月号は300号記念!」といった文字が見当たりません。
さてさて、これはどういうことなのでしょうか。今日は歴代ニコラの通巻記念号に関するお話です。
通巻とは?
そもそも通巻とは、創刊号を1冊目とし、そこから現在が何冊目に当たるかを表す数字です。
通巻100号なら創刊100冊目。通巻200号なら200冊目といった感じ。
で、通巻300号なら、それは記念すべきニコラ発行300冊目ということになるわけです。
歴代通巻記念号
ちなみに、その通巻に関して、ニコラで大々的にお祝いされたのは100号記念が最初。
以後は50刻みで、150号記念、200号記念、250号記念と続きます。
そんな記念号には、表紙回数11回を誇る当時のエース高屋敷綾乃さんの通巻100号から、2019年の会長&副会長コンビマホカナの通巻250号まで、それぞれ表紙の真ん中付近にデカデカと「100」「150」「200」「250」の文字が入っていることが分かると思います。
50刻みパターン
では、冒頭も書きましたが、なぜニコラに詳しい人に限って2023年12月号が通巻300号と誤解する人が多いのでしょうか。
それは、「50冊=4年+2冊」パターンがあるからです。
そこで以下に示す「過去の記念号の発行年月一覧」を見て下さい。
通巻記念号
記念 | 年 | 月号 | 間隔 |
---|---|---|---|
通巻100号 | 2007年 | 04月号 | ↓ 4年+2カ月 |
通巻150号 | 2011年 | 06月号 | ↓ 4年+2カ月 |
通巻200号 | 2015年 | 08月号 | ↓ 4年+2カ月 |
通巻250号 | 2019年 | 10月号 | ↓ 4年+2カ月 |
通巻300号 | 2023年 | 12月号 | ?????? |
4年と2カ月後
当たり前のことではありますが、50冊後というのは、4年と2カ月後になります。
で、前回の通巻250号が2019年の10月号であったので、当然ながら300号は、そこに4年(48冊)プラス2カ月(2冊)。つまり、2023年の12月号であるはずです。
なのに、肝心の12月号の予告文に、「300号記念」のお知らせが入っていない。これはどういうことでしょうか。
落とし穴
実はここに、多くの人が見落としがちな「ちょっとした落とし穴」があったりします。
それが何かといえば、コロナ禍におけるニコラの休刊です。
ニコ読歴の長い人ならご存じの通り2020年7月号は発行されなかったのです。
コトの真相
ということで、お分かりいただけたでしょうか。
休刊した1冊分が足りなくなるので、本来なら通巻300号であるべき2023年12月号は299号なのです。
よって、記念すべき通巻300号は1冊遅れの2024年1月号となるため、今回の次号予告で一切お知らせがなかったというわけです。