三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

【伝統破壊】そして記念号は無くなった

創刊300号

知る人ぞ知る、いま発売中のニコラ2024年1・2月合併号は、実は創刊号から数えて記念すべき300冊目だったりします。

にもかかわらず、誌面ではそのことについて一言も触れられてません。

そこで今日は、記念号企画を晴れ着表紙共々ぶっ潰した編集部の意図について、改めて考えます。


300冊目である証明

まずは、合併号が本当に創刊300号なのか。その証拠から見ていきます。

うちのサイトで2カ月ほど前に書いた、以下の「300号検証」では、前回の記念号から一冊ずつ数え、ちょうど合併号が300冊目に当たることを証明しました。


完全無視

その上で、12月号巻末の次号予告に300号記念の告知が無いことから、「合併号の誌面で、ひっそりとお祝いすることになる」と予想したわけです。

しかし、現実はどうだったか。本来、300号である1・2月合併号を手に取った人はお分かりの通り、「ひっそり」どころか、最初に書いたように300冊目であることに一言も触れられていないのです。

まるで、創刊300号という記念すべき号でないかのごとく、完全に無視されてしまいました。

過去の事例

もちろん、区切りとなる記念号を、過去も同じように無視していたのなら、あえてここで文句をつけるべきことではありません。

nicola (ニコラ) 2007年 04月号 [雑誌]しかし、右の通り創刊100号記念(2007年4月号)では、当時のトップモデルである高屋敷彩乃さんのピン表紙で、真ん中に大きく目立つ「100!!」の文字。

nicola(ニコラ) 2015年 08 月号 [雑誌]200号記念(2015年8月号)では、高嶋芙佳さんのピン表紙で、これまた同じように金色で「祝200号!」の文字が入っています。


高⇒高⇒高

であれば当然、今回の300号でも高橋快空ちゃんのピン表紙で、「祝300!」と大々的に祝ってしかるべきだったのです。

そうすれば、屋敷⇒嶋⇒橋と、100号⇒200号⇒300号の表紙をそれぞれ【高】の名字のエースによるピンで引き継ぐ奇跡だって達成できたのです。(あまり本質と関係ないですが)

伝統破壊

ともかくこうして、100号⇒200号と記念号を続けてきたところ、それを突然300号でやらないという手はありません。

ここで止めるのは明らかに不自然だし、完全な伝統破壊です。

ちなみに、「伝統破壊」と聞いてニコ読がすぐに思い浮かぶのが、晴れ着表紙の廃止ではないでしょうか。

以下は、去年の11月に書いたものですが、ニコラでは17年続いて来た伝統の晴れ着表紙が、今年から無くなりました。


真の意図

ということで、1月号と2月号を合併号した編集部の真の意図は、(1)晴れ着をつぶすと同時に、その混乱に乗じて(2)300号記念もうやむやにすることだった。

その心は、金のかかることや、めんどくさい企画は極力避けるという編集部の方針

こうして、馬場体制の現編集部は、古くからのに読者が楽しみにしている企画を、ことごとく潰しにかかっているのです。

節約路線

でも、果たしてこの節約路線は、本当に読者に受け入れられるのでしょうか。

晴れ着にせよ記念号にせよ、お祝いすべき時は、多少お金がかかっても、また、手間がかかっても、そこは豪華に祝うできではないか。

ちまちま節約して、いったい何が残るのか。読者から楽しみを奪うことで、結果的にむしろより大きな損失を生んでしまっているのではないか。

結論

繰り返しになりますが、創刊100号から17年も続いてきた記念号の伝統を、さらには、同じく2007年2月号から17年続いて来た晴れ着表紙の伝統を、たかが一編集長の判断で断ち切ってホントに良かったのか。

馬場編集長によるこの節約路線によって、部数が回復するのか。それとも紙休刊⇒WEB化に突き進むのか。結果は、案外近いうちに見えてくるかもしれません。