三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

卒モ全員表紙が持つ真の意味

f:id:GYOPI:20210824033044p:plain:w35表紙予想(中編)

f:id:GYOPI:20220118025359p:plain:right:w115きのうの表紙予想前編に、ちょっと書き残したコトあるので、補足しておきます。

さてさて、卒業号での卒モによる全員表紙の意味って何だと思いますか。

卒業の記念? 思い出づくり? お別れのあいさつ? ―― いえいえ、全て違います。

実は、全員表紙の”真の意味”は、もっと別のところにあるのです。


f:id:GYOPI:20210824033044p:plain:w35ご褒美

卒業表紙のホントのところは、ズバリ「全員に表紙を経験させてあげること」です。

ニコモになって、卒業まで頑張ったことへのご褒美として、たとえどんな不人気モであっても、必ず1度は表紙に出してあげる。

その機会こそが、ニコモとして最後の登場となる卒業号というわけです。

f:id:GYOPI:20210824033044p:plain:w35データの見方

では、以下の一覧を見て下さい。これは、過去10年分の全ての卒モにつき、最終的な表紙回数をまとめたものです。

並びは卒業年度ごと。それぞれ名前の後ろの「カッコ内の数字」が表紙回数を表します。

なお、名前が緑色で表記されている高田凛ちゃん、オルトン花菜ベティさん、笠井海夏子さんの3人は、ニコモ中退(自己都合による早期卒業)であり、卒業号への登場が無いため、”ご褒美”の対象にはなりません。

f:id:GYOPI:20210824033044p:plain:w35歴代卒モ表紙回数

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f:id:GYOPI:20210824033044p:plain:w35全員が表紙1回以上

パッと見て気づくのは、表紙ゼロのコが1人もいないということではないでしょうか(中退組を除く)。

だいたい、各学年に1人くらいは、とても表紙に出せないような、びっくりするくらいの不人気モがいてもおかしくないはずです。

なのにこうして、全員が表紙1回以上となっているのです。なぜか?

f:id:GYOPI:20210824033044p:plain:w35全員表紙=救済

その答えこそ、卒モ全員表紙があるからに他なりません。

つまり、恒例の卒業表紙というのは、すべてのニコモを対象に、ニコラ卒業する際、最終的に表紙ゼロで終わらせないための救済というわけです。

この制度があるから、誰でも最低1回以上、表紙を経験できることになっているのです。

f:id:GYOPI:20210824033044p:plain:w35当てはめ

それではこれを、今年の卒モである林芽亜里ちゃんたちの世代に当てはめて考えます。

すると、前回の「根拠3:二度は無い」でも確認した通り、すでに去年の9月号にて05line9人表紙を実施済みなのです。

要は、現時点で世代全員が表紙1回以上を済ませているということで、もはや卒業号における”救済”の必要がないのです。

f:id:GYOPI:20210824033044p:plain:w35根拠4:救済不要

あえて全員表紙をやる必要がなくなったのなら、表紙の人選は完全に編集長のフリーハンド。

これまた、卒モ全員表紙を否定する強力な根拠となり得るのです。

ということで、前編で示した根拠1(編集方針)根拠2(二度は無い)根拠3(表紙衣装)に加えて、新たに根拠4(救済不要)を追加した上で、具体的に4月号の表紙モデルを予想する後編に続きます。