三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

今年の書類通過者が大幅に減ると予想できる理由

ニコモになる方法

f:id:GYOPI:20210207023542p:plain:right短期集中連載「ニコラのモデルになる方法」シリーズの第4回目です。

前回のテーマは「応募総数と合格率」ということで、毎年毎年1万人を超える応募があることが確認できました。

では、最初の関門となる書類審査(1次審査)は、いったい何人が通過するのでしょうか。今日は、1次、2次、最終へと進むことのできる具体的な人数を見ていきます。


データの内容

以下に示す一覧は、ニコラのモデルオーディションの詳しい実施データです。

過去10年分につき、年度別に「応募総数」「1次通過者」「2次通過者」「最終合格者」をまとめました。

応募総数と最終合格者については、誌面やネット上など様々な場で確認できますが、1次通過者と2次通過者の人数まで出しているサイトは、意外と少ないはずです。

オーデ実施データ(過去10年)

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通過枠・合格枠は決まっている

1次審査、2次審査を通過する人数と、最終合格者の人数は、この通りです。

よく編集部が、「何人通過するかは決まってない」「何人合格するかは決まってない」などと言っていますが、実際そんなことはありません。

それぞれの審査の通過者数や最終合格者数は、毎年必ず一定の枠内に収まっていることが分かると思います。

通過枠・合格枠

具体的には、書類審査の通過者が60人から70人。2次審査の通過者は20人前後。そして、最終的な合格者が4人から6人といったところです。

ということで、全体的な数字が見えてきたところで、以下、今日のテーマである書類通過者にポイントを絞ってみていきます。

書類合格が大幅増

f:id:GYOPI:20210518023152p:plain:right右の一覧は、オーデ実施データの表から「1次通過者」を抜き出したものです。

過去10年で見ると、50台だった回や70台だった回もありますが、特にここ5年の傾向としては60台後半に集中。65人から69人が書類を通過していました。

ところが去年。その傾向が一変します。高橋快空ちゃんたちが受かった2020年は、突然87人と、オーデ史上最多となる人数が書類を通過したのです。

果たして、書類審査は受かりやすくなったのでしょうか。この傾向は今後も続き、今年も90人前後が通過することになるのでしょうか。

大幅増の理由

この点、去年の書類審査の通過者が多くなった理由は明白で、それは2次審査が全国4会場に分散して実施されることになったためです。

過去のオーデでは、2次審査は東京会場限定で実施され、日程も1日限りで行われていました。

それが去年は、コロナ対策として密を避けるため、2次審査の会場を東京の他、関西、東北、中部に設置。日程もずらして実施されたのです。

コロナの状況次第

こうして、1日限りの日程、かつ、1つだけの会場で、書類通過者70人前後をまとめて審査していたこれまでより余裕ができたことから、去年に限っては大幅に増加したというわけです。

であれば、今年の1次通過者が例年並みの60台後半に戻るのか、それとも去年同様に80代後半まで伸びるのかは、ひとえにコロナの収束状況次第といえそうです。

今年の2次は東京のみ

ただし、ニコラ6月号の募集要項を見てみると、「2次審査@東京会場」となっています。

編集部としては、東京1か所の通常パターンを想定しているということで、となると書類通過者数も例年通り60台後半に戻ると予想できますが、一方で、同じ要項にある2次審査の面接人数について「2人から3人のグループ」となっている点は見逃せません。

グループ人数が半減

実は、過去の2次審査の面接は、各年の募集要項で「4人から5人のグループ」とされていて、事実その通りに行われてきたのです。

ということは、今年はコロナ対策のため、面接のグループ分けの人数が半減するということで、これを1日限り&東京会場1か所限定に当てはめるとどうなるか。

今年の書類通過は大幅減?

当然、時間的&場所的な制約から、去年とは真逆に、書類審査の通過者が例年より大幅に絞り込まれることになるはずです。

なお、このままコロナの状況が改善せず、去年同様に全国各地で2次審査が実施されることになるなら、そこはまた去年並みとなる90人前後が書類を通過することなると予想できます。