◆事務所オーデ
セブンティーン2月号の予告ページにて、次号で事務所オーデによる新モ加入があることが発表されました。
すると、これにさっそく反応したのがニコ読さんたち。密かに「黒坂莉那ちゃんたち2020年卒業世代の誰かでは?」と話題になっています。
ということで今日は、セブンティーン3月号の事務所オーデ加入について考えます。
◆ニコラ⇒STコース
そもそも、この時期に新モ加入があると聞けば、それは「ニコラ卒業生ではないか」と話題になるの当然といえば当然です。
なにしろ、2010年加入の西内まりやさんを皮切りに、その後は2013年加入の古畑星夏さんから2019年加入の秋田汐梨さんまで、実に7年連続で「ニコラ卒⇒ST行き」が誕生しているのですから。
◆7度あることは8度ある
ということで、7年も続いたなら、あえてここで途切れる理由がない。そんなわけで、2020年も当然に莉那ちゃんたち卒業生の中から、ST行きが誕生すると思われていたわけです。
ところが、生徒会長だった莉那ちゃんが、大学進学のため学業専念を理由に芸能活動休止を発表。
2番手青井乃乃ちゃんは乃乃ちゃんで、月に1,2度ゆる~くSNSを更新するくらいで、開店休業状態。
◆弾が無い
それでは実力派藤本リリーちゃんはといえば、専属ではないものの現在は「JELLY」にモデルとして登場中。
以上、2019年度イメモ3人の現状を見るにつけ、要は、たとえST行きの枠はあったとしても、肝心の適格者がいない状態だったのです。
◆新たな候補
そうこうするうち、去年の年末。いよいよ「2020年ニコラ卒モのST行きは無かったか…」と思われたところ、飛び込んできたのが冒頭のニュースでした。
もちろん、すでに書いたように世代の上位3人はさすがに無理っぽい感じですが、ここにきて意外なところから候補が登場。
まさに絶妙のタイミングで、副会長だった濵尾咲綺ちゃんが、念願のインスタを開設したのです。
◆実現性は?
なんといっても、2020年卒業世代からのST行きゼロ確定!?の状態から、誌面で新モ加入の告知があったうえで、この展開です。ニコ読が飛びつかない訳がありません。
もちろん加入となれば、それは喜ばしいことではありますが、では、咲綺ちゃんST加入の実現性はどのくらいあるのでしょうか。
以下、セブンティーンの事務所オーデについて整理します。
◆年表の見方
まずは、次に示す年表を見て下さい。これはセブンティーンに新モが入った「時期(月号)」と、それぞれの「加入手段」をまとめたものです。
ここから、STモになるためには「事務所オーデ」「ニコラ卒業生枠」「ミスST」の3パターンがあることが分かります。
で、今回。もちろん注目すべきは、一番左の列にある事務所オーデとなります。
◆ST新モ加入年表
◆事務所オーデ休止
こうしてみると、セブンティーンにおいて、実は3月号加入というのは、意外なケースでも、コロナの影響による例外的な補充でも何でもなく、フツーに行われてきている行事であることが分かります。
それがたまたま、2019年&2020年と、ここ2年間だけ連続で止まっていたに過ぎません。
しかも、止まっていた理由も明白で、ようはミスセブンティーンによる大量採用が原因です。
上の「ミスST採用」欄を見ると、2018年が6人、2019年が4人と過去最多クラスになっているように、あえてミスST直後となる3月号で補充する必要性がなかったわけです。
◆事務所オーデ再開
対して、去年のミスST2020では、合格者が藤村木音ちゃん、入江美沙希ちゃん、秋本レイラニさんの3人だけ。
例年に比べ半減したため、「それじゃあ久々に事務所オーデでもやってみるか」と編集部が重い腰を上げ、実施に至ったと解釈できます。
では、3年ぶりに再開となったこの年明け早々の事務所オーデ採用枠に、ニコラ卒業生が入る可能性はどのくらいあるのでしょうか。ちょっと、上の年表中の赤色で囲った、過去の3月採用枠を見て下さい。
◆ニコラ枠は夏限定
結論から言えば、3月号でのニコラ卒モ枠での加入は絶望的。過去1度たりとも実績がないのです。
そもそも、ここ(3月号加入)は、前回の紺野彩夏さん、前々回の岡本莉音さんのように、ミスSTの敗者復活枠。
もしくは、アンジュルムの佐々木莉佳子さん、x21の末永真唯さんといったアイドル系が中心です。
◆可能性はゼロ?
だいたい、卒業を前にニコラ組はほぼ全員が編集部で面接するということで、その選考はとうに終わっているのかもしれません。
加えて、ニコラでの実績として、最低でもイメモ&ピン表紙経験が必要とされています。
よって、この時期に咲綺ちゃんが、世代を代表して卒モ枠として加入する可能性は、ほぼゼロといえそうです。
◆黒崎さんのケース
ですが、実はまだ残されたもう1つの道があります。それが、2014年加入の黒崎レイナさん方式です。
黒崎さんのニコラでの実績は、イメモ&役職ナシ、表紙1回という散々なもの。
ちなみに、黒崎さんの年度のニコラ卒モ枠は、岡本夏美さん(副会長&ラブトキイメモ、表紙7回)となります。
では、そんな黒崎さんがなぜSTに加入できたのか。それは、ニコラ時代の名声に頼らず、純粋な事務所オーデに、実力で合格したからに他なりません。
◆一発逆転
そうすると、副会長のみでイメモ無し、表紙4回という実績から、ニコラ枠での採用が到底望めない咲綺ちゃんにも、ST行きの芽が出てきます。
もしも一発逆転があるとしたら、それは黒崎さんのように通常の事務所オーデに合格すること(したこと)。
けっこうな難関かもしれませんが、3月号で咲綺ちゃんがSTデビューするとしたら、この道しかありません。