◆事務所を比較
ニコモの所属事務所について、単純に”所属人数”でみると、ここ数年ではレプロが、現役モに限るとエイベックスが1番多くなっています。
では、”質”の面はどうでしょう。具体的には、どれだけ人気モが所属しているか。どれだけ生徒会長やイメモを輩出しているかがポイントです。
ということで今日は、ニコラにおいてどこの事務所が強いのか。各事務所ごとに、役職ポストの獲得実績を比較してみます。
◆歴代イメモ&役職一覧(過去5年分)
◆一覧の見方
上に示した歴代イメモ&役職一覧は、「各年ごとに高1が3大ブランドのイメモを1期1年担当する」という現在の形が定着した2015年度以降、過去5年分のイメモと役職の一覧です。
名前の下のカッコ内には、それぞれ当時の所属事務所名が入っています。
役職については、2017年度までは部長と副部長。2018年度は生徒会長のみ。2019年度は生徒会長と副会長になります。
◆ポストは24
イメモが「各3ブランド×5年分」で15ポスト。役職は「部長&副部×4年分」+「会長のみ1年分」で9ポスト。合計すると24のポストがあります。
それぞれ兼任が可能で、実際、役職持ちの専任は2018年度の会長川床明日香ちゃん&2019年度の副会長濵尾咲綺ちゃんの2人だけ。それ以外は、全てイメモと掛け持ちしています。
ということで、これら全24ポストについて、事務所別の獲得状況をまとめるとこんな感じとなります。
◆ポスト獲得ランキング
順位 | 事務所名 | 合計 | 役職 | イメモ |
---|---|---|---|---|
1位 | アミューズ | |||
2位 | レプロ | |||
3位 | スターダスト | |||
4位 | オスカー | |||
〃 | エイジア | |||
6位 | トップコート |
◆イメモ&役職一覧(事務所別に色付け)
◆アミューズ最強
もう、完全にアミューズの独壇場。先月の新モ事務所予想2019において、「アミューズに所属できたコが勝ち組」「同期の期待値ナンバーワンがアミューズに配置される」と書いた理由が分かってもらえると思います。
とにかく、中村里帆さんにはじまり、鈴木美羽さん、清原果耶さん、そして明日香ちゃんと、4年連続で順番に副部長、部長、副部長、生徒会長を輩出。
さらに現役では、生徒会の役職こそ逃したものの、青井乃乃ちゃん&藤本林花美愛ちゃんがアミューズ所属として、イメモをダブル獲得しています。
こうしてとにかく過去5年、全ての年度において、アミューズ所属者が何かしらのポストについているのです。
◆最上位事務所
しかも何よりすごいのが、この中で事務所オーデによる加入が清原さんだけという点です。
清原さん以外のポスト獲得者であるその他6人は、すべて一般読者としてニコラのオーデに応募したコ。
まさにアミューズによる、将来活躍するコを見い出す先見性&育成力のたまものであり、同事務所がニコラにおける最上位事務所とされるのも、このためです。
◆レプロ&スターダスト
一方、ニコラ3大事務所とされるアミューズ以外の2つ。レプロとスターダストはどうでしょう。
アミューズの計10ポストには到底及びませんが、前者が5ポスト、後者が同4ポストということで、一見するとこの2事務所は拮抗しているようにも思えます。
ところが、出自に注目すると、さあ大変。レプロは全員がオーデ出身であるのに対し、スターダストのオーデ出身は秋田汐梨ちゃん1人だけ。
当然ながら、永野芽郁さんも香音ちゃんも、いずれも、小さいころからスターダストに所属して芸能活動をやっていたニコプチ進級組となります。
ということで、前回の「新モの事務所配置を読み解く」で書いた通り、オーデ生え抜き組の実績に限れば、圧倒的にレプロが優位ということになります。
◆最大勢力エイベックスは?
続いては、現役5人を擁する2019年度ニコラの最大勢力、エイベックスについて見ていきます。
たしかにエイベックスは、所属ニコモの数こそ多いですが、質の面ではやや疑問。だいたい、過去5年のイメモ・役職一覧らも明らかな通り、なんとその実績はゼロ。
もちろん、高1の草野星華ちゃんが、今年度の役職ポストから外れただけ。その他4人は中学生ですので、いわば「これからの事務所」といえます。
◆躍進の可能性
実際、安村真奈ちゃん&高田凛ちゃんといった中3は、多分にニコプチ進級頼みではありますが、中2は池未来実ちゃん、中1は新モ河村果歩ちゃんとオーデ組が控えていているので、流れとしてはいい感じ。
来年度は、少なくとも真奈ちゃんでイメモ1枠が確定。上手くいけば、凛ちゃんも加えて2枠のイメモポストを獲得できそうで、一気にスターダスト取って代わり、3大事務所の仲間入りとなるかもしれません。
◆事務勢力の再編
以上みてきた通り、現状アミューズの圧勝。2番手レプロ。3番手は現状スターダストですが、エイベックスがこれに並んでくる勢いです。
その他、若林真帆ちゃんによって2020度の生徒会長&イメモの2ポスト獲得が確定的なエヴァーグリーンは、2021年度もニコモきっての優等生キャラ広瀬まのかちゃんが、2022年度には新モとして史上類を見ない倒的な支持を受ける田中南ちゃんが控えていて、こちらも上位争いに加わってきそう。
◆3大事務所から5大事務所へ
ということで結論です。アミューズ、レプロ、スターダストが鼎立するニコラ3大事務所体制はもはや崩壊寸前。
今後は、将来のトップモデル候補組橋星奈ちゃんのアミューズを頂点として、2番手レプロ、3番手としてエイベックス、スターダスト、エヴァーグリーンが拮抗する5大事務所体制になっていくのではないでしょうか。