◆ST行き予想#1
ここ数年、その年のニコラ卒業生が、直後にセブンティーンの専属モデルとして加入するケースが、すっかり定着しました。
去年の場合、永野芽郁さんの加入発表が、ちょうど今ごろだったのも記憶に新しいところであり、となれば今年もタイミング的にそろそろの時期。
ということで、本格的に「ST移籍予想2017」です。まずは、具体的な予想に入る前に、その前提知識として、過去5年分のセブンティーン新モ加入状況を整理しつつ、ニコラ出身者の加入時期について確認します。
◆ST新モ加入年表
◆一覧の見方
上の表は、過去5年の間にセブンティーンに新しく加入したモデルさんにつき、その加入月号を一覧にまとめたものです。
タテ軸が「年」で、ヨコ軸が「月号」。特に月号は、加入のあった号のみ表記しています。また、名前の下に雑誌マークがある場合、直前まで所属していた出身雑誌を表します。
◆非オーデの構成比
こうしてみると、過去5年の間にセブンティーンに加入した新モは、"幻のSTモ"とされる春美エレナさん含め全部で30人。
中でも10月号に17人が集中しているわけですが、これはオーディション合格(ミスST)による加入。残る13人が、事務所オーデや顔みせによる加入となります。
では、その13人の内訳はどうなっているでしょうか。すると、ミスSTオーデ以外で加入した13人には、それまで専属モデルの経験のない人が4人。残りの9人が他誌移籍組となっています。
続けてさらに移籍組の構成を見ていきます。移籍組9人中、永野さんをはじめとするピンクで囲んだニコラ出身が6人。水色で囲んだピチレモン出身(休刊)が佐々木莉佳子ちゃんと江野沢愛美ちゃんの2人。そして、下村実生さんがCUTiE出身(休刊)です。
◆ニコラほぼ独占
たしかに、ピチレが休刊してしまったという事情もありますが、それでも2013年から4年連続で合計6人もセブンティーン行きを輩出するニコラの存在は突出。
まさにセブンティーンは、ニコラ卒業生にとって最大の受け入れ先として定着すると同時に、飯豊まりえさん、岡本夏美さん、永野さんらに見るように、モデルとしてだけでなく、女優としてもさらなるステップアップを目指す上での定番コースとして確立したといえます。
◆時期に注目
ここまで見てきて、毎年必ずニコラ出身者が加入するのは分かりましたが、加入する時期は具体的にいつになるのでしょうか。
この点、明らかに1つのパターンがあることが分かります。2014年の顔みせ加入だった藤麻理亜さんを除けば、なんと残り5人全員が9月号加入となっているのです。
これは、5月号でニコラ卒業したところ、その直後となる6月号や7月号では、あまりに早すぎる。節操がなさ過ぎる。
一方で、ほどよい時期となる次の8月号では、一大企画「ミスSTファイナリスト発表」があり、次の次となる10月号では、その最終合格発表がある。
そこで、オーデ外による新モ加入時期としては、一連のミスST企画の谷間となる9月号しかないという仕組みです。