◆歴代上位20発表!
ピチレモンが休刊となって1ヶ月。いつもなら、最新号表紙速報や表紙回数ランキングを発表している時期となりました。
しかし、もう新しいピチレは出ません。そこで今日は、一区切りとなったことですし、これまでの全期間を対象としたピチモの表紙回数ランキングを出してみます。
ピチレの表紙が、イラストから人(ピチモ)になったのは1995年からですが、とりあえずは、自前の専属モデルオーディションがスタートし、他誌との掛け持ちが無くなった2000年代以降*1の通算回数となります。
なお、以下のランキング表中にあるカッコ内のデータは、それぞれ「卒業年次」と「卒業時の学年」です。
◆ピチレモン表紙回数(確定版)
1位)志田友美 28回 ('13卒 / 高2) 福原遥 28回 ('15卒 / 高2) 3位)江野沢愛美 24回 ('13卒 / 高2) 4位)前田希美 23回 ('10卒 / 高2) 壁谷明音 23回 ('07卒 / 高2) 関根莉子 23回 ('15卒 / 高2) 7位)黒田瑞貴 16回 ('10卒 / 高1) 8位)清野菜名 13回 ('11卒 / 高2) 吹田祐実 13回 ('08卒 / 中3) 右手愛美 13回 ('06卒 / 高卒) 11位) 大沢あかね 11回 ('04卒 / 高卒) 12位) 占部佑季 09回 ('08卒 / 高2) 佐久間信子 09回 ('06卒 / 高3) 14位) 長崎すみれ 08回 ('14卒 / 高2) 山口乃々華 08回 ('14卒 / 高2) 優希美青 08回 ('15卒 / 高1) 17位) 上白石萌歌 07回 ('15卒 / 高1) 山田朱莉 07回 ('13卒 / 高2) 森高愛 07回 ('14卒 / 高2)
◆トップ3
志田友美ちゃん&福原遥ちゃんが28回の同数で1位となったのは、すでに先月の日記「ナンバーワンピチモ決定戦!」で書いていますので省略。(⇒参考:ゆうみんvsはるん)
続いて単独3位となる24回が、歴代ピチモ卒業生として、ただ1人セブンティーンに行った江野沢愛美ちゃん。
こうしてみると、案外2014年前後の「りこはる時代」以上に、2012年前後の「まなゆう時代」こそが、ピチレの最も輝いていた時期だったのかもしれません。
◆同率4位
4位となる23回では3人が並びます。現在ポップティーンで活躍し、実質ナンバーワンピチモとの呼び声も高い前田希美さん、おなじみ関根莉子ちゃん、そして2007年卒業の壁谷明音さん。
ただし、この中での注目は壁谷さん。なんといっても、上位は8位までが、2010年以降の卒業生ばかりであるのに対し、2007年という古い時期卒業生として、ただ1人の入賞です。
ということで、ここでちょっと表紙の「軽さ」「インフレ化」に関するコラムです。
◆コラム1:表紙の価値
ランキングを見ると、表紙回数20回を超えるピチモ卒業生のうち、2010年前に卒業したのは壁谷さんだけ。残りは全て2010年以降、とくに2013年と2015年に集中していることが分かります。
ではどうして、最近になって表紙回数が増えたのでしょうか。新しくなるにつれ、表紙回数が多くなる傾向にあるのでしょうか。
もちろん、「編集部による強引な推し」「意図的なエース製造」といった面があることは否(いな)めません。
しかし、それ以上に専属モデルの「定数」が大きな理由となっています。実際、ピチレの歴史で現役枠が最多となったのが2003年前後で、なんとその数54人。
休刊時こそ29人ですが、それは直前のオーデで6人、さらにそのすぐ後に非オーデで2人を加えての数字であり、2015年4月時点ではたった22人と過去最少を記録していたところ*2。
つまり、ピチレが30万部を誇りニコラに大差をつけ1位だった10年前の全盛期と比べ、ここ数年の現役定数はギリギリ4割といった状態なのです。
となると、専属モデルが50人以上もいる中で人気が出て、表紙になる確率と、20人のそれとでは、明らかに後者の方が有利なのは言うまでもありません。
壁谷さん時代と、最新りこはる時代とでは、モデル間における競争率が違います。表紙の重さ・価値が違うわけで、その観点から見ると、2000年代の卒業生でランキングに入賞しているモデルさんは、さすがに人気と実力を備えた、それぞれの現役時代を代表する真のエースといえそうです。
なお、14位以下には、全て最近の卒業生の名前が並んでいるわけですが、この辺りも同様の理由で説明できると思います。(コラム終)
◆途中離脱(りだつ)組
7位以下には、黒田瑞貴さん、吹田祐実さん、清野菜名さんと、特に強い個性派が並びます。
特に、黒田さんと吹田さんは途中離脱組。次期エースを期待され、いよいよこれからというときに卒業となりました。
両者共に「進学のため学業に専念」というのがその理由。とにかく、突然の卒業発表は、当時のピチ読を驚かせました。
で、ここでコラム第2弾です。三月の転校生ではおなじみ、「前人未踏(ぜんじんみとう)の表紙30回は吹田さんだけが達成可能だった」という仮定のお話です。
◆コラム2:真の最強ピチモ
吹田さんこそが最強ピチモであることは、この日記において繰り返し主張し続けていることであり、改めて繰り返しません。(⇒参考:ふっきー最強伝説)
で、この第2コラムは、上記ランキング表から見える、今回新に発見された最強ピチモである証拠について考えます。
まずは、上位20人の「卒業時学年」に注目してください。高2が12人と最大勢力。続いて一気に少なくなり高1が3人、高3が1人。あとは、高校卒業も2人。
こうして、ほぼ全員が高校以上となっている中、なんと吹田さんだけが中3の夏という、他と比べても圧倒的に早い時期での卒業なのです。
以下は、これまでの主張と重なりますが、当時の状況なら、卒業は高2の夏から秋。すると、あと2年以上は現役が続行可能であったわけです。
もし卒業せず最後までピチモを続けたらどうだったか。夢の表紙30回に達したことが確実であり、吹田さんこそが最強ピチモであるとする最大の根拠です。(コラム終)
◆まとめ
以上、休刊を一区切りに、ピチモ歴代表紙回数ベスト20について、コラムを交えつつ振り返ってみましたが、どうだったでしょうか。
もちろん、一般的にトップクラスの人気ピチモといえば「まなゆう」であり「りこはる」であるのは確かです。
でも、最強ピチモふっきーや、歴代ナンバーワンスタイルの持ち主みみちゃんなどなど、隠れた人気ピチモの存在も忘れないようにしたいものです。