適性診断
次号予告にて、ニコラ5月号から有坂心花ちゃんのピン連載がスタートすることが告知されました。
連載=トップモデル認定ということで、一見すると心花ちゃんの生徒会長就任が確定したように思ます。
しかし、実際のところどうなのか。今日は、「適性」の観点からコハナ会長説を否定してみます。
生徒会長とは?
そもそも、「ニコラ生徒会長」とは、どんな役回りなのでしょうか。
一言でいえば、ニコモ全体のまとめ役。最高学年を代表し、リーダーとして、ニコラを引っ張っていく存在とされます。
だからこそ、【人気】以上に【コミュ力】が重視され、より適性のあるコが選出されることになるのです。
めあここ世代の場合
適性重視の具体例として、最もわかりやすいのが、05line世代(2021年)の役職配置。
この世代は、誰もが認める1番人気として林芽亜里ちゃんが圧倒的な存在感を放っていました。
しかし、生徒会長はといえば、阿部ここはちゃんが選ばれています。
るきゆな世代の場合
2022年もそう。この世代は、僅差ながら1番人気は高比良由菜ちゃん。
しかし、この代の生徒会長には関谷瑠紀ちゃんが就任しています。
では、なぜ芽亜里ちゃんや由菜ちゃんは、1番人気なのに生徒会長になれなかったのでしょうか。
適性重視の典型例
すると、2人に共通するのが【ガーリー系】で、【控えめ】【人見知り】【おとなしい】といった点です。
対して、ここはちゃん&瑠紀ちゃんはどうか。ご存じの通り、うるさいくらいのおしゃべりで、【コミュ力】抜群。
まさに、ニコラをグイグイ引っ張っていく役割りが期待されての会長就任と見ることができるのです。
ということで以下、次期生徒会長の最有力候補とされる心花ちゃんについて、「適性」を検証していきます。
文化祭で失敗
心花ちゃんのリーダー適性ついて、最初に違和感を持ったのがニコプチ時代の「プチモ文化祭」(2021年10月号)です。
最高学年としてリーダー役を任された心花ちゃんですが、「みんなのテンションが上がり過ぎて撮影が上手く進まなかった」「リーダーなのに後輩たちをまとめられなかった」「撮影の後、一人で泣いた」
沖縄ロケでも失敗
同様に、最高学年として参加した沖縄ロケでも(2021年8月号)。
「後輩のハルハたちの堂々とした姿勢に圧倒された」「何ら爪痕を残せず、自分は今まで何をやってたんだろうと落ち込んだ」
また、小松崎ふたばちゃんのピン企画(2021年12月号)を知ったときはこう。
「いても立ってもいられなくなり、あわてて自分のピン企画の企画書を書いた」
ふたばちゃんに完敗
当時最年少となる小4合格の心花ちゃんは、同学年の中でプチモ歴も1番長く、本来なら中心となってみんなをまとめるべき立場です。
にも関わらず、けっきょく終わって見ればプチ時代、リーダーらしいことは何一つできなかった。
おまけに、2年も後から加入した、ふたばちゃんにピン表紙も取られてしまったのです。
進級後
続いて、心花ちゃん対し、さらなる違和感を持ったのが、ニコラ進級後のピン企画です(2023年7月号)。
4ページにわたる企画には、様々なエピソードが載っていましたが、中でも最も気になったのがコレ。
「久しぶりに会ったフタバが、すでにみんなに溶け込んでいるのを見てよし自分もやったろーと火が付いた」
現実に直面
さらには、連載「ニコはじ。」で、ちょっと前の自分を振り返るシーン。(2024年1・2月合併号)
ふたばちゃんのほうが多く誌面に登場している現実に直面した心花ちゃんは、「だったら私も、もっとがんばろう。やったるでー」。
さて、どうでしょう。
自分が無い
プチ時代、ふたばちゃんにピン企画で先を越され、慌てて編集部に自ら企画を持ち込んだ。
進級後、ふたばちゃんがすっかりニコラに溶け込んでいることに触発されて、やる気になる。
誌面にふたばちゃんの登場ページが多いことから、自分もがんばろうと思う。
こうしてみるとこのコは自分というものがないのか。全部が全部他人の影響を受けて、やる気を出すのか。自分からやる気を出すことはないのか。
消極的すぎないか
リーダーが、こんな消極的な姿勢でいいはずがありません。だからこそ、プチ時代、ふたばちゃんはピン表紙が出来て、心花ちゃんは出来なかった。
そこらへん、さすがに当時プチ編集長だった現ニコラの馬場編集長はしっかり見ていたわけで。
しかも何の縁か、ニコラに進級後も、再び後を追うように馬場編集長がやって来た。
そんな編集長の評価は【フタバ >コハナ】なわけで、となると心花ちゃんの生徒会長就任は微妙なところではないでしょうか。
後輩への接し方
ついでにもう1点、ものすごく気になったのが、心花ちゃんの後輩への接し方です。
再び連載「ニコはじ。」から、心花ちゃんの語る後輩に話しかけるときのポイント(2024年1・2月合併号)。
「あえて煽るように言葉をかけ、挑発して、やる気を出させるのがコハナ流」
後輩を煽る理由として、「私がそんな風にされたら、やる気が出るから」。
臨機応変
いやいや、ちょっと待ってください。「自分がそうされたい」から、「きっと他人も、そうされたいはずだ」という思い込みは危険です。
ニコモには、煽られてやる気を出すコもいれば、人見知りのコ、おとなしいコ、強く先輩から迫られると怖がってしまうコなどなど、様々なタイプがいます。
そして当然、それぞれの性格に合った声のかけ方&励まし方があるわけで、実際、それを実践していたのが阿部ここはちゃん。
ここはちゃんは、ニコラの会長時代、後輩たちに対し、それぞれの性格に合わせ、気を使って声をかけていたエピソードを披露しています。
自分が基準
とにかく、個性を無視して一律に煽るように声をかけるなんて、後輩からしてみたら自己中心的な怖い先輩、迷惑な先輩でしかありません。
そもそも後輩に対し、そんな一昔前の体育会系のような接し方しかできないコに、生徒会長の資格があるとはいえないのではないでしょうか。
はなたばの関係性
最後にちょっとはなたばの関係性について見ておきます。
比較的ニコ読歴の短い人は、外見や雰囲気、服の好みから、2人で遊ぶ時など心花ちゃんがリードする役だと思っているかもしれません。
しかし実際は真逆。ふたばちゃんが彼氏的ポジションで引っ張っていき、心花ちゃんは彼女的ポジションで甘えるタイプ。見た目と中身は全く逆なのです。