世代論(前編)
ちょうど昨日、ニコラ3月号の表紙が発表されました。次の4月号は卒モ全員による表紙と決まってます。
となるとこれで、高橋快空ちゃんたち高1世代の最終的な表紙回数が、実質的に確定したことになります。
そこで今日は、ユニジェネのレベルを、主に表紙回数を使って、歴代卒モ世代と比較してみます。
一覧の見方
以下の一覧は、2015年から2024年までの10年分。歴代卒モの最終的な表紙回数を、卒業年次別にまとめたものです。
並びは各年ごとに、左から回数の多い順。一番右の欄には、世代の平均表紙回数を入れています。
なお、21年卒の高田凛ちゃんと、20年卒のオルトン花菜ベティさんは、それぞれの事情により中3のうちに卒業していますが、データ上は他の卒モと同様に扱います。
世代別表紙回数一覧
団体戦
快空ちゃんたちの世代について、まずは平均回数に着目します。表中、一番右の欄を見て下さい。
すると、ユニジェネ9人の平均は【4.7回】。これは、過去10世代の全体平均が【4.7回】ですので、世代として見ると完璧に中央値であることが分かります。
要は、レベルとして高くも低くもないというわけです。
史上最高レベル
ちなみに、最もレベルの高かった世代と低かった世代はいつでしょうか。
すると前者は、平均【6.0回】を誇る高嶋芙佳さんたち2016年の卒業世代となります。
高嶋さんの同世代には、他にもRay行きの中村里帆さん、さらには女優として活躍する永野芽郁さんがそろっていた三強世代。
3人合わせて【30回】という、圧倒的な表紙回数となっています。
最低レベル
他方、最もレベルの低かった世代は、意外にも去年の卒業世代だったりします。
世代平均として、唯一の3回台となる【3.7回】はさすがに少ない。
おまけに、06世代でトップの関谷瑠紀ちゃんも【8回】止まりで、歴代生徒会長として、最も少なくなっています。
個人戦
続いては個人戦。モデル名が並んでいる欄の中で、とくに一番左に位置するニコモの、カッコ内の数字に注目してください。
07世代の場合、当然ながら最多は快空ちゃんで、その数【13回】となっています。
ちなみに、去年の世代最多はすでに見てきた通り、現セブンティーンの瑠紀ちゃんで【8回】。同じST行きの高比良由菜ちゃんにいたっては【6回】どまりとなっています。
芽亜里ちゃん超え
これだけ見ても、今年の快空ちゃんは相当に強力であることが分かりますが、なによりすごいのが、あの林芽亜里ちゃんを完全に超えたこと。
2022年卒の芽亜里ちゃんは、2018年卒で【10回】の香音さん以来、4年ぶりに二桁の大台となる【11回】を記録したことが話題となりました。
そんな芽亜里ちゃんを、さらに2回も上回ったうえ、芽亜里ちゃんと同率の久間田琳加さんをも、まとめて超えたわけです。
10年に一人の逸材
快空ちゃんについて、ネットニュース等で、よく「10年に一人の逸材」との紹介されることがありますが、まさにその通りであることが分かってもらえたかと思います。
なお、個人戦ナンバーワンは、2016年卒世代の高嶋さんで、その数【16回】。
もちろん、上で見てきたように、高嶋さんの世代が最強だったこと自体、間違いないところですが、実はこの数字にはちょっとしたカラクリが有ったりします。
表紙インフレ時代
2016卒の高嶋さんだけでなく、その前年の小山内花凜さんが【15回】。
さらにその前年の藤麻理亜さんが【13回】と、やたら表紙回数が多くなってるのは、当時の編集長の方針によります。
それが2017年を境に、特定のコをバンバン表紙に起用する眞部編集長から、バランス起用タイプの小島編集長に交代したことで、表紙のインフレが抑えられるようなった点、高嶋さんたち以前の表紙回数には、ちょっと割引が必要かもしれません。
快空ちゃん一強世代
ということで以上まとめると、今年の卒モの世代レベルは、全体的に見ると、極めて平均的。
ただし、トップを走る快空ちゃんだけが抜けていて、まさに10年に1人クラスの超高レベルにある。
裏を返せば、その分、明確なナンバーツーが不在で快空ちゃん以外がちょっとだらしないといったところ。
ユニジェネ世代の評価をまとめると、こんな感じになりそうです。