卒業前表紙
中山あやかちゃんが初表紙となったことで、現高1世代の表紙未経験者は、いよいよ藤野有紗ちゃんだけとなりました。
ただし、卒業号(4月号)の表紙は”卒モ全員”という形が定着しているため、すでに有紗ちゃんも最低1回は保障されています。
そこで今日は、次の3月号で卒業前に有紗ちゃんが自力で表紙になれる可能性について考えます。
編集長次第
卒業前までに同学年全員が1回以上表紙に出られる世代と、卒業前まで1度も表紙になれず卒業号で初めて表紙になるコがいる世代は、具体的にどう異なるのでしょうか。
もちろん、表紙になれる・なれないについては、なにより読者人気がものを言うことは間違いありません。
しかしそれ以上に、ある世代が卒業前全員表紙達成世代となるか、落ちこぼれが生まれる世代になるかは、編集長の方針に左右されるところが大きいのです。
一覧の見方
そこで、以下の「卒モ世代別の最低表紙回数一覧」を見て下さい。
これは、過去10年分。2014年から2023年までの卒業生について、年度ごとに各世代で最も表紙回数が少なかったコ&その回数を一覧にまとめたものです。
また、一番右の欄には、各世代の卒業時の編集長の名前が入っています。
卒モ世代別最低表紙回数
表紙最少とは?
各世代で最も表紙回数が少ないコとは、言ってしまえばその世代で「最も不人気だったコ」。
そんなコをまとめた一覧なわけですが、こうして見ると一目瞭然。
もう、編集長によって完全に不人気モの扱いが異なることが分かります。
塗り分けの区分
卒業前までに1度も表紙になれず、けっきょく最後の卒業号で初めて表紙になった場合、当然ながら最終的な表紙回数は【1回】となります。
具体的には、緑色で塗った範囲であり、今年の卒モである太田雫ちゃんたちが該当。
対して、赤色で塗った範囲は、いずれも【2回】となっていて、卒業前までに表紙を経験できたことを表します。
小島時代
そんな両者に違いはと言えば、繰り返しになりますが、それぞれの卒業時の編集長に他なりません。
たとえば、一覧の真ん中を占める2018年~2022年までを担当した小島編集長は、とにかく全員に必ず卒業前に1回以上表紙を経験させるタイプ。
実際、林芽亜里ちゃんたち05世代(2022卒)は大量9人もいて、とうてい卒業までに全員を表紙にするのは無理と思われていたところ、高1の夏にまさかの”世代全員9人表紙”という奥の手を使い、みごと強引に在庫を一掃ました。
眞部時代
他方、小島編集長の前任である眞部編集長はどうだったか。
一覧の通り、2017年までの任期の間、毎年必ず1人以上の表紙【1回】、つまりは、卒業号まで表紙に1度も出られないコが続出していたわけです。
ちなみに、その中には卒業後にセブンティーン行きを果たす黒崎レイナさんも含まれていたりします。
久保田時代
それでは、現在の馬場体制に移る前まで、暫定的にトップを務めた久保田代行はどうか。
すると、2023年の欄が緑色で塗られているように、高比良由菜ちゃんたちの世代にあって、雫ちゃんだけを卒業号まで1度も表紙に出さなかった。
要は、旧来のパターンに回帰したというわけです。
編集長の一存
ということで、卒業までに表紙にするかどうかの判断は、もはやその当時の編集長の考え方次第ということが見えてきました。
そうすると、有紗ちゃんの3月号での卒業前初表紙の実現可能性も、現編集長次第となりますが、もちろん馬場編集長がニコラにやって来たのは去年の夏。
いまのところ、まだ1人の卒業生も送り出していないため、その方針は不明です。
馬場編集長の傾向
とはいえ、馬場編集長には、プチ時代に長期にわたって編集長を務めた実績があります。
そこで、プチ時代の馬場編集長の卒業号の表紙モデル起用傾向を振り返って見ると、驚くべきことが。
なんと、卒業号であるにもかかわらず、卒モ全員を表紙にしない。つまり最終的な表紙回数【0回】というコが、毎年のように何人も発生しているのです。
結論
ということで、現編集長は卒業前に誰でも1回以上表紙を経験させてあげるといった温情は一切かけないタイプであることは明白です。
であるなら、やぱり有紗ちゃんの初表紙は最後まで持ち越し。次の3月号ではなく、卒業号で初表紙になると予想します。
卒モ全員表紙も破壊?
なお、馬場編集長については、オーデで中3を合格させたり、インスタで表紙の事前公開を始めたり、晴れ着表紙を廃止したり、とにかく、伝統に縛られない人であることを忘れるべきではありません。
ということは、有紗ちゃんが初表紙なれるかどうかより、むしろプチ時代の風習をニコラに持ち込み、卒業号全員表紙の伝統すらぶっ壊す可能性も考えておく必要がありそうです。