三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

【冬の怪談】副編集長はどこに消えた?

奥付とは

ニコラ各号の目次ページの右下。何やら、小さな白い文字で、役職&人の名前などが書かれているのが分かると思います。

これが「奥付」というやつで、雑誌の出版元や連絡先、編集スタッフに関するデータとなります。

今日は、このニコラの奥付をもとに12月号から変わった編集部の体制について見ていきます。


どこが変わった?

まずは以下に示す、ニコラの奥付を見比べてみて下さい。上が11月号までの分、下が12月号&1・2月合併号分となります。

見やすいように、とくに編集部の役職が書かれている部分のみを抜き出しました。

さてさて、いったいどこがどう変わったか気づきますか?

奥付を比較する





副編が消えた!

この通り、11月号までは【編集長】と【編集スタッフ】の間に、【副編集長】の表記があったところ、12月号以降はそれが消えているのです。

7月1日付で馬場編集長が就任したことによって、副編集長となった久保田さんの名前が、今はどこを探しても無い。

要は、ニコラ編集部において副編ポストが廃止されたというわけです。

副編の役割り

では、この人事の意味するところは何でしょう。これを推測するには、ニコラ独自の副編の役割りについて知る必要があります。

そこで以下の「歴代ニコラ編集長リスト」を見て下さい。

これは、創刊号から最新号まで、歴代ニコラの編集長&副編集長の任期を一覧にまとめたものです。

ニコラ歴代編集長一覧



編集長に至る道

さてどうでしょう。こうして見ると一目瞭然。

今年就任した馬場編集長のみを例外に、その他すべての歴代編集長は、副編集長からの繰り上がり組なのです。

基本的にニコラでは、編集部員として5年程度、さらに副編として5年程度の経験を積み、配属10年前後で編集長に上り詰めるシステムが出来上がっていて、事実、創刊以来25年間、それを続けてきました。

前代未聞

ところが今、その編集長への待機ポストである副編が、役職ごと突然廃止された。

まあ、もちろん完全廃止と決まったわけでは無く、まさに部員の中から適任者を選考している最中で、たまたま空席となってるだけかもしれません。

しかし、例えそうだとしても、2カ月連続で副編が不在というのはこれまでにない事態です。

どうなる?

果たしてこのまま、ニコラにおける副編集長ポストは消滅し、編集長による独裁色が強まるのか。

それとも、3月号の奥付にて、新たに副編が選任されるのか。

実は隠れた最重要ポストとされるニコラ副編集長の人事が注目されます。