三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

【オーデ27期】事務所面接廃止による弊害

所属未定

ニコラ11月号の巻末「撮影日記」ページの下段にある十文字陽菜ちゃんへのファンレターの宛先は、編集部あて。

ニコラ公式サイトにある陽菜ちゃんのプロフィールページの所属事務所欄も、いまだ空欄のまま。

例年であれば、登場2冊目となる11月号の発売日時点で、新モちゃんそれぞれの所属先が発表されていたわけですが、それが今年に限って決まらない理由を考えます。


オーデの事務所解禁

そもそも2021年までのオーデ合格者は、すべてが一般応募であり、合格が決まった時点で、全員が新たに所属先を決める必要がありました。

ところが2022年のオーデより、事務所所属者にも応募が解禁されると、松田美優ちゃんはじめ、当然ながら既所属組がバンバン受かってきます。

結果、解禁初年度である去年は一般応募による合格者が青山姫乃ちゃん&白尾留菜ちゃんの2人に半減。そして2年目の今年は、ついに陽菜ちゃん1人だけとなってしまったのです。

事務所面接

では、一般応募による合格者の減少と、新モちゃんの所属先が決まらないこととの間にどんな関係があるというのでしょうか。

実は、一般応募限定時代は、オーデ最終審査の後に、アミューズエヴァーグリーン、レプロ、スターダストといったニコラ所縁の事務所を集め、”最終候補おひろめ会”事務所面接)を実施していたのです。

所属面接

2021年までのオーデでは、毎年一般応募による4人~6人の合格者が誕生するのが普通でしたので、各事務所はおひろめ会にて、合格後に自社で引き受けを希望する新モちゃんの目星をつけるわけです。

ちなみに、この面接の際に高橋快空ちゃんが、例の「ひじきネタ」をぶっこんで、みごとに滑ったのは有名な話。

ともかくその後、実際に最終合格が決まると、改めて編集部の仲介により所属先を決めるための「所属面接」を実施。お互いの希望が合えば、晴れて事務所が決まる仕組みとなっていました。

事前おひろめ会の廃止

ところが、事務所所属者に応募が解禁されると、すでに書いた通り、一般応募による合格者が激減します。

するとどうなるか。要は、たった1人の無所属合格者のためだけに、事前に複数の大手事務所を集めて、おひろめ会を実施することなど、コスパの面から到底できなくなったのです。

個別交渉方式

こうして、無所属の合格候補と、各事務所との事前の顔合わせ、いわゆる事務所面接は廃止されることになります。

代わって新たに、数年に1人~2人程度の無所属が受かるミスセブンティーン同様、事務所側との事前の顔合わせなし。

直接、編集部仲介による個別交渉方式となったことで、今回唯一の無所属合格である陽菜ちゃんの所属先の決定が遅くなっていると考えられます。

自力で所属

この点、セブンティーンの場合、無所属の合格者の事務所が決定するまで、実に数カ月を要することもザラ。

実際、ミスST2018の大友樹乃さん(無所属⇒アービング)や、同2014の樫本琳花さん(無所属⇒エヴァーグリーン)といったところは、正式に所属先が発表されるまで、合格から1年以上かかっていたりします。

思わぬ弊害

とはいえこれは、あくまでセブンティーンに無所属で合格した場合のお話です。

もちろん、陽菜ちゃんの所属先はすでに決まっていて、明日にでもインスタの開設と共に発表されることだってあるかもしれません。

それでも、事務所面接が廃止されたことで、以下の2点の弊害があらわになりました。

一般応募が不利

当然ながら第1は所属先決定の遅れです。事務所が決まらなけば、ニコラ以外のお仕事は入らないし、演技やウォーキングといったレッスンだって受けられません。

そして第2は事務所選択の幅が狭まることです。以前のように、事務所面接にて多数の事務所を対象におひろめされれば、それだけ目に留まる機会も多かったわけです。

それがなくなった今、所属先の決定は、どうしても編集部の仲介に頼るしかなくなってしまいました。

ということで、オーデが事務所所属者に開放されたことから、思わぬところで一般応募組が割りを食うことになったといえそうです。