三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

【大予言】ニコラ&ニコプチオーデ統一説

合同オーデ構想

8月に行われるニコラとニコプチとの合同イベントでは、それぞれが実施しているオーデの合格者がおひろめされることになっています。

こうして「出口」を一緒にしたのなら、次は「入口」。つまり募集を合同で実施することになるはずです。

そこで今日は、ニコラとニコプチのオーデが将来的に統一される可能性について考えます。


学年被り

そもそも、ニコラとニコプチのオーデは、応募できる学年が一部で被っています。

具体的には、ニコプチが小3~小6が応募可能。対してニコラは小5~中3が応募可能となっています。

要は、小5と小6の2学年に限っては、どっちのオーデにも応募することができるのです。

応募可能学年



ニコラに小5で合格する場合

しかし、実はこれがちょっとした問題だったりします。

どう問題なのか。たとえばニコラに小5で合格する場合を考えてみましょう。

過去10年で見ても、小5で合格したのは、2019年オーデの吉岡優奈ちゃんと、2017年オーデの組橋星奈ちゃんのたった2人だけしかいません。

小5合格=不振

本来は、小5合格=同学年の中で誰よりも早くニコモになったということで、かなり有利であるはずなのに、結果的として星奈ちゃんは、イメモからも役職からも落選。

優奈ちゃんについても、現中3世代では最強コンビ「はなたば」が圧倒的にリードしていて、それを追う吉本麗南ちゃん&川原美杏ちゃんまでがイメモ候補であり、残念ながら落選見込み。

もはや、「小5合格から大物は誕生しない」が定説となりつつあるのです。

不振の理由

この点、理由は明白です。ニコラは中学生雑誌であるため、誌面で起用されるモデルも、主に中学限定だからです。

つまり、小6合格ですら、デビュー直後は出番が少ないわけで、それが小5合格となるとなおさら。

デビューしてからしばらくの間、ほぼ活躍の機会が与えられず、けっきょく、本格的な誌面登場は、小6の終わりに掲載される「中学デビュー企画」まで待たされることになります。

飼い殺し状態

小5で合格しても、出番がないから経験を積めない。出番がないから人気が上がらない。

そうこうするうち、1年後には小6合格のコが、2年後には中1合格のコが、といった具合に、どんどん新しいコが入って来て、いつの間にか埋もれてしまうのです。

まさに飼い殺し状態ということで、「そもそも誌面に出すつもりがないなら合格させなきゃいい」といった声も聞こえてきそうですが、そこはニコラ側として、将来的に大化けするかもしれない原石をニコプチ(Cuugal・キラピチ含む)に奪われないよう、とりあえず確保しておくといった意味もありそうです。

プチに小6で合格する場合

一方、ニコプチ側から見た「小5と小6に限っては両方のオーデに応募できちゃう問題」はどんなものなのか。プチに小6で合格する場合を考えます。

こちらはもう、ニコプチの卒業時期ルールを確認すると、一目瞭然です。

たとえば小6合格の代表例である白水ひよりちゃんは、デビューが年明けの2月号。すると、すぐに中1になり、そして中1の終わりには早くもプチモ卒業となってしまいます。

小6合格=すぐ卒業

プチモとして活動できる期間は、正味1年半。そんな短期間に、経験を積み、人気を上げて、表紙を重ね、実績を残し、ニコラへ進級するなんてのは至難の業。

だからこそ、ひよりちゃんのような極めて例外とされるケースを除き、他のほとんどの小6合格者たちは、何ら爪痕を残せず、表紙にもなれず、静かにプチを卒業していくことになるのです。

最適解

ということで、以上みてきたように「ニコラに小5で合格すると飼い殺しにされる」。

他方、「ニコプチに小6で合格しても、何ら爪痕を残せず卒業を迎えることになる」。

どっちも、せっかくの才能のムダ遣い以外の何ものでもありません。

だったら住み分ければいいのです。両編集部にとってはもちろん、応募者にとっても、これこそが最適解なのです。

合同オーデ案

では、具体的にどうするか。「ニコプチ&ニコラ合同オーディション」として、応募を一括で受け付けた上で、原則的にニコプチの選考対象は小5までとし、小6以降をニコラが選考するよう振り分けるのです。

もちろん、そこには身長制限が絡んできます。また、編集部として、学年にかかわらずどうしても欲しいコが出てくることもあるでしょう。

そこで、小4まではニコプチが独占、中1以上はニコラが独占。残る小5と小6の分のみ応募書類を両編集部が目を通す仕組みとし、あとは編集部の間で調整すればいいわけです。

ニコラが寄せる

今回の合同イベントが、将来的な統一オーデへの布石であるなら、新潮社として当然、以上のような構想を練っているはず。

奇しくも、ニコラのオーデが今年も「事務所所属者の応募可能」とされたことは、もともと「事務所OK」であったニコプチに寄せ、応募条件を合わせてきたと解釈でき、オーデ統一構想への重大な根拠となり得ます。

プチも譲歩

また、ニコプチはニコプチで、これまで8月号でオーデ募集をしていたところ、それを今年は2カ月も早めて、6月号で募集をスタートしています。

こうしてニコラのオーデに、プチ側が実施時期を合わせてきたように、両者とも譲るところは譲り、統一に向けた歩み寄りが見られます。

ということで以上まとめると、早ければ来年から。遅くとも数年後にはニコプチとニコラのオーデが統一され「合同オーデ」という形での実施となるはずです。