長崎の奇跡
白水ひよりちゃんのニコラ進級時の身長は152cmと、かなり小柄。
実際、現役ニコモで見ると青山姫乃ちゃん(151.6cm)に次ぎ、2番目に小さい記録となります。
では、ニコラ行きにはどれくらいの身長が必要なのでしょうか。今日は、進級に受かる最低ラインについて検証します。
一覧の見方
まずは、以下の「歴代進級組デビュー時身長一覧」を見て下さい。
これは、進級制度が始まった2008年以降、同制度によりニコラにやって来た全23人につき、それぞれ「ニコラ初登場時の身長」をまとめたものです。
数字は四捨五入。2014年のみデータが抜けていますが、唯一この年は進級による採用が無かっためです。
進級デビュー時身長一覧
原則155cm以上
この通り。つい2年前までは、進級18人中で150台は香音さんはじめ4人だけ。
かつ、いずれもが155以上となっているように、最低ラインはニコラデビュー時に155cmであったことが分かります。
最低ラインの緩和
それが2022年。上の一覧中にも矢印を入れたように、ここで最低ラインが緩和されます。
それまでの最小記録だった香音さんを2cmほど下回る、153cmの小松崎ふたばちゃんが、みごと進級デビューを決めたのです。
形骸化
そして今年。冒頭にも書いた通り、こんどは去年のふたばちゃんを更に下回る、152cmのひよりちゃんがニコラ行きとなりました。
さすがにここまで来ると、もはや進級に必要な身長の最低ラインは、有って無いようなもの。完全に身長ルールは形骸化したと見てよさそうです。
チャンスの拡大
そんな身長制限が取っ払われた理由はといえば、単純に進級枠が複数になったからに他なりません。
1人進級なら、そこは「人気」はもちろん、モデル適性として「スタイル」も重視されることになります。
しかし、ニコラに行けるのが同時に複数人となったことで、スタイル以外に”強み”を持つコにもチャンスが広がったわけです。
ビジュアル枠
たとえば今回のひよりちゃん。プチ編集部によるオーデ合格時のキャッチコピーは「正統派美少女」。
ニコラ編集部による、今月号の新モ特集のキャッチコピーは「絶世の美少女」。
まさに、ひよりちゃんについてはビジュアル枠での採用であることが分かります。
現在の進級制度
ということで、5年前に「進級1人限定ルール」が、そして2年前には「最低身長ルール」も撤廃されたことにより、ニコラとしては進級モ採用の選択の幅が一気に広がった。
他方、プチ側から見ると、たとえ世代人気ナンバーワンでなくても、たとえ身長が150台前半でもニコラへ行ける可能性が高まった。
最近の進級制度は、ある程度の人気&実力さえあれば、あとは身長に関わらず何らかの”強み”や”将来の可能性”次第で、誰でもニコラ行きのチャンスが得られる方式に変わったといえそうです。