その手があった
前回の更新では、現中2ニコモの”層の薄さ”と”補強の必要性”を見てきました。
しかし、フタを開けてみれば、26期オーデにおける中2合格はゼロだったという。
もはや編集部は中2モの補強をあきらめたのでしょうか。今日は、08世代の今後について考えます。
前回までのあらすじ
1)中2モの補強が必要なことは、当然ながら編集部も承知していて、実際、今回のオーデで採用することは既定路線だった
2)ところが、なんとビックリ! 最終合格した中2はゼロ。要は、編集部の求めるレベルに達している中2の候補がいなかったということ
3)であるなら、もはや有坂心花ちゃんたち08世代は、現行の7人で確定なのか?
4)答えはノー。実は最終手段として、中2を採用する方法が1つだけ残ってる
というのが、前回までのあらすじです。果たして、「最終手段」とは何なのか。以下、詳しく解説します。
事務所オーデ
結論から言ってしまえば、凛美ちゃん以来となる事務所オーデによる採用です。
もちろん、ある程度古いニコ読さんからは、「そもそも、中2の秋以降に、事務所オーデによる新モ加入なんてあり得るのか?」「時期的に遅すぎないか?」といった疑問が出てくるのも、自然なこと。
中1デビューが定番
たしかに、凛美ちゃんは中1の冬(2020年1月号)加入だし、その前の事務所オーデ加入である草野星華さんも中1の冬(2017年2月号)加入です。
また、さらにその前の清原果耶さんだって、これまた中1の終わり(2015年4月号)に加入しているように、事務所オーデは中1のうちにデビューするというのが定番となっています。
中2の冬デビュー
では、清原さんの前に事務所オーデで加入した駒井蓮さんの場合はどうでしょう。
駒井さんは、2015年1月号デビューですので、上記3人と同様に「冬デビュー」であることは変わりません。
問題はその時の”学年”です。なんとなんと駒井さんは、3人との比較で、まるまる1年も遅くなる中2の1月号デビューなのです。
注目の若手女優
駒井さんといえば、去年の卒モで第9代ラブトキイメモの町田恵里那ちゃんと同じボックス所属。
いま放送中の朝ドラ「ちむちむどんどん」はじめ、映画やドラマで活躍する、売り出し中の若手女優に成長しました。
では、そんな駒井さんは、なぜ中2という遅い時期に、ニコモデビューとなったのでしょうか。
するとその裏には、まさに今年と酷似する、(当時の)中2が置かれた境遇があったのです。
みうりん世代
駒井さんたち00世代のニコモは、久間田琳加さん&鈴木美羽さんの完全ツートップ。
圧倒的な人気を誇るエースが2人存在し、かつ、その2人はユニット”みうりん”を組んでいる。
他方、残る同学年は表紙経験ゼロ。いずれも、将来的にイメモになることはおろか、初表紙になることすら難しそう。
そんな情勢にあった世代に、中2の終わり、駒井さんが単身、事務所オーデにより乗り込んできたのです。
当時と酷似
もう、ここまで聞いただけで、似ていると思いませんか?
前回、人気投票の途中経過を出した通り、現中2世代は心花ちゃん&小松崎ふたばちゃんと、それ以外の中2モの人気が、あまりに乖離しているのです。
かつ、ふたばちゃんと心花ちゃんはユニット”はなたば”を組んでいる。
さらに、そんな2人は、すぐにでも、それこそ早ければ年内にも初表紙がありそうなのに対し、他の中2の初表紙は、まだまだ相当な時間がかかりそうな状況です。
女優系を獲得
ということで、中2当時の”みうりん世代”と、今年の中2世代とは、その置かれた状況がピッタリ一致するのです。
では、当時の編集部はどう動いたか。
みうりん以外の同学年が壊滅状態となったので、ニコラ史上最も遅いデビューとなる中2の冬に、緊急的に事務所オーデで駒井さんを補強しました。
だったら、はなたば以外の同学年が壊滅状態である今年も、中2の冬に、事務所オーデにより、駒井さんのような女優系を補強すると考えられるのです。
冬デビューの法則
ちなみに、ニコラの事務所オーデ加入には1つのルールがあって、とにかく「一般オーデによる新モちゃんの浸透を邪魔しないため、一般オーデの合格発表から3か月は、事務所オーデを実施しない」ことになっています。
だからこそ、凛美ちゃんも、清原さんも、草野さんも、駒井さんも、一律に冬、つまりは1月号~4月号の間にデビューしているのです。
12月号加入説
ただしこの点、今年は一般オーデの実施が1カ月ほど早まったことで、合格発表もいま発売中の9月号へと前倒しされました。
よって、一般オーデによる新モちゃんの浸透期限は11月号まで。
となると、原則3カ月の浸透期限が明ける2022年12月号あたりで、事務所オーデによる女優系の中2の新モちゃんの加入があるはずです。