26期の結果から
今年のオーデが事務所に入っている人にも開放された最大の目的の1つが「中2を合格させるため」とも言われています。
しかし、ニコラ9月号で発表された第26回ニコラモデルオーディションの合格者4人のうち、意外にも中2はゼロでした。
そこで今日は、今のニコラに中2が必要な理由と、結果的に中2が受からなかった理由を見ていきます。
中2の層の薄さ
ちょっと詳しいニコ読なら、誰もが今年の中2の”層の薄さ”を心配しています。
論より証拠。まずは以下のランキングを見てください。これは、現在実施中のニコモ人気投票の途中経過をまとめたものです。
とくに中2モについては、緑色の枠で囲んでいます。
人気投票途中経過
壊滅状態
一見して分かるように、10位以内に入っている中2は、つい3カ月前に進級してきたばかりの有坂心花ちゃん&小松崎ふたばちゃんの2人という。
その他となると、真ん中あたりに吉本麗南ちゃんがいるだけで、残る川原美杏ちゃん以下の4人はといえば、なんとなんと20位台の最下位クラスに集中しているという。
オーデ組の不振
この通り、はなたばは別格として、もはや中2のオーデ組は壊滅状態なのです。
そもそも、これほどまでに上位と下位に人気が2極化した世代は、ニコラ史上初と言っていいかもしれません。
そこで編集部としては、たるんだオーデ組に刺激を与える意味でも、また、はなたばにライバルをあてがい、切磋琢磨させる意味でも、今回のオーデにおいて、中2の採用は必須だったわけです。
中2の採用が前提
とはいえ、それがイキナリ一般応募の素人では心もとない。
芸能活動を通じ、ある程度の経験を積んだ即戦力、かつ、すぐに人気上昇が見込めるコあることが望ましい。
要は、今年のオーデはそんな中2の採用を前提としての事務所開放だったのです。
ファイナリストには
実際、今年の最終候補者の面々を見ると、こうした編集部の姿勢は明らかです。
前回「ファイナリストの仕組み」で詳しく解説した通り、今月号78ページに掲載されているのが最終候補者の一部となるわけですが、パッと見、中2がかなり残っていることに驚かされます。
「ひなちゃん」「めいちゃん」「美咲ちゃん」「サキちゃん」「希空ちゃん」「もっちちゃん」「凛子ちゃん」などなど。
また、それだけでなく、さらには中3のコまでいることも分かると思います。
中2の多さ
実は、これほどまでに中2、中3がファイナリストに残っているのは、例年にはないことなのです。
そこで、どれほど異例なことなのか。例年のファイナリストとの違いを、よりハッキリさせるため、過去5年分の「最終候補者の学年構成」を比較してみましょう。
データの見方
以下の一覧を見て下さい。これは、2018年から2022年まで、過去5年分のオーデにつき、「読モ(を装った最終候補者)」として誌面に掲載されたコたちの学年をまとめたものです。
もちろん前回書いた通り、ファイナリストの中には「自称読モ」としての登場を希望しない人もいるわけで、完璧なデータとまではいきませんが、そこは毎年”登場拒否”する人も一定の割合いるわけで、誤差の範囲としてみます。
ファイナリスト学年構成
11人も!
その学年の内訳はこんな感じとなっています。
候補に残った中2の数に着目すると、当時、現に中2だった池端杏慈ちゃんたちが受かった去年のオーデが5人。
中2合格がゼロだった、おととしのオーデが3人なのです。
こうして見ると、中2が11人も残った今年のオーデが、いかに異色か。まさに中2を採用するためのオーデだったことが見えてきます。
採用ナシ
ところが、これだけ候補がいたにも関わらず、けっきょく中2はゼロだった。
少なくとも編集部は、今回中2を合格させる気満々だったわけで、そう考えると、国本姫万里ちゃん(中1)のような「即戦力」になり得るコが、残念ながら見つからなかったのかもしれません。
中2はどうなる?
では、最大の課題である中2の補強は、いったいどうするのか。なぜ、ちょっと妥協してでも、中2の事務所組を採用しなかったのか。
こうなると、心花ちゃんたち08世代は、もはや現行の7人で突き進むことは確定なのでしょうか。
最後の手段
いえいえ、このままで終わるはずがありません。実はまだ、編集部にはとっておきの作戦があったりします。
ということで明日更新する「実はまだある!中2補強の最終手段」に続きます。