◆来年の進級候補
今年の場合、プチモ卒業生として近藤藍月ちゃんと中山あやかちゃんの2人が、6月号よりニコラに加入。
これで、2018年に初めて進級枠が複数となって以降、4年連続毎年2人以上がセットでニコラに進級を果たしていることになります。
では、このパターンは来年も続くのでしょうか。今日は、実績的にちょっと不安説も囁かれる来年の進級候補について考えます。
◆会長就任率60%
以下の歴代ニコラ生徒会長リストにあるように、2015年に進級してきた香音さんに始まり、2017年進級の黒坂莉那ちゃん、さらには2019年進級の阿部ここはちゃんが、ニコラのトップである生徒会長に就任しています。
2017年度から2021年度までの直近5年間で見ると、3人の生徒会長が誕生しているということで、実に60%の確率で、進級組が生徒会長になっているのです。
◆ニコラ生徒会長(直近5年)
◆厳選された大物
そもそも、中2の夏という最も遅い時期に加入し、そこからわずか1年半で、自分より早くニコモになった同学年の全員を逆転し、トップに立つというのは、そう簡単なことではありません。
にもかかわらず、そんな事例が2年に1度以上の割合で起こっている。これだけでも、毎年毎年いかに選び抜かれた”大物”が、進級という形でニコラに加入しているか分かります。
◆実績を比較
ところがそんな折、冒頭にも書いたように、来年の進級候補、つまり現中1プチモについては、この点かなり不安視されています。
それも、将来的に会長に就任できるかどうか、イメモになれるかどうかといったレベルではなく、進級自体できるかどうか、進級ナシになるのではないかといったレベルです。
そこで、今年の中1世代の現状を確認するため、これまで実際に進級してきた先輩たちと、それぞれプチモ最高学年になった「中1の6月号」時点での実績を比較してみます。
◆データの見方
以下の一覧を見て下さい。これは、後にニコラへ進級することになるプチモにつき、中1となった6月号時点での表紙回数をまとめたものです。
一言でいえば、「卒業まで残り1年となった瞬間の表紙実績」というわけです。
対象は、いったん止まった進級が再開された2015年以降。カッコ内はピンの回数となります。
◆進級組のニコプチ表紙実績
◆カノン部長
この通り、2020年の関谷瑠紀ちゃんたちのケースを除き、いずれも複数回の表紙経験があることが分かります。
とくに香音さんは別格。中1となったばかりの時点でピン経験がある上、すでに5回も表紙を経験しているのです。
ちなみに、その香音さん。6月号以降は、なんと卒業まで残り全ての号の表紙に登場し、最終的に12回まで表紙回数を伸ばすことになります。
◆5G世代
香音さん同様、ニコラで生徒会長になった莉那ちゃんも、すでに中1の時点で3回の表紙実績があります。
さらに、2018年進級組は安村真奈ちゃん&高田凛ちゃんのいずれもが表紙3回。こうしてみると、5G世代はレベルが高かったことが分かります。
◆瑠紀ちゃんは例外
芽亜里ちゃんの4回も、さすがに香音さんには及びませんが、それでも十分に納得の数字。
プチ出身として、香音さん、莉那ちゃんに続く史上3人目の生徒会長になるここはちゃんも2回経験しています。
なお、瑠紀ちゃんが1回となっていますが、そこは中1になってから急激に人気が上がって来て、卒業までの残り1年で一気に4回の表紙を加算。かつ、最終的にはピンまで経験している点、十分に進級水準をクリアしたと考えられます。
◆進級基準
ということで、ここから見えてくるのは、おおよその基準としてニコラへ進級するにはプチ時代に2回以上の表紙経験が必要とされる一方、中1時点で表紙ゼロだと絶望的であるということ。
また、ニコラ進級後に生徒会長になるにはプチ時代に3回以上が必要といったところ。
では、今年の中1プチモの同時期における表紙実績はどうなっているでしょうか?
◆2021年度の中1プチモ
◆基準に達せず
表紙経験者は2人。有坂心花ちゃんと本多萌愛ちゃんが、現時点でそれぞれ1回止まりという現状。
「中1の6月号時点で最低2回」の基準に、惜しくも達していないのです。
とまあ、そんなわけで今年の中1組について、来年の進級が不安視されているわけです。
◆進級ゼロの可能性
もちろん、瑠紀ちゃんのケースのように、これから心花ちゃんの人気がグングン上昇し、さらに表紙を積み重ね、いずれ卒業までにピンも経験できるなら道は開けてくることになります。
ただし、万一そうならなかった場合は、2014年以来、8年ぶりに「進級ゼロ」となるケースも考えておいたほうがいいかもしれません。