◆データ分析編
林芽亜里ちゃんの圧勝に終わった「ニコモ総選挙2021春」のデータ分析編です。
特徴的な得票パターンとして、「単推し型」「薄く広く型」を抽出。
それぞれの代表例を確認した上で、特に後者について、これから人気上昇が見込まれる次世代は誰なのか見ていきます。
◆着目点
今回、「1番好き」「2番目に好き」「3番目に好き」と、3つの部門に分けて投票を受け付けたわけですが、各ニコモにつき、ヨコの変動、つまりは同じニコモの1推し、2推し、3推しそれぞれの順位の変動に着目します。
本来であれば、3部門とも同じ読者が同じ数だけ投票しているのだから、結果的に1推し、2推し、3推しそれぞれ順位は、おおよそ一致するはずです。
◆得票パターン分類
ところが、1推しだけは異様に順位が高いものの、2推し、3推しになると一気にランクダウンするパターン(単推し型)。
もしくは、1推しの順位は低いものの、2推し、3推しになると急激に順位を上げるパターン(薄く広く型)などもあったりします。
ということで、言葉だけではなかなか分かりずらいもの。以下、具体的に検証していきます。
◆単推し型
まずは、より分かりやすい単推し型から見ていきます。
すでに書いた通り、この分類は1推しだけが異様に高く、2推し、3推しになると、一気に順位を落とすタイプです。
そこで以下の順位一覧を見て下さい。これは、前回の結果発表編で用いた、ポイント換算前の生データです。
◆順位一覧(単推し色付け)
◆未来実ちゃんが代表例
まさに単推しの典型例が、このたび「今日、好きになりました。」出演決定で話題となっている、”ギャルくる”こと池未来実ちゃん。
上の表中に赤枠で囲った未来実ちゃんは、1推しの順位では6位と、かなり上位に入っているのに対し、2推し&3推しでは13位と、一気に落とします。
まさにこれこそ、「クルミちゃんだけが好き」「とにかく大好き」といった、固定ファンの存在。
過去の例からも、このパターンに該当するのは「個性派」「アクの強いコ」であり、幅広く誰からも好かれるというより、特定の読者から熱烈な支持を受ける典型といえます。
◆和奏ちゃんも同型
同様に、水色の枠で囲った宮本和奏ちゃんもこのパターン。
そのオトナっぽ過ぎる&完成度高すぎる美形から、熱心なファンと同じくらい、「ちょっと親しみずらい」と感じる読者も多いのかもしれません。
未来実ちゃん&和奏ちゃんに比べるとやや弱いですが、緑枠で囲った広瀬まのかちゃんも、単推し分類となります。
◆薄く広く型
続いては、今日の本題である薄く広く支持を集めるタイプについて見ていきます。
この系統は上で書いた通り、1推しの順位こそ低いものの、2推し、3推しになると、途端にグッと順位を上げるパターンです。
では、この分類に誰が入るのか。単推し型と同様に、代表格を色付けした一覧がこちらです。
◆順位一覧(薄く広く色付け)
◆伸びしろタイプ
このパターンの特徴としては、なんといっても「伸びしろ」があることです。
現時点で1推ししてくれる読者こそ少なくても、2推し&3推しが多いということは、「お試し期間」を意味するわけで。
まだどんなコかつかみきれていないため、1推しにはできないけど、とにかく気になる。
つまり、なんらかのきっかけで将来的に1推しに進化する可能性が有る予備軍(=潜在的ファン)を多く抱えてているコというわけです。
◆次世代発見!
ということで、こうした背景を理解した上で、改めて上の一覧に注目してみて下さい。
今回については、1推しから、2推し&3推しにかけて、とくに順位を4つ以上アップさせたコについて、色付けしてみました。
すると、一目瞭然。期待の次世代ニコモがクッキリと浮かび上がってきました。
◆快空ちゃんが代表格
順位を上げた4人の中でも、最高となる6段階アップの高橋快空ちゃんが代表格となります。
そもそも快空ちゃんは、新モにしてイキナリ1推し部門でトップ10入り目前となる11位に入賞した事実だけでも快挙なのに、なんと3推し部門にいたっては5位!
その3推しの順位に限って見ると、関谷瑠紀ちゃんと同格で、”めあここ”にさえも手が届きそうな位置という。
要は、新モながら高いレベルで、バランスよく順位を上げているということであり、もはや現時点で申し分ない得票状況といえます。
◆菜月海ちゃんも同型
一方で、同じ24期の佐藤菜月海ちゃんも、快空ちゃんに迫る5段階アップとなっています。
しかも菜月海ちゃんの場合、1推しから2推しにかけて、一気に順位を上げ、そのまま3推しでも勢いを維持しています。
◆期待の次世代
ということで、こうして得票傾向から、期待の次世世代代表が見えてきました。
すでに先輩モ並みの人気を獲得している快空ちゃんを中心に、菜月海ちゃん、結珠ちゃん、さらには年長組に入る凛美ちゃんといったあたりが、伸びしろ大。
今後、ますます人気が上昇する余地アリと見ることが出来そうです。