◆なんでもランキング
ニコラ1月号で発表された中学生なんでもランキング2020「好きなブランド部門」が話題となっています。
先月、GU入賞の有無で指摘した通り、GUが初登場にして5位入賞。一方、ピンクラテは史上初となる圏外に転落という。
そこで今日は、大波乱となったブランド部門の結果をまとめたうえで、初圏外となったラテの今後について考えます。
◆一覧の見方
以下の一覧は、今回の結果を加えた直近10年分の好きなブランド部門のランキングをまとめたものです。
発表されるのは、例年きまって1位から5位まで。そこで6位以下を圏外とします。
また、ニコラ3大ブランドのレピピ、ラテ、ラブトキについては、それぞれ分かりやすいように赤、青、緑で表記しています。
◆好きなブランド部門の結果
◆大波乱
編集部が予告ページの段階から「今年のランキングは大波乱!?」と煽ったように、驚きの結果となりました。
林芽亜里ちゃんと深尾あむちゃんをキービジュアル据え、誌面でもホンキで推されたアンラブ効果により、GUが初ランクイン。
その影響で、代わりに押し出され、史上初の圏外となってしまったのが、なんとラテだったのです。
◆ラテは不人気?
とはいえ、近年のラテの不人気について、実はニコ読さんたちの間では周知の事実だったり。
そこで、次に示すアンケート結果を見て下さい。これは、今からちょうど1年前に、うちのサイトで実施したもので「好きなブランド」を答えてもらいました。
◆独自実施のアンケート
◆不人気の証明
実際のなんでもランキングより多い、1,500人以上から回答を得た結果がコレ。
もうラテは、5位となった選択肢「この中に無い」をも下回り、圧倒的な最下位となっています。
多少の順位こそ違えど、1位から4位までは今回ランキングの結果と一緒になっている点、やはりラテの不人気は確かといえそうで、むしろ去年4位に入賞したこと自体、不思議なくらいです。
◆ラテの自滅
こうしてみると、そもそも今回の圏外転落が、新規GUの参入によって「押し出された」結果というより、ラテが勝手に自滅しただけと取る方が自然かもしれません。
だからこそ、前年5位だったハニーズがそのまま4位に繰り上がり、初登場のGUは5位だったわけで、おそらくラテは6位(圏外)へ落っこちたと考えられます。
◆ガチで集計
ですが、ここで1つの疑問が出てきます。なぜ編集部は、昔からのお得意様で、いろいろお世話になっているラテを、今回に限ってガチで集計し、圏外に落としたのでしょうか。
おととしのように、「ラブトキと同率で3位」と言い張ったり(1,000票以上の投票で同数になる確率は!?)、去年のように明らかに圏外であるべきなのに「4位」と言い張ったり、そういった”忖度”をしなかったのでしょか。
◆ラテ斬り
するとここに、ラテの現状が見えてきます。ラテを展開する会社「ワールド」は、先月ニュースになったように「110億年の赤字」だったり、10月にニュースになったように「300人が希望退職」に応じたりと、コロナの影響で苦しいところ。
そこへきて、この通りラテの不人気です。不人気ブランドは整理縮小されるもの。イメモ撤退が考えられてもおかしくはありません。
もし、今年度の小林花南ちゃん限りでイメモ採用を中止するとしたなら、そこは何の気兼ねも無く、編集部はラテを切れるというわけです。
◆イメモはどうなる?
もちろん真偽のほどは不明ですが、少なくとも今回のラテ圏外の裏に、何らかの事情があることは間違いありません。
さてさて来年度もラテは撤退せず、現状のイメモ3ブランドが維持されるのか。または、イメモが減って2ブランド体制になるのか。
それとも第3の道として、ラテのイメモ枠を、GU(アンラブ)が取って代わるというサインなのか。
今回の「ラテ圏外×GU入賞」という”大波乱”は、まさに様々な憶測を呼ぶことになりそうです。