◆期待度ナンバーワン
オーデ23期の新モちゃんたち5人の所属事務所が発表されました。
そこでさっそく、今回5人が配置された各事務所ごとに、卒業生&現役の先輩たちの活躍や、これまでのイメモ&役職就任率を比較。
新モの中で、現時点で最も期待されているのは誰か。将来有望なのは誰か。ちょっと導き出してみます。
◆配置状況
まずは、5人の所属事務所を改めて確認します。ニコラ11月号で発表された通り、スターダスト、エヴァーグリーン、オスカー、レプロ、エイベックスの5つの事務所に各1人ずつ。
それぞれ順番に、吉岡優奈ちゃん、田中南ちゃん、近藤結良ちゃん、太田雫ちゃん、河村果歩ちゃんとなります。
ということで以下、各事務所ごとに、そこに配置された新モちゃんについて詳しく見ていきましょう。
◆エヴァーグリーン
今期最大の注目株、人気ナンバーワン田中南ちゃんの所属は、エヴァーグリーンとなりました。
同事務所の現役モといえば、もちろん若林真帆ちゃんと広瀬まのかちゃん2人がいるわけですが、真帆ちゃんは次期エース(生徒会長&イメモ)確定。
まのかちゃんについても、その優等生キャラ&中2モで表紙1番乗りという実績から、これまた2年後の生徒会長の最有力候補ということで、もはや2人ともニコラにすっかり不可欠な存在となっています。
◆夢の生徒会長3連覇
そんなエヴァーグリーンは、卒モについてもそれほど人数が多くない中で、ニコラ史上ナンバーワンとなる25回の表紙回数を誇るオーデ7期岡本玲さんや、女優&モデルとして活躍するオーデ13期池田エライザさんといったところがいるように、まさに少数精鋭で大物輩出”率”が非常に高い事務所です。
そして今回。現状、23期の中で圧倒的な人気を誇る南ちゃんが配置されることになったことから、ちょっと気が早いですが、今から3年後までの生徒会長の行方を展望するとこんな感じ。
2020年度:真帆ちゃん
2021年度:まのかちゃん(?)
2022年度:南ちゃん(?)
まさに夢の同一事務所による3年連続生徒会長輩出という、いまだ例のない快挙も達成可能といえそうです。
◆オスカー
2014年の溝部ひかるちゃん以来となる、5年ぶりにオーデ合格者を引き受けたオスカーが選んだのは、今期を代表する女優系近藤結良ちゃん。
オスカーといえば、TRGL世代のひかるちゃんが今年5月号で卒業したことで、しばらく所属ニコモがゼロだったように、最近こそパッとしませんが、実は2014年前後は、現役モ5人を抱え、ニコラで最大勢力だったこともありました。
そんなオスカー全盛期、頂点に君臨したが、部長&初代ラテイメモの高嶋芙佳さんで、表紙回数17回。2010年代最大の人気ニコモとされます。
◆大物出現”数”トップ
また、歴代ニコラ出身としてトップクラスの知名度を誇る藤田ニコルさんや、史上初めてミスSTとニコラオーデの両方で同時にファイナリストに残り、けっきょく前者を前代未聞の辞退。ニコモに合格した荻原里奈さんもオスカー。
ということで、これまでの引き受け数の多さから、打率こそ低いものの、大物出現”数”でいったらトップクラス。今期の結良ちゃんが、”大物”に化ける可能性も十分アリといえそうです。
◆スターダスト
スターダストに配置されたのは、ニコモ最年少ながらすでに身長164㎝の吉岡優奈ちゃん。
そんなスターダストは、2015年に秋田汐梨ちゃん、2016年に多田成美ちゃん、2017年に湊胡遥ちゃん、2018年には野崎奈菜ちゃんといったように、なんとここ5年連続でオーデ合格者を引き受けているという唯一の事務所。
となると必然、各期の中でも相当に期待値の高い新モが配置されるように感じるところかもしれません。
ところが、実績を見るとどうでしょう。今年ST行きを果たした汐梨ちゃんこそ世代トップの活躍をしていますが、それ以外となるとイマイチパッとしない印象。
実際、汐梨ちゃん以外の表紙経験者はといえば成美ちゃんだけで、しかもそれはたった1回しかありません。
イメモも同様に汐梨ちゃんだけで、イメモ率20%。生徒会役職率にいたってはゼロ%となっています。
◆進級組が優位?
反面、同じスターダストでも、女優として大活躍の永野芽郁さんや、ニコラ部長&ポップ行きの香音ちゃんは、いずれもニコプチ進級組。
こうしてみると同事務所は、少なくともニコラにおいては、一般応募のオーデ合格者を引き受けてじっくり育成するというより、自社スカウトで採用したコをニコプチから進級させ、かつ、ニコラ卒業後の進路も用意して売り出すパターンが王道といえそうです。
では今回。そんなスターダストに、大物感たっぷりの新モ、優奈ちゃんが配置された意味をどう解釈したらいいでしょうか。
この点、今後しばらくは、スターダスト所属のトップモデルが誕生する可能性は低そうですので、優奈ちゃんが高1になる、いまから5年後。汐梨ちゃんを超える活躍で、久しぶりにスターダストから、ニコラのエースが誕生しているかもしれません。
◆エイベックス
今回、河村果歩ちゃんを加え、現役5人。ニコラ最大勢力となったのがエイベックス。
しかし、その内訳を見てみると、高田凛ちゃん、安村真奈ちゃんは進級組。草野星華ちゃんは事務所オーデ。
いずれも、ニコラのオーデ合格者ではないのです。唯一の引き受け実績が池未来実ちゃんであり、しかもそれがニコラ史上で最初のケース。
つまり、「オーデ合格⇒エイベックス所属」コースは、今回の果歩ちゃが実質2人目というわけです。
◆やっぱり進級組が優位
実際、エイベックス所属の卒業生も2人だけで、飯豊まりえさんも、中島愛蘭さんも、ニコプチ進級です。
ということで、エイベックスもスターダスト同様、やっぱり引き受け組より、キラチャレやTGAなどで獲得した所属タレント優位の傾向。
たしかに読者人気は高いものの、現状イマイチ伸び悩む未来実ちゃんを見るにつけ、同事務所の引き受け2例目となる果歩ちゃんが、今後を占う試金石となりそうです。
◆レプロ
去年の合格者から加藤咲希ちゃん&宮本和奏ちゃんの2人をまとめて引き受けたのに続き、今年は太田雫ちゃんを引き受けたのが、レプロ。
今春、南沙良ちゃんは卒業したものの、白井杏奈ちゃんが健在。合計4人ということで、ニコラ第2勢力となっています。
同事務所のポイントは、2018年に一気に女優としてブレイクした沙良ちゃんはじめ、10期能年玲奈さん、16期久間田琳加さん、13期古畑星夏さん、そして何より4期新垣結衣さんといったところの活躍からも分かる通り女優系。
◆期待値∞
今回、ニコラで圧倒的なイメモ率&役職率を誇るアミューズの採用が無かった点、第2位となるレプロが、雫ちゃんを引き受けた事実に注目します。
11月号の新モ特集、82&83ページの見開きの集合写真でも雫ちゃんがセンター。編集部コメントでも「期待値∞」とあるように、実は編集部や芸能プロダクションといった”プロの目”から見た雫ちゃんに対する期待値はかなり高いのかもしれません。
◆けっきょく誰がナンバーワン?
ようやく結論です。以上みてきた通り、エイベックスとスターダストは「スカウトによる自社タレント優位」ということで、あくまでもオーデ引き受けは副次的・実験的なもの。
一方で、アミューズの採用があれば問答無用でそこに配置されたコが期待値ナンバーワンだったわけですが、まさかの回避ということで、それなら次点レプロの雫ちゃんを繰り上げ1番手に。
また、所属させたコはほぼ確実にイメモや役職に就くという非常に高打率のエヴァーグリーンの南ちゃんも絶対外せないし、さらには、5年ぶりに復活したオスカーの結良ちゃんも好勝負となりそう。
ということで、事務所配置の面から見た23期オーデ新モちゃんの中の期待値・将来性の高さは、この3人が上位と解釈してみます。