三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

TNMボーナスポイントの比重を考える

ボーナス検証

f:id:GYOPI:20190307020951p:plain:rightTNMも第4戦が終了し、残すは現在やっている「ステージ5」と、開放日に実施される「ファイナルステージ」の2つとなりました。

あと1カ月ちょっとで、いよいよ優勝者が決まるわけですが、それに先立ち、現状の上位9人について、ステージ4までのポイントの獲得状況を詳しく整理。

読者投票による通常ポイントと、特別ルールにより編集部が付与するボーナスポイントの比重について検証します。


獲得ポイントランキング

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ランキングの見方

まずは、上に示した「TNM獲得ポイントランキング」を見て下さい。これは、現時点で最新データとなるステージ4終了時における、上位9人のポイント獲得状況を、ステージ別にまとめたものです。

今回は新たに、通常ポイント(読者投票分)と、ボーナスポイント(編集部が付与)を分離して集計。

特に、ボーナスが加算された場合、ボーナス分を赤字で表記したうえで背景をピンクに、ボーナス無しの場合は青で×印を表記したうえで背景を水色に塗り分けました。

また、「合計」のところは、上段の太字が通算ポイントを表し、その内訳として、下段の左は通常ポイント(黒色)、下段の右はボーナスポイント(赤色)となります。

ステージ別ボーナス付与状況

ステージ1では、そもそもボーナスという概念が無く、全員のポイントが一律に読者票のみ。よって、上の一覧表の背景も全員が水色となっています。

続くステージ2。ここから特別ルールが導入され、青井乃乃ちゃんに5000pt、深尾あむちゃん、藤本林花美愛ちゃん、濵尾咲綺ちゃんの3人に3000ptが加算されました。

全員ボーナス

そして問題のステージ3。ここでは「各自が公式インスタで獲得した『いいね数』=1pt」ということで、なんと22人全員にボーナスが加算。上の表中でも、全員の枠内がピンク色に塗られています。

中でも、ちょっと意外なところから、特に私服SNAPの投稿をがんばった野崎奈菜ちゃんが1万pt以上を獲得し、一気に上位進出を果たしました。

その一方で、優勝候補ナンバーワンであった白井杏奈ちゃんはといえば、締め切り当日に、たった1コ私服SNAPを投稿しただけ。

そもそも最終日の「いいね数」集計は、午後4時が締め切り。かつ、その日は平日であったため、表中に示した通り、杏奈ちゃんの獲得ボーナスはほぼゼロ状態。

ということで、このステージ3のボーナス分だけで、杏奈ちゃんと奈菜ちゃんとは、1万pt以上の差が開いてしまったわけです。

大量3万ptのバラマキ

さらに問題なのがステージ4。ここでは、なんと6人に対し5000ptずつ。合計で、3万ptものボーナスがバラマかれたのです。

で、その結果どうなったか。上の表を見ると明らかですが、なんとボーナスを獲得した6人全員が9位以内にランクインするという異常事態に。

こうしてTNMは、ステージ4まで来たところで、当初の「次世代のエースが決まる!」の謳い文句はどこへやら。

乃乃ちゃん、莉那ちゃん、リリちゃんの”三強”を除き、もはやすっかりボーナス獲得する競争になってしまったのです。

獲得ポイントのタイプ別分類

とはいえ、単にボーナス頼みというコだけではありません。ボーナスに頼らず、自分の力でがんばっているコもいます。

また、ボーナスと通常ポイントとを、それぞれバランス良く積み重ねているコもいます。

ということで以下、これまで獲得してきたポイントの比率に従い、上位9人をタイプ別に分類してみます。

A.ボーナス頼み型=ナナ

f:id:GYOPI:20190307014619p:plain:right最もボーナスによる獲得分の比率が高いのが奈菜ちゃん。インスタ1万ptに加え、前回の友チョコ分が5000ptで、計1万6千pt。

これに対し、奈菜ちゃんの読者投票分が9000ptですので、ボーナスとの比率は、ほぼ「1:2」となります。

さすがに、まだまだ経験もない&読者に浸透しきれていない新モにとって、こういった投票企画は絶対的に不利なわけで、ボーナスによる救済頼みになるのは当然といえば当然。そして、そんなチャンスをしっかり生かした新モは奈菜ちゃんだけ。

しかも、ステージ5の文房具対決では、審査員評価「A」ということで、さらに1万ptのボーナス獲得のチャンスです。これを取れれば、奈菜ちゃんによるTNM優勝も見えてくるのではないでしょうか。

B.バランス型=ノノ

f:id:GYOPI:20190307014721p:plain:rightバランス型を代表するのが現在トップを独走する乃乃ちゃん。読者票&ボーナスともに、そろってキッカリ1万7千pt。計3万4千となり、トップを独走です。

これだけバランスよくポイントを集めれば、そりゃトップも納得。そんな乃乃ちゃんは、やっぱりステージ2のアスレチック対決で、最年長としてチームを引っ張って獲得したMVPが、読者への大きなアピールになったようです。

また、リリちゃんも同様に、バランス型といえます。それにしても、ステージ3までの上位3人(リリ、ノノ、リナ)が、ある意味意図的にステージ4では、ボーナス対象から除外されていたことが見えてきます。

C.自力型=リナ

f:id:GYOPI:20190307014737p:plain:rightそして、ボーナスに頼らない自力ポイント獲得型の代表例は、すでに「実質だれが1番人気?」でもまとめた通り、もちろん莉那ちゃん。

なんと、ボーナス分は全員を対象としたステージ3の2000ptにとどまるのに対し、読者票による獲得分は19000ptということで、実に9倍!

たとえ審査員評価がどんなに低かったとしても、確実に投票してくれるコが相当の人数いて、常に各回4000pt以上を獲得。こうしてグラフにしてみると、改めてその強さに驚かされます。

読者票ナンバーワン=アム

f:id:GYOPI:20190307014756p:plain:rightそして、もう1人。自力型として忘れてはならないのが深尾あむちゃんの存在です。

たしかに、ボーナスと読者票との「比率」でいえば莉那ちゃんの方が上ですが、あむちゃんは「読者票の数」が最多。

上の一覧からも分かる通り、読者票で2万ptを超えているのは唯一、あむちゃんだけなのです。

現在、実施中の「次世代モ総選挙2019」においても、あむちゃんは5位につけているように、その人気から、新中2を代表して、さっそく今夏ハワイがあるかもしれません。

ボーナスルールの改良点

最後に、もしTNMの第2回があるとしたら、ボーナスポイントの付与ルールにつき、どう改良したらいいのか、まとめます。

第1に付与の基準をはっきりさせること。編集部や審査員と称する人が、ボーナス対象者を「気分」選んだのでは、何の説得力もありません。

それこそしっかり、ステージ2の「優勝チームに3000pt」とか、ステージ3の「いいね1コ=1pt」とか、ステージ5の「プレゼント応募1位に1万pt」とかのように、数字や結果から、誰でも確認できる基準が必要です。

第2にボーナスと読者票との比重を適正にしたうえで、全ステージで統一すること。

だいたい、ステージ3では、読者票によるポイント数合計が3万ptちょっとなのに対し、ボーナスだけで5万pt超。もはや、読者票をはるかに超えるボーナスの存在により、投票の意義が失われてしまいました。

ということで、もしTNMに次回があるとして、以上2点を改めさえすれば、より多くの読者に納得してもらえる、それこそ「真のエース」を決定するための企画になるはずです。