◆書類審査
ご存知のように、ニコラモデルオーディションの1次審査は、書類審査です。これを突破して初めて、2次の面接&ポージングテストへ。さらには、本格的な撮影テストである最終審査へと進むことが出来るわけです。
ただし、応募総数が約1万5千もあるニコモオーデ。その1次審査において、ひとりひとりの応募用紙は、いったいどのくらい注意深く見てもらえるものなのでしょうか。
今日は、今年のオーデ出身の新モちゃんが決まったばかりではありますが、早くも来年のオーデに向け、まずは書類審査と時間についてみていきます。
◆7時間!
今年のニコラ10月号の新モちゃんお披露目ページにおいて、ちょっとした編集部コメントとして、書類審査にかかる時間が記されています。
これによると、今年の審査に要した時間は、ズバリ約7時間。「しっかり全ての応募用紙1枚1枚に目を通す」ということで、聞いただけでも大変な作業であることが分かります。
では、この7時間を、今年の応募総数である1万5千で割ってみます。こうすることで、応募用紙1枚につき、見てもらえる時間が出てくることになります。
◆1人=2秒
25200秒÷14734通=1.71秒
まずは、7時間を"秒"に直します。1時間は60分、1分は60秒ですので、1時間は「60×60秒=3600秒」。これを7倍して、「7×3600秒=25200秒」となります。
あとは、25200秒(7時間)を、応募総数の14734通で割るだけ。「25200÷14734=1.71」となり、1人あたりの応募用紙が見えもらえる時間はわずか1.7秒という、ごくごく短い時間時間であることが分かります。
◆ピチレモンの審査との整合性
ちなみに、この1.7秒という数字を、三月の転校生として過去にピチレモンのオーデ対策で書いてきた「3秒から5秒」と比較すると、ほとんど変わらないどころか、ニコラの方がよりいっそう短くなっていることが見て取れます。
この点、ピチレの場合は応募総数が多いときでも8000通どまりということで、ニコラの約半分。そのため、1枚当たりの時間が、ほぼ2倍となっているわけで、審査する側としては、書類審査にかけられる時間はおおよそ7~8時間が限度であるということも分かります。
◆勝負は一瞬
ということで、話をニコラのオーデに戻します。やはり、1万枚を優に超える数の応募用紙につき、全員分もれなくチェックする場合、どうしても1人2秒が限度というわけです。
それにしても2秒です。ちょっと想像してみてください。左の山から、右の山へ。もはや、流れ作業のように、パッパと応募用紙を見ていく、というより、むしろ紙を移動していく感じ。
まさに、一瞬の勝負です。では、このたった2秒で、審査員はどこを見ているのでしょうか。いうまでもなく、基本的に写真しか見ないのです。
◆まとめ
これまでのオーデ対策においても、「1次審査は写真で全てが決まる」「文字なんか読んでもらえない」と、口をすっぱくして言い続けてきたわけですが、今回の1.7秒という数字から、改めて1次審査は写真審査であることが浮き彫りとなりました。
膨大な流れ作業の中で、写真が目に留まり、審査員の手を止めることができて初めて、応募用紙の文字の部分、つまりは自己PRや趣味・特技といった文字部分が読んでもらえるということです。
ということで、1次は100%写真が勝負。実際、今年から自己PR欄が消えたように、文字部分は単なる個人データに過ぎません。
今期合格の湊胡遥ちゃんのように、100枚でも200枚でも、自分が納得する応募写真が撮るれるまで、がんばってみてください。