三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

ピチレ&ニコラの最新部数発表2014

最新の部数発表

先日、中学生雑誌「ピチレモン」と「ニコラ」について、最新の部数データが、日本雑誌協会ホームページ上で発表されました。ピチレが96,350部、二コラが210,625部となります。

今回の数字は、「算定期間2013年10月1日~12月31日に発売された各誌1号あたりの平均部数」(協会HPより)ということで、もちろん現時点で、最も新しいデータとなります。

ピチレ&ニコラ部数推移(2011~2013)

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部数推移表の解説

上の表は、ピチレと二コラについて過去3年分、2011年から現在にかけて、3カ月ごとの部数推移をまとめたものです。今回発表された最新の部数(2013年10月~12月期)は、表の一番下、赤い網掛けになっている部分です。

表の一番左、「差」というのは、そのまま両誌の部数の差を計算したものです。当然、二コラの方が全ての期間で上回っていますので、二コラの部数からピチレの部数を引き算したものとなります。

ということで以下、両誌それぞれについて、ここ最近の部数推移を増減グラフを用いて解説しつつ、今回の結果と今後の展望を詳しく見ていきます。

ピチレの場合

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ピチレは今回、約9万6千部ということで、前回の発表(2013年7~9月期)と比べ、わずかながらではありますが、伸ばしてきました。ようやく下げ止まった感じ。

とはいえ、過去最低だった前回より、たしかに「まし」ではありますが、それでも、まだまだ9万台。なにより、10万に回復できなかった点は、厳しいです。とにかく、喫緊の目標として、まずは、なるべく早い段階で10万台に戻したいところです。

ちなみに、今回の対象期間は、2013年の11月号、12月号、1月号の3冊ということで、中でもやっぱり、11月号の福原遥ちゃん初のソロ表紙&付録「はるんBOOK」の存在が大きかった気がします。おそらく、最もこの号が売れているはずです。また、1月号でも、はるんちゃんは表紙になっています。

とまあ、こうして、はるんちゃんが表紙になった期間に、それに伴い、しっかり部数が増えたという事実は、まさに、活躍が売り上げアップにつながったことを意味します。そう考えると、最近のピチレ本誌における「エース=はるんちゃん」「本誌登場数9カ月連続1位」という扱いも、じゅうぶんに納得です。

ピチレ部数回復の兆しの理由

「のの単独?」「りったん単独?」「ののすー?」「SNRS?」「りこあい?」「りこはる?」といった感じで、とにかくエースがハッキリしなかったのが2013年の秋あたりまでのピチレモンの特徴。

いまだに現実を直視できず、「ののがエース」などど主張する人がいるというのも驚きですが、現に、いくら人気があったとしても、E-girlsとのかけもちで、2013年の1年間を通じて、たった3回しか表紙に出ていない山口乃々華ちゃんがエースというのは、ありえません。どう考えても無理がありますが、この点は、すでに、三月の転校生でも繰り返し指摘してきたところ。(⇒参考:ピチモエース論

それが、2013年の冬。ようやく、エース不確定のモヤモヤ状態を脱し、ハッキリと「SNRS」から「りこはる」へ、世代交代がなされました。この、名実ともに「エースりこはる体制」の確立こそが、今回の部数回復の兆候が見えてきた、最大の原因ではないでしょうか。

あとはこの調子で、次期(2014年1~3月期)にどれだけ部数アップができるか。ちょうど、うまい具合に、次回の集計期間は、ピチモオーディションの応募受付号に加え、はるんちゃん2度目のソロ表紙、表紙バトルの結果発表、さらには、SNRS世代の卒業特集号まであります。ということで、おそらく10万回復は確実であり、加えて、どれだけ上積みできるかが勝負となります。

二コラの場合

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今回の二コラは、約21万部ということで、6000部の減少。グラフからも分かるように、近年、一貫して22万前後を維持し、安定した人気を誇っていたところ、今回は、目に見えて減らしています。実際、上の過去3年分リストからも分かる通り、21万ギリギリというのは、ここ数年来における最低ラインとなります。

2013年の特に後半は、能年玲奈ちゃん大ブレイクに伴い、玲奈ちゃんが「二コラ出身」ということも話題になりました。そんな影響からも、今期、多少なりとも増やしてくると予想していただけに、このマイナスには、ちょっと意外な感じも受けました。

とはいえ、それでもピチレに対しては、まだまだ11万以上の圧倒的な優位を保っているわけで、ハッキリ言って、「レベルが違う」というか、同じ中学生雑誌でありながら、「比べ物にならない」ともいえます。

まとめ

2014年、ピチレの編集部は、最年長となる「りこはる」を、エースコンビとして、徹底的に推してくると思われます。うまい具合(?)に、1コ下となる現中2世代のオーデ出身有力次期エース候補が1人もいないこととも相まって、その地位は完全に安泰。

あとは、このエースコンビが、ピチレをどれだけ引っ張っていけるか。このエースコンビが、晴れて前面に出ることで、どれだけ部数を回復できるか。今後のピチレの部数の増減が注目されます。