三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

高田凛ちゃんニコラ卒業の背景を考える

ST行き予想シリーズ3

f:id:GYOPI:20200120010354p:plain:right今年のニコラ卒業生は、黒坂莉那ちゃんたち現高1世代の7人に、高田凛ちゃんを加え、合計8人。

そうなのです。実は凛ちゃんにも、卒業生としてセブンティーン行きの資格があったりするのです。

ということで今日は、ニコラ卒モによるST加入を予想するシリーズの第3回。卒業の背景から読み解く、まさかの「凛ちゃんST説」です。


今日の課題

まずは、これまでの予想の経緯を整理します。第1回では、過去の傾向から「STに行くための3条件」を導き出しました。(⇒第1回

第2回では、その条件を各高1モに当てはめ個別に検討。結果として、今年は「ST行きの該当者ナシ」という結論に達しました。(⇒第2回

そして今回。隠れキャラとして、まだ凛ちゃんが残っていたということで、以下、そんな凛ちゃんがST行きとなる可能性について考えていきます。

ニコラを卒業する理由

そこで凛ちゃんの卒業メッセージに注目します。ツイッターや本誌に掲載された、凛ちゃん自身が語るニコラを卒業する理由は「新しい夢に向かって」。

卒業とともに芸能活動を終えた宮原響ちゃんや泉口美愛ちゃんのように、引退や活動休止とはひとことも言っていません。

新しい夢=新しい活動の場」と解釈すると、たとえそれがセブンティーンであっても全く不思議ではないのです。

卒業の背景

では、そもそもなぜ凛ちゃんはニコラを中途半端な形で卒業することになったのでしょうか。

この点、今のニコラの編集長は、たとえばTNMでは全員に等しくチャンスを与えたように、やる気のあるコや努力するコを重用します。

反面、努力しないコや何度言っても聞かないコには容赦なし。ダイエット企画を失敗した白井杏奈ちゃんが良い例で、当時人気ナンバーワンであったのにも関わらず、イメモからも生徒会の役職からも完全に外したうえ、以後は表紙や大型企画に一切出さないという徹底っぷり。

であれば、ニコモとして最も大事な中3という時期に半年も休養したかと思えば、復帰早々に中3モ連載を体調不良でお休みするなど、散々編集部を振り回し迷惑をかけた凛ちゃんについて、プロ意識に欠けると判断されても仕方ないわけです。

よって今後、イメモもになれない、生徒会の役職に就けないことはもちろん、重要な企画にも呼ばれないであろうことは容易に想像できます。

モデルは天職

このまま卒業までの残り1年ちょっとを、それこそ杏奈ちゃんのように、あくまで人気はあるのに表紙やファッションページに出ることなく、モデル業とは無関係のニコ学原作やらMV監督ごっこ、オーデ応援隊長といった、”窓際・干され”で過ごすのか。

だったら、「新しい夢」に向かって一念発起。改めて1から出直す意味で、セブンティーンに挑戦するという選択も十分ありうるのではないでしょうか。

実際、初めて凛ちゃんの撮影を担当したカメラマンの誰もが、それまでの”ふにゃふにゃ状態”から、モデルとしてのスイッチが入った瞬間、”プロのモデルとしての姿”への変貌に驚かされるといいます。

まさに凛ちゃんにとってモデルは天職。こんなところで中途半端にあきらめるとは考えられず、凛ちゃん自身も続けたいという気持ちが強いはずです。

そしてその場は、凛ちゃんの性格からしてもバトル企画でモデル同士が人気を競い合うポップティーンではなく、当然セブンティーンとなるわけです。

自由契約

では他方、編集部としてはどうなのか。途中卒業という異例のケースにつき、凛ちゃん&事務所サイドとの話し合いには、どういった態度で臨んだのでしょうか。

すると、おそらく編集部の方針としては、プロ野球でいう「自由契約」。卒業までこのままニコラにとどまってもいいし、他誌への移籍も妨げない。ただし、とどまっても戦力外とは言わないまでも重用はしない。

新たな活躍の場を求める凛ちゃんサイドと、去る者を追わない編集サイド。こうして、両者合意のうえ、途中卒業が決定。2月号では特別に卒業式までやってもらって、円満卒業に至ったと考えられます。

チャンスは3回

とはいえ、いくら凛ちゃんがST行きを目指そうとも、ちょっと行きたいと思えばだれでも行ける。さすがにセブンティーンは、そんなに甘いものではありません。

そこで凛ちゃんが、今年中のセブンティーン移籍を実現するために挑戦すべき(すでに挑戦した)3つの機会があります。

まずは第1に、去年の年末に実施された「前期の事務所オーデ」で、受かっていたら2020年3月号加入。2つ目は「ミスセブンティーン2020」で、こちらは7月号発表のファイナリストに残れるかが勝負。そして3つ目が「後期の事務所オーデ」によるもので9月号加入となります。

ということで、次回「ST行き予想シリーズ最終回」では、凛ちゃんST移籍プロジェクトにつき、セブンティーンの新モ採用の時期&傾向を加味しつつ、それぞれの手段ごとに実現性を検討します。

今年のセブンティーン行きは誰?

候補を検討

f:id:GYOPI:20200112021043p:plain:rightこの前の続きです。では、今年のニコラ卒業生でセブンティーンに行くのは、いったい誰になるのでしょうか。

前回の結論として導き出した3つの条件に、黒坂莉那ちゃんたち現高1世代を順に当てはめて、検討していきます。

なお、まだ前回分「ST行きの条件」を読んでないという人は、まずそっちから先に読んでみて下さい。
ST行きの条件


3条件の確認

改めて3つの条件を確認します。第1にイメモであること第2にピン表紙経験があること。そして第3が生徒会長NG

イメモであることが絶対条件ですので、以下、レピピの莉那ちゃん、ラテの藤本林花美愛ちゃん、ラブトキの青井乃乃ちゃんの3人について見ていきます。

ST行き候補比較

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莉那ちゃんの場合

まずは莉那ちゃんから。イメモであり、表紙回数も世代ダントツトップのうえ、ピン1回と2つの条件をクリア。

ところがところが、生徒会長という役職に×印。前回みてきたように、鈴木美羽さんも、高嶋芙佳さんも、香音ちゃんも、たとえどんなに人気があろうが、歴代の世代トップ(部長・生徒会長)は、そのいずれもがST行きから外れているのです。

思えば莉那ちゃんは、ニコラに進級してきた最初の撮影で、イキナリ参加させられたクイズ企画にて「高1ニコモ全員の名前をフルネームで書け」という問題につき、なんとプチの先輩である香音ちゃん以外、誰の名前も答えることができないという失態を演じたように、ニコプチ時代からポップティーン読者だったことは有名な話。

であれば莉那ちゃんについては、ST行きというより、むしろポップ行きの可能性のほうが高そうです。

リリちゃんの場合

続いては、リリちゃんです。本格モデル系ということで、タイプ的には最もセブンティーンに合致している気もしますが、残念ながらリリちゃんには、ニコラ時代にピン経験がありません。

というかそれ以前の問題として、編集部はもちろん、それ以上にアミューズが、リリちゃんをViViに押し込むつもり満々のよう。

実際、1月号のリリちゃんの連載では、ViVi編集部協力のもと、ニコラ卒業生で事務所の先輩でもある八木アリサさんの表紙撮影に潜入するという企画が実施されました。

こうしてすでに”顔見せ”を済ませていることからも、リリちゃんの卒業後はViVi行きというのが既定路線のようです。

乃乃ちゃんの場合

では、乃乃ちゃんはどうでしょうか。この点、イメモであり、生徒会の役職ナシということで、2つの条件をクリア。

TNM優勝という実績からも、一見すると十分に圏内であるようにも思えますが、最大のネックはやっぱりピン経験が無いこと。

さすがに、ピン無しの表紙4回という数字では、リリちゃん同様、STへ行くためには物足りないところです。

もちろん、次の3月号で念願のピンが実現すれば話はガラッと変わってくるわけですが、現時点では、乃乃ちゃんのST行きもかなり厳しいといえそうです。

もう1人いる!?

以上、過去のデータで見ると、こうして現イメモ3人につき、すべてST行きの可能性が消えてしまいました。

だったら、今年のST行きは、2012年以来8年ぶりにゼロになってしまうのでしょうか。

すると、盲点となりがちですが、実はST行きの有力な候補となりうる今年のニコラ卒業生が、あと1人いるではありませんか。

次回、今年のセブンティーン行き予想の最終結論編として、”そのコ”が大番狂わせでSTに加入する可能性を考えます。

ニコラ卒業生がセブンティーンに行くための条件

ST行きの条件

f:id:GYOPI:20191210214905p:plain:rightニコラ卒業生として、2010年に最初にST行きとなった西内まりやさん以降、去年の秋田汐梨ちゃんまで、実に10年間で11人のニコラ卒業生がセブンティーン行きを果たしています。

とくに、2013年卒業生の古畑星夏さん以降は、毎年きまって7月号加入というのがパターン化。現在のところ7年連続となっています。

となれば、7度あることは8度ある。ここまで続いてきた伝統が、今年イキナリ途切れるというのも考えずらく、だったら2020年も当然にニコラ卒業生がSTに行くと考えられます。

では、それはいったい誰になるのでしょうか。今日は、ST行きを果たした歴代卒業生の実績データを基に、「ニコラ卒業生としてセブンティーンに行ける条件」を考えます。


歴代ニコラ卒⇒ST行きリスト

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ST行き全11人完全版リストはこちら

一覧の見方

上の一覧は、過去5年間に「ニコラ卒業⇒ST行き」となった6人について、ニコラ時代の実績をまとめたものです。

データは右から、「ST加入年」「名前」「高1時の役職」「イメモの有無」「表紙回数(カッコ内はピン回数)」となります。

2014年は、例外的に2人がST行きとなっていますが、この年のニコラ卒業生枠は、副部長でラブトキイメモだった岡本夏美さん。

イメモ無し&役職ナシで、卒業時まで表紙ゼロだった黒崎レイナさんは、研音主導による通常の事務所オーデ加入であり、完全な例外ケースですので2重線で消してあります。

条件1:部長・生徒会長NG

まず気が付くのが、各年のニコラ卒業世代のトップであるはずの部長(生徒会長)が、とくにここ5年間、ST行きから完全に外れているということ。

代わりに、清原果耶さんら副部長が3人、永野芽郁さんら役ナシから2人がST行きとなっています。

それにしても、なぜ1番人気であるはずの部長や生徒会長が、毎年のようにST行きを逃しているのでしょうか。

ラテのイメージ

するとこれには2つの理由が考えられます。まずは「ラテのイメージが嫌われている」ということ。

そもそも、2019年の川床明日香ちゃんを除くと、他の部長は全てピンクラテイメモとの兼任となっています。

対して、清原さんや久間田琳加さんをはじめとする副部長はレピピのイメモ。

この点、ミスSTの合格者を見ても、2019年に岩田琴楓ちゃん&雑賀サクラさんとレピピWEBモが2人も受かったのに対し、ラテWEBモの花田姫佳さんは2018年に落選。傾向として、STではレピピが上位であることが分かります。

伸びしろ

部長が不利となっているもう1つの理由が、おそらくは「伸びしろの問題」であると考えられます。

ニコラ部長、生徒会長というのは、中3の終わり時点でニコラの頂点立ったということを意味し、それ自体とてもすごいことではあるものの、反面、達成感・終着点感もアリアリ。

だったら、高1になってまさに伸びてきているコ、女優として活躍が増えてきているコ、人気上昇中のコの将来性が買われているのかもしれません。

実際、2014年度ニコラ部長の小山内花凜さん(表紙15回)も、2015年度部長の高嶋芙佳さん(表紙17回)も、ニコモとして歴代トップクラスの人気&表紙回数を誇ったものの、今いちパッとしない卒業後の現状が物語っています。

いずれにせよ、ニコラ卒業生のセブンティーン行きにつき、とにかく生徒会長・部長経験者はNGというのが近年の傾向です。

条件2:イメモ必須

生徒会長でNGに続く2番目のST行きの条件は、イメモであること。これは100%の必須条件です。

とくに近年の傾向としては、汐梨ちゃんこそラテではありますが、2016年、2017年、2018年と3年連続で続いたレピピがとにかく圧倒的に優位。

ラテやレピピから1段落ちるラブトキは、さすがに4年連続でST行きを逃している点、今年も厳しそうです。

条件3:ピン表紙

ST行きにつき、あまり知られていないながらも最大の条件が、実はニコラ時代のピン表紙の経験があることだったりします。

この通り、過去5年でST行きを果たした5人全員がピン経験があるのはもちろん、もっとさかのぼって2014年加入の飯豊まりえさんも、2013年加入の古畑さんも、2010年加入の西内さんも、そのいずれもがピン経験者なのです。

ということで、ST行きにはイメモであることに加え、ピン経験も必須。「STに来たいなら、ニコラでピンくらやってないとダメ」ということです。

3つの条件

以上まとめると、ST行きの条件は「生徒会長でないこと」「イメモであること」「ピン表紙の経験があること」。

今年も当然、この3条件を満たしているニコラ卒業生の中から、セブンティーン行きが誕生することになるはずです。

ということで次回は、黒坂莉那ちゃんたち現高1世代を対象に、具体的に誰がST行きとなるのか検討します。