人事検証 / 後編
「生徒会長」「進級」「新モ」が、読者の予想の範囲内であったことは、昨日の【前編】で見てきた通りです。
一方、唯一の”サプライズ”とされるのが星乃あんなちゃん&松尾そのまちゃんが就任した「イメモ」。
そこで今日は、レピピ13代目に【中学生】から【2人】が抜擢されたことがどれくらい異例といえるのか、その理由と共に検証します。
一覧の見方
まずは、以下に作成した「歴代レピピアルマリオ・イメージモデル一覧」を見て下さい。
これは、初代の川口春奈さんから、今期の”あんその”まで、すべてのイメモをまとめたのです。
名前の下にある「カッコ内の学年表記」は、それぞれ就任時のものとなります。
歴代レピピイメモ一覧
学年がサプライズ
この通り、2代目古畑星夏さんと、3代目小山内花凜さんは、それぞれ【中3】で就任してる点、今回の中学生組の抜擢には前例がないわけではありません。
それでも、4代目永野芽郁さん以降、去年の高橋快空ちゃんまで、実に9年連続で【高1】が就任していたところ。
よって、今や読者の間では、すっかり”イメモ=高1”というのが常識として定着しており、それを覆したことがサプライズの1番目となります。
人数もサプライズ
一方、イメモの人数が【2人】となったことについては、正真正銘史上初。
初代川口さんから、12代の快空ちゃんまで、各代とも【1人】だけがイメモとして選出されていたのに、初めて今回【2人】に増員されたことがサプライズの2番目となります。
ということで、【学年】だけでなく、【増員】もされたということで、まさに今回のイメモ人事は二重の意味でサプライズだったというわけです。
編集長の方針
では、なぜ今回になって突然、これほどまでに大きな変革を行ってきたのでしょうか。
するとこの点、去年の夏にニコラの編集長に就任してからというもの、馬場編集長が「ニコモに求めるもの」として常々語っているのが、”外仕事”であることがあげられます。
外仕事至上主義
「ドラマや映画、バラエティ、CM、アイドル。様々なオーデに積極的に挑戦すること」
「ニコラに貢献したかったら、とにかく外仕事を取ってこい!」
ということで、映画やドラマで活躍するあんなちゃん、さらには、テレビで活躍するそのまちゃんが、有坂心花ちゃんたち新高1を差し置いてイメモに抜擢されたことは、まさに編集長の方針である外仕事重視の証左に他なりません。
女優&アイドル頼み
加えて今回の5月号では、新モとして、アイドル活動をする工藤唯愛さんに、女優として多くの実績のある稲垣来泉さんがそろってニコラ入りしました。
あえて、葉山若奈ちゃんたちの進級加入が次号に控えるこの時期に、モデル以外を本業とする2人を引っ張ってきたことも、外仕事重視の方針を裏付けています。
今年が転換点
であれば今後。女優やアイドル活動、テレビのバラエティ番組出演といった感じで、ニコラ以外の場での活躍がますます重視されるようになる。
ニコラ以外の場で、ニコラをアピールしてくれるようなコこそ必要とされる。
そして、そんなコが重用され、誌面での出番も増え、優先して表紙やイメモになることができる。
馬場編集長の下、ニコラは今大きな転換点を迎えているといえそうです。