うるう年生まれ
今年2024年は、4年に1度巡ってくる「うるう年」ということで、2月は29日まであります。
すると、ここでちょっと気になるのがその2月29日生まれの人のお誕生日事情。
例えば、ニコプチ卒業生で現セブンティーンの松本麗世さんがまさに29日生まれですが、今日はそんな「2月29日に生まれた人はいつ歳を取るのか」について解説します。
歳を取る時期
まずは大前提として、全ての人に共通の「歳を取る時期」から見ていきます。
すると「年齢計算ニ関スル法律」により、誰もが誕生日の前日に歳を取ることが定められています*1。
たとえば、【1月1日】生まれの人は、その前日である【12月31日】に歳をとることになります。
うるう年の場合
では、2月29日生まれの松本さんはどうなるのでしょうか。
そうすると、今年のように29日まである、うるう年の場合、何ら問題なく原則通り前日の28日に歳を取ることになります。
しかし、うるう年でない場合、大きな問題が発生。そもそも29日自体が無いのですから、その前日だって存在しようがないのです。
平年(うるう年以外)の場合
そこで、今度は「民法143条2項但し書き」の登場です。
そこには、「応当する日(=29日)がないときは、その月の末日に満了する」と定められているため、末日である2月28日に年齢が加算されることになります。
ということで、何のことはない。うるう年であろうと、その他の年であろうと、2月29日生まれの人は2月28日に歳を取ることになっているのです。
松本家の場合
なお、そんな松本さんは、プチ時代から、うるう年生まれであることをネタにしていて、『仮面ライダーガッチャード』のキャストブログでは、こんな風に書いています。
実は閏年生まれで、誕生日が4年に一度 しか来ないんです(泣)。 でも、誕生日が来ない年は、祖父と同じ 2月28日に、一緒に祝って貰います。 本当の誕生日よりも一日早く祝ってもら えるからちょーラッキーです! 『キャストブログ』(2023.9.10投稿)
まとめ
ラッキーなのかどうかは別として、最後に今日のまとめとして、年齢に関するちょっとした豆知識を1つ。
2月29日生まれかどうかにかかわらず、たとえばパスポートの申請手数料*2など、【○○歳まで】と年齢で料金が区切られているものには注意が必要です。
たった1日の差で金額が大きく変わってしまうこともありますので、とにかく「誰もが誕生日の前日に年齢を加算する」と覚えておくと、いつかは役に立つ日が来るかもしれません。