回答・解説
先週公開した「ニコラオタク度チェック」の中で出題したクイズの解答&解説編です。
基本的な知識を問う【問1】【問2】はともかく、すでに現在は行われていない事務所オーデに関する【問3】はちょっと難しかったのではないでしょうか。
以下、模範解答を示した上で、順番に詳しく解説していきます。
出題
模範解答
【問1】の解説
これは、単なる数字の間違い、というか誇張です。
そもそも、【毎年数万人】と聞いて、どれくらいの人数を思い浮かべますか?
普通に考えて、数万といったら、最低でも「2~3万」、多くて「5~6万」といったところですが、国語辞典にはこうあります。
すうまん【数万】(名詞)
三~四万、または、五~六万の数を漠然という語(精選版日本国語大辞典より)
実際の総数
ところが実際、ニコラオーデの応募総数はといえば、藤麻理亜さんたちが受かった2010年実施回の1万5千が史上最多で、以後、1万台前半で推移しているに過ぎません。
よって、【数万】ではなく【1万数千】が正しいわけですが、ここで話をややこしくするのが、最新の応募総数です。
ご存知の通り、今年のオーデは、17年ぶりに1万を割って【7700】に激減してしまったのです。
【問1】の解答
とはいえ、文中には「毎年」と頭に付いている以上、今年に限定した【7千】や【8千】では厳しい。
同様に、一昨年までの傾向を表す【1万数千】でも、今年の数との乖離が大きく、やっぱり厳しい。
以上より、模範解答は【1万前後】とします。
【問2】の解説
続いて【問2】は、ニコプチからの進級面接に関する知識を問う問題です。
まあ、もともとの文章自体、「プチ(モ)モデルオーディション」と「モ」の重複が間違いだし、その後の助詞「に」の使い方も間違いですが、ここで問われているのは、あくまで時期。
その時期について、「ニコプチ卒業と【同時】に面談に合格する」となっていて、まあ文章自体も変ですが、そもそも「同時」に面接するわけない。
それこそ、中1の秋から冬にかけて。卒業の半年から数カ月前に面接を行い、その結果でニコラ進級が決まるわけです。
【問2】の解答
ただし、年度によって面接の実施時期はバラバラで、ある年は年内に決まったり、またある年は年をまたぐこともあったり。
さらには、阿部ここはちゃんや高比良由菜ちゃんのように、1回の面接で合格が出ず、複数回面接をしたりするなど、そのパターンは様々です。
よって、ある程度幅を広く取って【数カ月前】【2~3カ月前】【3~4カ月前】から【半年前】【半年~数カ月前】といったところを正解とします。
【問3】の解説
最後は難問の記述問題です。自分の言葉で、うまく説明できたでしょうか。
端的に言って、この文章はオーデ制度について何も分かっていない人が書いたことが明らかで、もはや論外。
直しようがないといえばその通りで、だからこそ難問というわけです。
事務所オーデとは
この文章の最大の誤りは、とにかく「事務所オーデ」と「ニコモオーデが事務所に所属している人も応募できるようになったこと」を混同している点にあります。
改めて確認すると、事務所オーデとは、「顔みせ」とも呼ばれ、事務所に所属している人が、面接のみでニコモになれる特別コース。
事務所が力を入れて売り出そうと考える期待の新人を、編集部に売り込む形で面接のアポを取り、マネージャーさんを伴って審査を受けるというものです。