◆結論編
ミスセブンティーン2019を予想するシリーズの最終回です。
ファイナリスト18人の中から、いったい誰が最終合格を果たし、STモデルとして加入するのでしょうか。
例によって今年も、過去のデータと選考傾向、動画再生数、模擬投票の結果などを参考に、具体的に予想します。
なお、実際の合格者は今月22日のイベント「セブンティーン夏の学園2019」にて発表されます。
◆予想の手順
この場でのミスST予想企画は、今回で3年目となるわけですが、例によっていつもの通りの手順で進めます。
まずは、ユーチューブにて公開された各候補者の自己PR動画の再生回数から、世間一般的な注目度を。同時に、うちが主催して実施したミスSTファイナリスト模擬投票の結果から、対象読者層からの好感度を数値化。
両データのバランスも参考に、合格圏内と圏外に分類して、合格候補を数人に絞り込みます。
◆「枠」の考え方
続いては、圏内として残った候補を、「合格枠」に当てはめます。そもそも、今年の場合、ハーフが4人(”もどき”含めると5人)も残っていますが、全員合格することは絶対にありません。
同様に、スターダスト所属者が2人残っていますが、その2人が同時に合格することもありません。
さらに、ニコプチ専属モデル卒業生も2人残っていますが、これまた両者揃って合格することも、おそらくありません。
とにかくこんな感じで、過去の合格パターンに則り、タイプ別に枠でくくった上で、各枠から合格するのはそれぞれ代表1人と考えるわけです。
◆枠の分類
ちなみに、今年検討する枠は「1.ハーフ枠」「2.女優枠」「3.中学生モデル枠」「4.アイドル枠」「5.事務所新人枠」「6.一般応募枠」「7.リベンジ枠」「8.編集部裁量枠」の8つ。
これら8つの枠は、それぞれ強弱こそありますが、いずれもが毎年のように合格者を輩出するセブンティーンおなじみの系統。
もちろん、ハーフで女優だったり、中学生モデルでリベンジだったりと、複数の枠に該当する候補者もいることになります。
ということで以下、圏内とされる候補者を対象に、それぞれの枠に当てはめて、検討していきます。
◆再生回数&得票数
候補者 | 再生回数 | 模擬投票 |
---|---|---|
【01】レイラニ | 5296 | 28 |
【02】植村友結 | 4386 | 87 |
【03】加藤栞 | 3831 | 20 |
【04】木下絵里香 | 3247 | 34 |
【05】黒川心 | 4482 | 107 |
【06】雑賀サクラ | 3808 | 139 |
【07】瀬戸琴楓 | 6308 | 546 |
【08】高笠原あや | 3568 | 36 |
【09】田中杏奈 | 5715 | 637 |
【10】千葉恵里 | 9101 | 115 |
【11】豊島心桜 | 5403 | 188 |
【12】鳥飼風花 | 2565 | 16 |
【13】中田陽菜 | 3723 | 19 |
【14】仁心にこ | 4592 | 33 |
【15】ブリッジマン | 5895 | 74 |
【16】宮部のぞみ | 2734 | 20 |
【17】森田あねら | 4635 | 30 |
【18】山本静空 | 2351 | 13 |
◆グラフにしてみると
◆足切り
まずは、動画人気と模擬投票によって、圏内候補を10人程度に絞り込むことから始めます。
最低ラインとして、動画再生は5000回、模擬投票は100票を設定してみます。
ただし、動画については、その並び順がポイント。目当てのコが決まっている人以外、多くの人がとりあえずは最初から順番に、つまりはエントリーナンバー1番から再生するわけです。
よってこの通り。毎年、エントリーナンバー1番は決まって多めの再生回数となり、その後は2番、3番と徐々に減っていきます。
ということで、とくに順番が早い1番や2番のコについては、多少の割引きが必要です。
一方、投票の方では、うちのサイトがニコラやニコプチを中心に扱っている点、まさにニコプチ卒業生の田中杏奈さんと瀬戸琴楓さんが多くなるのも自然なこと。2人についても割引きます。
◆除外と保留
こうして、割引き&足切りを考慮したグラフは以下の通り。動画再生5000回超えを赤色で、模擬投票は100票超えを青色で塗り分けました。
なお、5000をギリギリ超えたレイラニさんについては、動画の配置が「1番」という最も目立つ、有利な位置であったことから除外しました。
また、ニコプチ組については、割り引いたとしてもそこは十分な獲得票数である上、動画再生も上位に位置していますので、とりあえず除外せずに保留としておきます。
◆足切り後の着色グラフ
◆8人に絞る
こうして、動画からブリッジマンさんが。投票からは黒川心さんと雑賀サクラさんが。そして、動画&投票のダブルで瀬戸さん、田中さん、豊島心桜さん、千葉恵里さんが残りました。
加えて、芸歴&知名度のない状態、かつ、最も不利な「17番」という配置ながら動画再生数を5000直前まで伸ばした森田あねらさんも拾ってみます。
では、この8人を中心に、いよいよ「枠」の当てはめに入っていきます。
◆アイドル枠は鬼門
まずは、今年も最も注目されるアイドル枠から。実際、去年も同様にNMB48から山本彩加さんが挑戦し、みごと最終合格を果たしている点、2年連続で現役アイドルからのSTモデル誕生が期待されるところです。
しかし現実はといえば、アイドル枠は厳しいものがあります。ラストアイドルの中村守里さん、ときめき宣伝部の小高サラさん、TEAM SHACHIの秋本帆華さん、SUPER☆GiRLSの田中美麗さんらをはじめとして、現役アイドルの候補はいずれもことごとくファイナルで落選。
つまり、去年の山本さんこそ例外なのです。では、山本さんは、過去のアイドル系候補たちと、いったい何が違ったのでしょうか?
⇒参考:ミスST合格者&大物落選者一覧
◆圧倒的な人気
実は、ミスSTの審査の対象として、自己PR動画の制度が始まって以来、歴代最多となる再生回数を記録したのが山本さんでした。
読者投票の終了時点での再生回数は、史上初の2万台となる24408回。2位に1万回ほどの差をつけ、ぶっちぎりのトップだったのです。
こうして山本さんは、アイドル不振のミスSTにおいて、その圧倒的な人気を見せつけることで、有無を言わせず合格を勝ち取ったわけです、
◆アイドル枠
すると、今年のアイドル枠はどうなのか。今年はAKB48から千葉さんが挑戦し、その動画再生記録は9101回。
この数字につき、一部の読者から「山本さんの2万4千に遠く及ばない」「山本さんのように圧倒的な差でない」といった声も聞かれますが、そもそも全体の動画再生回数自体が減っているのです。
全員分の再生回数を合計すると、去年は15万回。対して今年は8万回。半分強に落ちてしまっているわけで、世間においていわばミスセブンティーンそのものへの注目度が落ちているのです。
そう考えると、千葉さんの記録した9100というのは立派な数字。再生2位の瀬戸さんが6千ちょっとですので、約1.5倍。圧勝と捉えてよさそうです。
であるなら、そこは腐っても48グループ。過去、討ち死にしてきた”知る人ぞ知る”的なアイドルグループとは「ブランド力」が違います。
編集部としても、こうしてファイナルまで残しておいて、「はい落選」と恥をかかせるわけにもいきません。
よって、千葉さんはかなりの有力候補といえ、今年もアイドル枠から合格者が出るのは確実といえそうです。
◆中学生モデル枠
続いては、中学生モデル枠。ここには、ニコプチ組の田中さんと瀬戸さんが該当しますが、最初に書いた通り「さすがに2人セットは無い」。
では、どっちを上位に取るべきか。この点、ニコプチ時代のモデルとしての実績は、田中さんの表紙4回に対し、瀬戸さんは2回と、明らかに田中さんが上。
所属事務所についても、田中さんが現役STモデルを4人も抱えるエイジア系であるのに対し、瀬戸さんは現役ゼロのセントラルジャパン。
さらにいえば、スタイル面でも身長150台の瀬戸さんに対し、田中さんは162cmということで、これまた有利。
以上より、今年の中学生モデル枠は、田中さんの1枠だけとしてみます。
◆ハーフ枠
毎年必ず合格者が出ているのが、中条あやみさんや、マーシュ彩さん、藤井サチさんに代表されるハーフ枠ですが、今年はどんなものでしょうか。
今年の場合、ファイナリストに4人もハーフが残ったものの、こうして圏内となる基準を、動画と投票のダブルでクリアしてきたのは、ブリッジマンさんただ1人だけ。しかも、動画再生は3位と、かなりの注目度です。
ということで、ハーフ枠については、ここは素直にブリッジマンさん一択とし、もう1人の指標上位である雑賀さんは外してみます。
◆リベンジ枠
少数精鋭で、実はめちゃめちゃ強力なのがリベンジ枠。過去、ミスSTに1度落ちて、その後、改めて挑戦するケースです。
現役のリベンジ組は、横田真悠さん、箭内夢菜さんと2人いますが、そもそも1度落としたコを改めて翌年以降ファイナルに残すわけですので、編集部としても「合格を前提」、もしくは「読者投票での支持を条件に」といった感じでしょうか。
で、今年のリベンジ組が豊島さん。そんな豊島さんは、指標でみると人気投票が3位、動画5位と、完全にバランス良く支持を集めていることが分かります。
読者からの十分な支持が見込める上でのリベンジ組ですので、まさにこれ以上ない環境。うちの場合、すでに5月の時点で豊島さんの合格を予想していたわけですが、現実的にも、最も合格に近いといえそうです。
⇒参考:豊島心桜さんが合格する根拠
◆一般応募枠&女優枠
今年の場合、一般応募組としては、すでにハーフ枠で確定させたブリッジマンさんの圧勝。よって、同枠から2人目は無いとみます。
また、珍しいことに女優系も不作。そんな女優系としては、別口の事務所オーデにより今月号から秋田汐梨さんを採用したことですし、久々に同枠ゼロと予想します。
◆事務所新人枠&編集部裁量枠
最後は、事務所新人枠と編集部裁量枠。事務所としては、いま売り出したい新人タレントをSTモデルに押し込みたい。編集部としては、将来有望な女優を先物買い。そんな両者の思惑が一致するようなタイプとは?
すると、スターダストの名門1部に所属する森田さん。見た目も抜群。中1で身長162㎝とスタイルも抜群。再生回数から注目度も上々。
サプライズ枠的な扱いで受かるとしたら、今年は森田さんしかいないのではないでしょうか。
◆まとめ
以上まとめるとこんな感じ。本命がリベンジ枠の豊島さん。対抗がアイドル枠の千葉さん。
さらには、ハーフ&一般枠からブリッジマンさんと、中学生モデル枠の田中さんも外せません。
ということで、この4人を固定し、【1】そのまま4人合格のパターン。【2】4人プラス事務所新人枠として森田さんのパターン。そして、【3】4人プラス編集部裁量枠として黒川さんのパターン。この3点予想とします。
【1】豊島、千葉、ブリ、田中
【2】豊島、千葉、ブリ、田中 + 森田
【3】豊島、千葉、ブリ、田中 + 黒川