三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

今年のニコモオーデが東京以外でも実施される可能性

読者アンケート

f:id:GYOPI:20160820023041p:plain:rightニコラ3月号の読者アンケートにおいて、「オーデの際、どこの県までなら受けに行ける?」との項目が目を引きます。

例年であれば、「オーデ関して知りたい情報」や「欲しいプレゼント」といった項目があるだけですが、今年に限ってはちょっと異色。

他の質問で、オーデを受ける際の障害の例示に「東京は遠いから」とある上、本問では具体的に県名まで書かせるところを見ると、どうやら編集部もホンキで検討している模様です。

そこで今日の三月の転校生では、第22回となる今年のニコラモデルオーディションについて、東京以外の会場でも実施される可能性を考えます。

オーデにかかる費用

ニコ読ならすでにご承知の通り、ニコラのオーディションは3段階で審査が行われます。

1次審査が書類。2次審査は面接&カメラテスト。で、3次が最終審査となり、本格的なカメラテストが実施されます。

で、ポイントはというと、2次以降の審査が行われる会場の立地と、そこまでの交通費が編集部から支給されるかどうか。

この点、審査が行われる会場については2次、3次ともに東京で行われることになりますので、必然、関西の人をはじめ、九州やや四国、沖縄や北海道といったところに住んでいる人は、その分、関東圏に住んでいる人より、出費が大きくなります。

電車や新幹線、飛行機代に加え、前日に上京するなら、ホテルの宿泊代金もかかってしまうわけです。さらにこれに、付き添いの保護者の分も加わります。

受け控え

となると、関東圏以外に住む人にとっては、例の「オーデ体験談」によくありがちなパターンが待っています。

親にオーデの応募の許可をもらおうとしたところ、「東京なんて1人で行けないでしょ?」「交通費がかかるでしょ!」「そんなお金うちにはない!」と、応募承諾のハンコを押してもらえないなんてのはよくある話。

そんなこんなで、ついに親を説得できず、最終的に泣く泣くオーデ応募をあきらめるという人も多いはずです。

大きな損失

ただし、あえて言うまでもないことですが、関東ばかりに可愛いコが住んでいるわけではありません。

そこらのアイドルよりよっぽど美人な人や、スタイル抜群でモデル適性のある人は、日本全国に散らばっています。

にもかかわらず、たまたま東京から遠いところに住んでいるからという理由のみで、オーデに応募する機会が失われるのは、本人にとってのみならず、編集部にとっても大きな大きな損失です。

遠方合格者の具体例

実際、次期部長候補ナンバーワンとされる川床明日香ちゃんは、九州の福岡からの応募(生まれは熊本)だったし、2年後の部長候補である若林真帆ちゃんは、同じく九州の佐賀在住。

一方、卒業生でオーデ11期の川口春奈さんは長崎だし、オーデ17期の中村里帆さんが四国の高知。もっといえば、オーデ4期の新垣結衣さんなんて沖縄からの応募です。

応募できなくば始まらない

ということで、こうしてちょっと名前をあげただけでも、遠方からの合格者の中にこそ、歴代の大エースや将来の部長候補
が多く潜んでいるわけですが、そんな彼女たちがトップモデルになれたのは、地方在住ながら幸運にも応募できたからこそ。

裏を返せば、たまたま地方に住んでいるというだけで、応募の可能性を奪ってしまうには惜しいものがあり、編集部としても、なんとかそういったコ達を拾いあげることができないか、考えるわけです。

なにより、地方在住のモデル志望者が、首都圏同様に積極的に応募できたなら、応募総数が増え、オーデ自体のレベルアップにもつながります。

すると必然、合格者のレベルも高くなり、結果としてニコモのレベルがますます高くなるという好循環が生まれるわけです。

まさにいいことづくし。編集部としては、いかに地方在住者の応募の障害を無くし、いかに多くの人から応募してもらえるかが勝負であり、そのために現在検討中であるのが2次審査における地方会場の新設というわけです。

2次会場限定

ここで、改めてニコモオーディションにおける交通費の支給ルールについて、確認しておきます。

2次審査の交通費は、原則全額自己負担。一方、最終審査は、候補者本人のみ編集部負担で、付き添いの親の分は自己負担となっています。

ではここから、地方在住者の応募を促進するために、どんな風にルールを変えるべきでしょうか。

1つは、2次審査の交通費も、まとめて編集部が負担する。もう1つは、2次審査の会場を、地方の応募者にとって身近なものとする。以上の2点からの選択です。

地方会場で解決

1点目について。ニコラのオーデの2次審査への進出者は、発表されるとしと非公表の年がありますが、平均すると各回60人から70人の間となっています。

たしかに、これくらいの人数なら、全員の交通費を負担するのも特に無理な話ではないでしょうが、それ以上に効果的なのが地方会場の新設です。

繰り返しますが、地方在住者にとってのオーデ応募のネックとなっているのは「遠いこと」と「お金がかかること」です。

たとえ金銭面の問題が、編集部負担によって解決したとしても、わざわざ東京まで行く手間と時間の問題は残ります。

しかも、去年の例で言うと、7月9日に2次審査があり、さらに7月30日には最終審査ということで、わずか3週間の間に2度も東京と地元を往復しなくてはならないのです。

残り十数人に絞られ、合格が目前となる最終審査の際に、1度だけ上京するならまだ分かりますが、さすがに候補が70人も残っている2次の段階の上京には厳しいものがあります。

有力は関西会場

そこで、地方会場の新設です。これなら、設営される場所によって、多少の差こそありますが、それでも交通費の面だけでなく、時間と手間の面も一挙に解決できることになります。

もちろん、会場の全国展開はありえませんが、初の試みとなる今年、最低でも関西は有力。去年のオーデで、大阪出身の池未来実ちゃん&湊胡遥ちゃんがダブル合格を果たしたように、大阪会場あたりが本命ではないでしょうか。

また、前述したように、明日香ちゃんや真帆ちゃんといった、意外に多い九州勢のための福岡会場なんてものあるかもしれません。

まとめ

こうして、少しでも応募の敷居を低くして、多くの読者から応募してもらおうと、編集部が検討しているのが地方会場。

とりあえずは、今月号の読者アンケートの回答状況によって、実験的に2次審査の大阪や福岡での実施が決まるかもしれません。

ということで、特に今年のオーデに応募しようと思っている地方在住者さんたちを中心に、ニコラ6月号で発表されるオーデ実施要綱は、例年に増して注目を集めることになりそうです。