■あこがれのピチモは?
ピチモオーディション応募用紙の「自己PR」欄に書くとき。2次審査や最終審査の面接で聞かれたとき。さらには、実際にピチモになって、最初の読者お披露目アンケートで。
こんな感じで、ピチモオーディションを受ける場合、今後、必ず自分の「あこがれのピチモ」について、答える機会が出てくることになります。
では、どうやって答えたらいいか。逆に、どう答えてはいけないのか。今日の三月の転校生では、「あこがれ」をあげる場合の、やってはいけない2つのタブーについて、まとめます。
■タブー1:八方美人
「全員です!」「ピチモみんなが憧れです!」。これこそが、あこがれを答える際の、1番やってはいけないパターンです。
そもそもピチ読なら、それもピチモになりたいピチ読ならば、嫌いなピチモがいるわけもなく、みんながあこがれの先輩であるのに決まってます。
でも、そこをあえて編集部が「あこがれは?」と聞くのだから、聞かれた方としても、ちゃんと誠意をもって答えなくてはなりません。
審査員や読者としても、この子は誰に憧れているのか、誰が目標なのか、具体的に知りたいわけです。そこを、「全員です」といった逃げた解答など、誰も求めていないわけです。
■個人を1人指名する
ちなみに、「○○ちゃんと、○○ちゃんと、○○ちゃんと…」といった感じで、複数の名前を上げるのではなく、バシッと1人を限定して、指名します。
で、その際、「どうして好きになったのか」「どんな点が好きなのか」、それぞれの理由についても、具体的に、自分の言葉で説明できるように、準備しておきます。
■2014年オーデ合格者の実例
では、ここで、去年のオーディション合格者4人が、7月号の合格お披露目ページにて、実際に答えた「あこがれのピチモ」を見ていきます。
すると、杉本愛莉鈴ちゃんが「みお」。佐々木莉佳子ちゃんが「はるん」。岡田結実ちゃんが「りったん」。3人は、いずれも、1人を具体的に指名しています。
一方、黒川心ちゃんはどうでしょう。なんと「全員です!」と答えてしまっています。では。個人を1人選んで指名した3人と、心ちゃんとの違いは何でしょうか?
■プロと一般応募の違い
それは、改めて言うまでもなく、事務所に所属しているかいないか。つまりは、芸能活動経験があるないかということになります。
芸能のお仕事の経験があり、これまでの数々のオーディションを受けてきた愛莉鈴ちゃんをはじめとする3人は、事務所やマネージャーさんから言われて、もしくは、自分の経験として、八方美人的な受け答えがダメなことを知っているわけです。
これに対し、心ちゃんはこれが初めてのオーディション。ホントに、本心から全員が好きなのか、または、先輩に気を使ってなのかは分かりませんが、とにかく、あたりさわりのない「みんな」と答えたわけです。
とはいえ、こういう「初々しさ」「純粋でプロっぽくないところ」こそが、心ちゃんの魅力といえば魅力だったりもするわけですが、いずれせよ、第一印象での"読者ウケ"という点では、イマイチ。「この子、誰にでもいい顔してる」と思われかねませんので、注意が必要です。
■タブー2:卒業生の名前をあげること
続いて、2つ目の禁忌はというと、卒業生の名前をあげること。例えば、今回のオーディションを受ける人が、「憧れは卒業生の前田希美ちゃんです」と言ったらどうなるか。審査側として、どう感じるか。
すると、確実に言えるのが、ピチレでの現役時代の活躍を見てではなく、「ポップティーン」や「すイエんサー」で、ファンになったのであろうと想像されるということ。
その他、たとえ、ピチレの卒業生で、有名な女優さんになっているとしても、それは新しい場での活躍を見てあこがれたのであって、ピチモとしての姿にあこがれたのではありません。
とにかく、審査側は、この応募者が、誰にピチモとしてあこがれているのか知りたいわけですので、ここは、現役の名前をあげることになります。
■卒業生をあげる例外
ただし、どうしても卒業生の名前をあげたい場合、現役時代を知っていることが条件となります。
たとえば、「初めて買ったピチレで表紙だった」「それ以来、ずっと大好き」といった理由なら、十分に説得力もあって、卒業生の名前をあげてもいいパターンとなります。
そうすると、現時点で小5や小6の人が応募する際、「あこがれ」として許されるのは、2~3年前の卒業生までが限度。志田友美ちゃんや江野沢愛美ちゃんといったあたりが、ギリギリのラインとなります。
■まとめ
以上の2点さえ注意すれば、あとは自由に、それこそ本心から「あこがれのモデルさん」の名前をあげればいいだけのこと。
そうすると、なにより"本心"なので、いくらでも「好きになったきっかけ」や「好きなところ」も浮かんでくると思います。
ということで、あとは、自分なりの言葉で、具体的に憧れの気持ちをアピールできるよう、しっかり練習しておけば、それで十分にOKです。