◆具体的に当てはめ
今月31日発売の12月号をもって休刊となるピチレモン。最後まで残った29人のピチモたちの今後は、いったいどうなるのでしょうか?
今日の三月の転校生では、前回の日記でやった「卒業後のコース分類」における5つの区分について、誰がどのケースに当てはまるのか、実際にピチモを分類してみたいと思います。
◆卒業後のコース5分類
まずは前回の復習として、主な卒業後のコースとしてまとめた5つの道をカンタンに確認しておきます。
その1「事務所だのみの非オーデで他誌移籍を目指すケース」。その2「自分の力で他誌オーディションに挑戦するケース」。その3「アイドルに転身するケース」。その4「本業に回帰するケース」。その5「これを機に芸能活動を休止・引退するケース」。
ということで、以下、主なピチモについて1人ずつ具体的に検証して行きます。
◆はるんちゃんの場合
まずは当然、連続表紙21回というピチレ史上に名を残す大エース福原遥ちゃんから。
はるんちゃんについては、うちの進路予想アンケートにおいて、圧倒的に「セブンティーン行き」の回答が多くなっています。
しかし、そもそもはるんちゃんが今年の春に事務所を移籍した理由は何だったでしょうか。もちろん、女優になるためです。そこで研音。
そんな事務所の先輩として参考になるのが、かつてのニコラの大エース川口春奈さんのケース。両者それぞれ「中学生雑誌のトップモデル」「女優志望」「研音所属」と全く重なります。
で、川口さんはというと、ニコラであれだけ人気を誇ったにもかかわらず、モデルのお仕事はニコモ卒業でキッパリ終了。以後、女優の道に突き進むわけです。
ということで、ピチレ誌面でもたびたび語られる、はるんちゃんの女優になりたいという強い意欲を考えると、今後は川口さん同様、演技のお仕事に専念するのではないでしょうか。
◆りったんの場合
ひと足早く卒業となりましたが、はるんちゃんと並ぶもう1人のエース関根莉子ちゃんの今後も気になるところ。現役ピチモではありませんが、特別に検証します。
莉子ちゃんといえば、もともと「お仕事一本」というタイプではないのは誰もが知るところ。実際、高校受験の際は半年前からピチ撮の回数を減らしたし、高校合格後は部活を中心に学校生活を存分に楽しんでいる様子もうかがえます。
さらに、ピチレのインタビュー記事でも、ことあるごとに将来について「幸せな結婚」「OL」「およめさん」などなどと答えており、これに付け加えるように「もし可能なら女優も」というのが常。
なにより、ピチモ卒業に合わせ、所属事務所のスターダストをやめたことも考えると、ケースその5「芸能活動休止・引退」が有力といえそうです。
◆女優回帰組
上白石萌歌ちゃん&小川涼ちゃんの東宝コンビ。女優系事務所のということもあり、すでに女優としての実績もあるモカちゃんはもちろん、両者ともにケースその4「女優に回帰するケース」の王道パターンとなりそうです。
また、東宝組を上回る女優実績を誇る優希美青ちゃん&荒川ちかちゃん、さらには志田彩良ちゃんも、当然に女優回帰ケースとなるであろうことは、容易に想像できます。
将来的には、はるんちゃんを含めたこのメンバーから、ピチレモン出身という大女優の誕生が期待されるところです。
◆アイドル回帰組
一方で、ピチモと平行してアイドルグループの一員としても活躍する4人、「アンジュルム」の佐々木莉佳子ちゃんに、「X21」の山崎紗彩ちゃん&井頭愛海ちゃん、さらには「Dream5」の大原優乃ちゃんといったところは、そもそもの本業に戻ればいいだけの話。
ただし、紗彩ちゃんだけは、ちょっと事情が異なります。他の3人が「本業を持った上で、副業としてピチモ」という掛け持ちコースなのに対し、紗彩ちゃんだけはピチモが先にあって、その後にX21加入という逆コース。
小学生のころからモデルのレッスンにも通っているように、モデルというお仕事への意欲もひときわ強く、なにより身長170超える抜群のスタイルは、まさにモデル向き。
ピチモから、江野沢愛美ちゃんに続く2人目のセブンティーン行きがあるとしたら、やっぱり紗彩ちゃんが最も有力なのではないでしょうか。
◆りおんちゃんの場合
うちの行き先予想アンケートで、ニコラ行きの断トツトップとなった関りおんちゃんはどうでしょう?
ニコラは、高2となった5月号での卒業が徹底されているため、非オーデで採用される学年としては中2がギリギリのラインとされています。
りおんちゃんが加入するとしたら、早くて年明け。すると中3直前という極めて遅い時期となるわけです。
また、ピチレ以上にスタイルが重視されるニコラにあって、身長153というものかなり不利。
さらに、ニコプチ同期としてキャラも被る香音ちゃんが、すでにニコラに入っている点、さらに不利。
で、極めつけは、りおんちゃんの所属事務所であるバーニングからのニコモ採用実績は、なんとゼロ。以上、ニコラ行きに関して、あまりに不利な要因がそろっています。
そもそも、童顔&アイドル系で超小柄なりおんちゃんは、ピチモになるために生まれてきたようなものであり、加入直後、イキナリ表紙に抜擢されたり、イキナリ高い読者人気を獲得したり、まさに今後ピチレが続いていたらエースになったであろうことは確実。
今回のピチレ休刊で最も割を食ったのは、実はりおんちゃんだったといえそうです。
◆まりりんの場合
うちの移籍予想アンケートにおいて、「セブンティーン2位」「ニコラ2位(ナシ回答を除く)」と、そのモデル適性の高さから、圧倒的に「行き先」が注目される杉本愛莉鈴ちゃん。まずはニコラ行きから検討します。
とはいえ、今ニコラが取るとして、「だったら最初から取っとけよ!」といった声が聞こえてきそうなのも事実です。
ことの始まりは2014年。ニコプチ卒業のニコラ採用について、2008年の1期卒業生から2015年の8期卒業生まで、「毎年1人の法則」が守られていたところ、愛莉鈴ちゃん世代の第7期(2014年)だけが採用ゼロ。
ということで、ここで取れば「1期以来8年連続」というキレイな記録が完成するので個人的には取って欲しい気もしますが、りおんちゃんよりさらに1コ上という中3という点、やや無理な気もします。
では、セブンティーンはどうでしょうか。すると、セブンティーンには、「ニコプチ出身でアミューズ所属&元さくら学院」という、愛莉鈴ちゃんと全く同じ経歴の三吉彩花さんがいるわけです。
愛莉鈴ちゃんは、ニコプチ以来のモデル歴の長さはもちろん、スタイル抜群&顔完璧ということで、ピチモ出身としては、最もセブンティーン向きかもしれません。
◆ゆーなちゃんの場合
エイベックス期待の本格モデル系新人である古川優奈ちゃん。「将来的にもモデルを続けて行きたい」と語るように、モデルのお仕事への意欲十分です。
となると、様々なファッションショーはじめ、ピチレ以外におけるモデル実績もあり、なによりその抜群のスタイルからも、他誌移籍の有力候補に思えます。
しかし、ニコラに関しては、実はかなり厳しいところ。意外なことにエイベックスとニコラとの相性が現在最悪なのです。
なんと、2012年の飯豊まりえさん以降、実に3年半にわたり、エイベックスのニコモ採用がゼロという状態が続いているのです。
となると、あえてここでエイベックス枠が復活するとは考えずらく、優奈ちゃんについては、セブンティーン行きの方が、より現実味がありそうです。
◆のあにゃんの場合
個別検討、最後はもちろん次期エース候補だった鶴嶋乃愛ちゃん。うちのアンケートでは「ポップ行き」断トツ1位ですが、その実現性はどうでしょうか。
オスカーのポップ実績といえば、なんといっても藤田ニコルさんがいて、事務所的には問題なし。
また、キャラが重視されるポップにあって、乃愛ちゃんのあの個性なら、これまた問題なし。
あとは本人の踏ん切りしだいなわけですが、なにしろ、オーディション合格以来、一貫して「ピチレ愛」を公言する乃愛ちゃんは、心からのピチレ大好きっコ。
だからこそ読者の共感を得て、あっという間に人気ピチモとなり、次期エースといわれるまでになったわけですので、ここであっさり他誌への移籍を受け入れられるかどうか。
いうまでもなく今回のピチレ休刊を、最も残念に&悔しく思っているのは乃愛ちゃんのはずで、そういった面からも移籍の決断ができるか注目されます。
◆まとめ
以上、主なピチモについて、休刊後の行方を検討してきたわけですが、どうだったでしょうか。
今後は、主に年末から年明けにかけて、ピチモ卒業生たちの新しいお仕事が、ちょこちょこ発表されてくると思います。
他誌に無事移籍を果たしモデルを続けるコ。本業に回帰するコ。新たな分野に挑戦するコ。普通の女のコに戻るコ。いずれにせよ、それぞれがピチレでの経験を生かし、新しい場で活躍していって欲しいと思います。
なお、「○○ちゃんが■■誌の専属モデルに決まった!」「○○ちゃんがブログで発表した!」といった情報も、ぜひお待ちしています。