■最新の部数発表
中学生雑誌「ピチレモン」と「ニコラ」について、最新の部数データが、日本雑誌協会ホームページ上で発表されました。ピチレがキッカリ10,000部、二コラが212,150部となっています。
今回の数字は、「算定期間2014年1月1日~3月31日に発売された各誌1号あたりの平均部数」(協会HPより)ということで、現時点における、一般に公開されているデータ中で最も新しい数字です。
■過去3年分のピチレ&ニコラ部数推移
■部数推移表の解説
上の表は、ピチレと二コラについて2011年から現在にかけて、過去3年分の部数データを、3ヶ月ごとにまとめたものです。今回発表された最新分は、2014年1月~3月期ということで、表の一番下、赤い網掛けになっている部分です。
また、表の一番左の欄の「差」というのは、そのまま両誌の部数の差を計算したものです。一見して分かる通り、二コラの方が全ての期間で上回っていますので、二コラの部数からピチレの部数を引き算したものとなります。
■ピチレの場合
ピチレは今回、約10万ジャストということで、前回の発表(2013年10~12月期)から、わずかに上積み。グラフの通り、2期連続の上昇中で、回復傾向にあるといえます。なにより、10万台に戻したことは、イメージの上でも大きいです。
とはいえ、今期の回復は、十分に予想されたこと。なぜなら、集計対象となる2月号から4月号というのは、まさに、年間で最もピチレが売れるとされる時期だからです。具体的には、2月号&3月号でピチモオーディションの応募用紙が付いてくる点、4月号で高2ピチモの卒業特集があったりするためです。
ということで、ピチレにとっては、次の集計期間となる4~6月期こそが、ホントの勝負どころ。ここで、3期連続のアップが果たせるかどうかが、ポイントとなりそうです。
■二コラの場合
今回の二コラは、約21万2千部。相変わらず、21万前後で安定しています。このことは、ピチレのグラフと比べても明らかです。
ピチレのグラフは、急激に落としたり、回復したりと、上下に大きく振れているのに対し、二コラは、こんな感じでほぼ一直線。大きく増やすこともありませんが、減らすこともなく、まさに確実に読者をつかんでいることがわかります。