三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

最近のニコラ専属モデルたちは太った??

太った?痩せた?

f:id:GYOPI:20170129012717p:plain:right先週の日記では、現役のニコラ専属モデル26人について、身長&体重分布図を作成し、現時点で最も細いコ、最も太いコをランキングしてみました。

これにより、最新のニコモたちのスタイルに関する状況が見えてきたわけですが、では、数年前のそれと比べてどうなのか。

今のニコモたちは、過去のニコモさんらと比較し、太くなりつつあるのか。それとも細くなりつつあるのか。

5年前と比較して

手元には、ちょうど今から5年前となる2012年時点の身長&体重データがありますので、同じように2012ver.分布図を作成。これを、先週作った現役ver.と重ね合わせることで、ここ5年間におけるニコラ専属モデルのスタイル推移がハッキリ確認できることになります。

なお、以下を読み進める際の注意点。先週の日記「ニコラで最も細いのは誰?」の中で、本日も参考データとして用いる身長体重分布図の作成ルールや見方を詳しく説明していますので、まだ読んでいないという人は、まずそちらから読んでみて下さい。
⇒参考:ニコラで1番細いのは?

2012年のニコラって?

比較に入る前に、ちょっと2012年前後のニコラの状況について簡単に解説しておきます。当時のニコラといえば、平均23万部を売り上げた絶頂期。現在の部数が19万9千ですので、そのすごさが分かると思います。

当然、当時の現役モデルには、そうそうたる面々が名を連ねています。具体的には、その後セブンティーンに行ったのが飯豊まりえさんを筆頭に、岡本夏美さん、黒崎レイナさん、古畑星夏さん、藤麻理亜さん(卒業)と大量5人。

また、POP行きの藤田ニコルさんはじめ、non-no行きが泉はるさん。Ray行きが松井愛莉さん、Cancam行きが池田エライザさんと、各上位誌への進級も多数。

さらには、E-girls藤井夏恋さん、第14代リハウスガール山本舞香さん、私立恵比寿中学の結成時メンバー奏音さん、ついこの間に未成年飲酒疑惑で事務所を解雇されたほのかりんさんといった有名どころまで、とにかく多士済々でした。

一方ピチレは・・・

こうしてみると、いかに当時のニコラのレベルが高かったかわかるし、圧倒的な部数を誇っていたのも納得といえます。

ちなみに、同時期のピチレモンはといえば、江野沢愛美ちゃん&志田友美ちゃんの"まなゆう"全盛時代。

こう聞くと、両者ST&POPに進級している点、ピチレもがんばってるように思えますが、よくよく見ると実は2人だけ。まなゆう以外、当時のメンバーで、今も活躍しているのは、山口乃々華ちゃんと前島亜美ちゃんくらいでしょうか。こんなだからやがて休刊となるわけです。

話を元に戻して。とにかく、最盛期のニコモと比べ、いまのニコモはどうなのか。さっそく身長&体重分布図で比較していきましょう。

2枚の分布図から

次の分布図は、上が2012年当時の現役ニコモの分で、下が最新2017年現在のニコモの分となります。

一見して、上の方の図、つまりは最新2017年版の方が明らかに中央付近で小さくまとまっていることに気づくのではないでしょうか。

対して2012年版はというと、身長は153センチから173センチまで。体重は35キロから54キロまで。とにかくバラバラ多種多様。様々はスタイルを持つコが選り取り見取り、そろっているといえるわけです。

身長体重分布図(2012)

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身長体重分布図(2017)

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多様性の欠如

もうこれだけで、勝負アリ。顔はともかくとして、似通ったスタイルのコが何人いても、はっきり言ってインパクトは薄いです。

平均値に近いところに集中する現在と違い、2012年はというと、山本さんをはじめとする150台前半のコが3人もいるかと思えば、野中葵さんのように170を優に越すコも3人いて。

また、歴代最軽量とされる小林玲さんのように35キロのコがいると思えば、もちろん高身長込みで池田さんのように55キロもいて。

それが今は、最も小さい香音ちゃんでも157で、150台前半どころか、157未満がゼロという現状。ピチレモンが休刊したこともあり、Sサイズちゃん系モデルの活躍の場が少なくなった今、だからこそ1人や2人、ラブベリーでいう関りおんちゃんのようなタイプが、ニコラにもいていいのではないでしょうか。

太った?やせた?

ということで、ここからいよいよ本題。この5年のときを経て、ニコラのモデルは太りつつあるのか。それとも痩せつつあるのか。それでは、上に提示した2枚の分布図を重ね合わせてみます。

なお、分布図は、見た目で分かりやすいように、2017年現在分を赤色で、2012年分を青色で区分けしてあります。また、黒い点線は全体の中央値(平均値)となています。

身長体重分布図(2012&2017)

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絶賛増量中

黒の点線より上に位置するコは「平均より太めのコ」。逆に下に位置すれば「平均より細めのコ」となります。

こうしてみると、一目瞭然。上方には赤(現在)が集中する一方、下にある点はそのほとんどが青(2012)であることが見えてきます。

しかも、赤の位置に注目すると、いくつかは点線の下にあるとはいってもそれは中央値に近いところ、つまりは、より平均値に近いところに集中しています。

点線から下方に遠く離れる、圧倒的に細いコといえば、赤は中野あいみさんのみで、それ以外は青ばかりとなっています。

ということで、結論。最近のニコモは昔に比べて明らかに太くなりつつあるということがハッキリ証明されました。

まとめ

ただし、太くなりつつあることは、決して悪いことではありません。むしろ、ニコラのオーディションに合格し、ニコモになることを目指す私たちにとって、朗報といえます。

これまでのオーデでは、とにかく超人的な細さが求められていたところ、それがこうしてより普通に近いスタイルでも受かるようになったのです。

ということで、今年のニコモオーデの募集スタートが、早くも3ヵ月後に迫りまってきました。今日のニコモ体重推移の結論を、合格のチャンスが広がったと前向きに捉え、ゼッタイ合格したい人はもちろん、ちょっとも興味のある人も、ぜひ応募してみてください。

USJのPRイベントに元ピチモ日達舞ちゃんたち

PRイベント

f:id:GYOPI:20170203005908p:plain:right2月1日からユニバーサル・スタジオ・ジャパンが開始した割引チケット「BBFパス」のPRに、元ピチレモン日達舞ちゃん&鶴嶋乃愛ちゃん&岡田結実ちゃんの3人が登場。

メンバーをパッと見て、"ピチモつながり"かと思ったものの、よくよく考えたら"オスカーつながり"。その様子が動画で公開されています。
USJ公式

乃愛ちゃん成長

感想としては、元々ピチレ時代から舞ちゃんは福原遥ちゃんに似てると言われていましたが、この動画でも一瞬「はるんちゃん!?」と思ったくらい、ますますそっくり。

また、休刊時の身長は160の結実ちゃん、159の乃愛ちゃん、158の舞ちゃんと3人ほぼ一緒でしたが、あれから1年ちょっと。明らかに乃愛ちゃんが大きくなってることが分かります。

あと、もう1つの見どころは、2分5秒の記念撮影のところ。乃愛ちゃんだけが、後ろから恐竜に頭を噛まれて驚くシーン。

琴楓ちゃんの例にみる愛称が下の名前じゃないケース

ニックネームの基本

f:id:GYOPI:20170115021322p:plain:rightニコ☆プチにおいて、専属モデルのニックネームは、創刊以来ずっと"下の名前をカタカナ変換"が基本となっています。

それは、たとえ同じ読みのコが同時に存在してもお構いなし。具体的には、2015年から2016年にかけての松田望愛ちゃん&乃亜ちゃんの「ノア被り」や、2013年から2015年にかけての香音ちゃん&小出華苑ちゃんによる「カノン被り」。

古くは、卒業後ピチレモン移籍でおなじみの森高愛ちゃん&船橋さんの「アイ被り」。さらに創刊初期には伊藤夏帆さん&飯田花歩さんの「カホ被り」などがパッと思い浮かぶところです。

ニコラの場合

この点、姉妹誌であり、ニックネームの扱いも"下の名前をカタカナ変換が原則"で共通するニコラの場合、同時期に同名モデルが2人以上存在するときは、しっかり呼び分けされ、被らないようにしています。

現在でいうと、3人の「リンカ被り」が代表例。清水凜花さんが「みずりん」、久間田琳加さんが「リンカ」、そして藤本林花美愛さんが「リリ」といった具合。

妥協しない

そもそも、ファションページの写真の横、モデル名のところに、単に「ノア」と書かれても、顔を良く知った古参読者ならいざ知らず、新しい読者にとっては、いったいどっちのノアちゃんなのか、戸惑うことになってしまいかねません。

また、巻末の撮影日記の編集部コメントにおいて、同名モデルに言及する際は、いちいち名字をカッコ書きで加えて、「(伊藤)カホ」だの「(小出)カノン」だの「(松田)ノア」だのとしていました。

とにかくニコプチは、ニックネームに関しては創刊以来、たとえ何人被ろうと、どれだけ分かりにくかろうと、一切妥協しないのです。

稀少な例外は5件だけ

ただし、まもなく創刊から11年を迎えるという長いニコプチの歴史において、強情なまでに拘っている"下の名前カタカナ原則"が破られた非常に珍しいケースも、実は5件だけあったりします。

しかも、この5件中で4件までに共通するのが、当時それぞれ名前が被るコが他に誰もいないという点。

つまり、例外として特別なニックネームとなったのは、ほぼ完全に編集部のお遊びというか気まぐれ。もしくは事務所サイドによる強い要望といった理由であり、読者のために分かりやすくしようという意図は一切無かったことが伺えます。

気まぐれ4ケース

その4例の中で、最新のものといえば、もちろん現役の琴楓ちゃんで、愛称「こっちゃん」。

また、現エース黒坂莉那ちゃんの「クロちゃん」も、初登場こそ「リナ」でしたが、2号目から変更。

一方、創刊間もない2007年。今から10年前のことながら、けっこう有名なのが疋田英美さんのケース。疋田さんの場合、「ヒデ」で打ち切り。なぜか最後の「ミ」だけをカットしたニックネームとなります。

で、もう1例。意外と知られていないのがヴィクトリア・チャオさんのケース。下の名前はヴィクトリアですので、標準形ならこれをそのまま用いるべきところ、一般的な英語名の短縮形である「ヴィッキー」とされました。

唯一の呼び分けケース

残る最後の1つが、ニコプチ史上で唯一といえる呼び分けケースで、華苑ちゃんの「コイデ」。そもそも華苑ちゃんについては、最初に書いたとおり、2012年10月号の加入当初は「カノン」だったところ、半年後にオーデで香音ちゃんが新加入。

もちろん妥協しないニコプチは、そのまま両者カノンで押し通すだけでなく、これを逆手に取り「Wカノン」として売り出したりもしましたが、やがて香音ちゃんがエースになって、華苑ちゃんも表紙をやるなど、両者ともに登場が多くなり、さすがの編集部もギブアップ。

最終的には香音ちゃんを「カノン」、華苑ちゃんを「コイデ」と呼び分けることになりました。

まとめ

以上、名前の被りを端緒に、どれだけ被っても頑ななまでに、基本"下の名前カタカナ変換"にこだわるニコ☆プチのニックネームと、その例外5ケースについて、紹介してきました。

で、そこから見えてくるのは、過去11年のうち、たった5例しかないケースが、2017年の現役に2例も存在するのは何かのシグナルではないかということ。

今後、「クロちゃん」「こっちゃん」をキッカケに、一律の単純カタカナ系ニックネーム中心から、遊びのあるバラエティ豊かなニックネーム解禁となる日も案外近いのかもしれません。