三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

ニコラが1人もピチモ卒業生を引き受けなかった理由

休刊モデル引き受け

f:id:GYOPI:20160908032454g:plain:rightかつて「4大中学生雑誌」とされた、ピチレモン、ニコラ、旧ラブベリーハナチュー

2010年以降になると休刊が相次ぎ、この中で、今も残っているのは、ニコラ1誌だけとなってしまいました。

ラブベリーこそ、去年末に復刊しましたが、それでも当時の月刊という形ではなく、まだまだ手探り状態の季刊(隔月刊)誌であり、ニコラやかつてのラブベリーと同列に扱えるものではありません。

ということで、今日の三月の転校生では、他誌がバタバタと倒れて行くのを横目に、ニコラだけが、それら休刊した雑誌のモデルの中から、各誌につき選りすぐった1人を引き受けて来た歴史を振り返り、かつ、ピチレモン出身者のみ引き受けなかった理由を考えます。

休刊⇒ニコラ移籍

ハナチュー⇒ニコラ:ほのかりん
(11年5月号休刊⇒11年6月号加入) 
ラブベリー⇒ニコラ:岡本夏美
(12年3月号休刊⇒12年4月号加入) 


引き受け実績

2011年4月に休刊となったハナチュー。当時、ニコラは、その休刊時メンバーから、ほのかりんさんを引き受けます。その後、ほのかさんは、ニコラにおいては異色の"セクシー担当"グラビア系巨乳キャラとして活躍。もはやニコラの伝説となっている「撮影の際、胸が大きすぎて用意された服が入らない」というエピソードを残します。

続いて、翌年。こんどはラブベリーが休刊となります。こちらの休刊時メンバーからは、現在セブンティーンで活躍する岡本夏美さんを獲得。ほぼ同時に、岡本さんが2012年度おはガールとなったため、ニコラ移籍と合わせ、一気に注目度が高まった時期でもありました。

ピチレモンは?

こうして、ライバルの中学生雑誌が、1誌また1誌と休刊するにつけ、きっちり1人ずつ、元専属モデルを引き受けてきたニコラ。

当然、ピチレの休刊においても、休刊時現役29人の中から1人、おそらく引き受けるであろうとピチ読の間でも期待が膨らみ、では、いったい誰がニコラに行のくか、ちょとした話題になったものです。

しかし、フタを開けてみれば、休刊から1年たとうとしている現在においても、ニコラの元ピチモ採用実績はゼロ。ピチレからは引き受けないことは確定といえます。

移籍ゼロの理由

では、なぜニコラは、ピチレ出身者だけを引き受けなかったのか。その理由としては、2つ考えられます。

第1に、休刊発表から実際の休刊まで猶予期間が短かったこと。そして第2にラブベリーが復刊したこと。以下、この2点について、詳しくみていきます。

猶予期間

ピチレの休刊が発表されたのが2015年の9月2日。で、実際の休刊が、さっそく翌月となる10月31日の発売号。つまり、発表から休刊までわずか2ヶ月に満たない短期間だったのです。

月刊誌であるピチレの撮影は、基本ほぼ1ヶ月前に終了しています。つまり、休刊が決まった後に撮影した分は、最後の1冊のみという状態。

そんなバタバタした短期間で、ニコラから移籍のオファーがあり、それを受諾することは難しいし、なにより、そんな短期間にニコラ側が獲得したいピチモを選考することは不可能といえます。

ラブベリーの場合

この点、旧ラブベリーの休刊はどうだったか。すると、休刊発表が2011年12月6日。で、実際の休刊は年が明けて2月1日ということで、一見ピチレとほとんど変わらない進行に思えます。

しかし、すでに休刊発表の半年以上前から、AKB勢による表紙占領や、専属モデルの大量離脱(ピチレ移籍)。極めつけは、当時実施中だった専属モデルオーディションの中止などなど、一般の読者にさえ休刊が近いことが分かったわけで、ならば当然、モデル陣や関係者はもっと前から知っていたことになります。

つまり、ニコラが、ラブベリーモデルから売り込みを受け、その上で誰を引き受けようか検討するといった準備期間は、かなり長かったわけです。(⇒参考:ラブベリー休刊ドキュメント)

ラブベリーの登場

そして、もう1つの要因が、去年末のラブベリー復刊です。ちょっと紛らわしいですが、上記ラブベリー休刊というのは、復刊前の旧ラブベリーのお話。2012年の2月、一時的に休刊したラブベリーが、2015年12月に新ラブベリーとして復活したわけです。

で、その復活に際し、もちろん新たにモデルを集めることになります。復刊とはいえ、休刊時の専属モデルまでが復活するわけではなく、いわばゼロからのスタート。

となれば、手っ取り早いのが、先ごろ上手い具合に休刊し、失業中であるピチモをそっくりそのまま頂くこと。特に、人気と実力&経験のあるピチモを揃えることが出来れば、とりあえず安泰です。

これに、客寄せパンダ役として流行のアイドルをプラスし、新ラブベリーはモデル50人強体制でスタートすることとなりました。

包括継承

こうして、イキナリ休刊が決まり、とにかく少しでも早く新しい雑誌のお仕事を決めたい元ピチモたちと、ピチモ経験者が欲しい復刊ラブベリーとの思惑の合致。

あっという間に、休刊時の現役ピチモ17人が、新ラブベリーと契約するに至りました。

となれば、特に有力なピチモは、売約済みの売り切れ状態。もはやニコラが入り込む余地はありません。

ピチモのうちで最もニコラ向きとされる杉本愛莉鈴ちゃん。中学生モデル歴代最高身長の吉村花音ちゃん。そして、モデル適性抜群のTGC経験者古川優奈ちゃん。

こういった目ぼしいところが、みんなごっそりラブベリーに行ってしまったので、あえてニコラも手を出さなかったといったところではないでしょうか。

ということで、以上2点が、ニコラがピチモ出身者を引き受けなかった大きな理由と考えられます。

まとめ

ハナチューから引き受け、ラブベリーからも引き受けたものの、なぜかピチレからだけは引き受けを拒絶する。

ライバル誌だからとか、競合するからとか、そう問題ではありません。現に、同じ中学生雑誌として、先に休刊した2誌から引き受けている以上、ピチレだけから引き受けない理由はありません。

ではなぜ?という疑問について、以上が三月の転校生なりに出した答えとなります。

2016年オーデ対応ニコモソート

20期新ニコモ対応版

f:id:GYOPI:20160603030117g:plain:rightニコラのモデルさんについて、自分の好きな順にランキングする「ニコモソート」を、2016年オーディション合格者対応版に改定。

まだ速報段階ということで、各自の所属事務所の決まらず、簡単な"お披露"程度の状態ですが、とりあえず、今回の新ニコモである多田成美ちゃん、青井乃乃ちゃん、浜尾咲綺ちゃん、若林真帆ちゃんの4人を追加しました。
ニコモソート

最強の出世コース"プチコレ出身"とは何者か?

最強の出世コース

f:id:GYOPI:20160904024820p:plain:right原宿駅前パーティーズふわふわの現センターにして、ニコプチのエース岩崎春果ちゃん。ニコプチ卒業後ピチレモンに行き、その後ラブベリーに移籍し、両誌でトップモデルの座に就いた関りおんちゃん。そして今回、ミスセブンティーン2016に合格し、新たに同誌専属となった南乃彩希ちゃん。

これら3人、いずれもに共通するのが、プチコレ出身であるといことです。では、これだけの出世コースである"プチコレ出身者"とは、いったい何者なのか。今日の三月の転校生では、プチコレ出身について考えます。

プチコレ出身とは?

プチコレ出身について考える前に、そもそも「プチコレ」とは何でしょうか。ひとことで言うと、プチコレはニコプチの主催する読者参加型ファッションショー系イベントとなります。

つまり、セブンティーンでいうところの「Seventeen夏の学園祭」。ピチレモンでいうところの「ピチレモン夏祭り」といった位置づけです。

で、このイベント内のファッションショーに出演した数百人の一般読者や読モ、スー読の中から、その活躍が編集部の目に留まり、専属モデルに選出されたプチモが「プチコレ出身」とされるわけです。

歴代プチコレ出身一覧

では、この「読モ⇒専属」コースを歩んだプチコレ出身者は、これまでどんなメンバーがいるのでしょうか。

第1回のプチコレが行われたのが2011年であり、そこから年1回。今年で第6回を迎えたプチコレにおける専属選出一覧です。

第1回(2011)
 金泉杏美:メゾST
第2回(2012)
 南乃彩希:体験ランウェイ
 小林歩佳:メゾST
第3回(2013)
 関りおん:スー読枠
第4回(2014)
 岩崎春果:リンジィST
第5回(2015)
 殿内虹風イングファーストST
第6回(2016)
 選出ナシ


ステージとは?

上の一覧の名前の右にある「○○ST」というのは、各自の出演ステージとなります。プチコレは、一般読者&読モが自分の好きなブランドに応募し、その合格者だけが出演できる仕組みとなっています。

出演者はブランドごとに選考され、「メゾピアノステージ」「アルジーステージ」といった各ファッションショーに出演できるということです。

なお、スー読は、専属モデルと同様に、自分で応募という形でなく、与えられた"お仕事"として、指定されたファッションショーに出演するため、りおんちゃんについては、"出演ST"表記がありません。

ということで以下、プチコレ出身者ついて、それぞれ専属選出にいたった出演ステージに注目してみます。

ステージ解説

初代金泉杏美ちゃんは、その見た目&キャラ通りに、当然メゾピアノステージ出身。第2回の小林歩佳ちゃんも同様にメゾ出身。

第5回の殿内虹風ちゃんは、読モ経験のないまま、一般読者としてイングファーストステージから選出。

で、第3回は、前出りおんちゃで、すでに書いた通り、当時スー読のため特定のステージはナシです。

掛け持ちケース

第4回の春果ちゃんは特殊なケースで、ちょっと詳しい人なら「ジェニィステージも出てたのでは?」と言われそうですが、あくまでも選出はリンジィステージ。

春果ちゃんの場合、当時は読モながら2ステージの掛け持ちで、うち、リンジィへは自主応募。一方のジェニィについては、全くの別口で応募していた「ジェニィガールオーディション」にてグランプリを獲得したことによる、お披露目となります。

よって、春果ちゃんがプチモになった直接のきっかけはといえば、リンジィステージが正解なわけです。

敗者復活ケース

第2回の彩希ちゃんはもっと特殊で、なんとこちらは読者体験ランウェイによる選出。各ブランドのファッションショーステージへの出演ではないのです。

この体験ランウェイというのは、いわば敗者復活。ブランドステージ出演から漏れた応募者が、せめてもの体験という意味で、全てのイベント終了後、ランウェイを歩くことができるという企画です。

で、そんな敗者復活ランウェイから、前代未聞の専属誕生ということで、いかに当時の彩希ちゃんが魅力的だったか、いかに目に留まる存在だったか、想像できるというものです。

まとめ

以上、歴代プチコレ出身者について、各自の出演ステージにまで踏み込んで詳しくまとめてみました。

ニコプチの専属モデルになる方法としては、専属オーディション、顔みせ、キラチャレ、読モ&スー読昇格などなど様々あるわけですが、プチコレ出身こそが、最も大物が誕生するコースであることがわかってもらえたと思います。

しかし、意外なことに今年のプチコレ経由の専属選出はナシ。となれば、必然期待は、直近の虹風ちゃんに集まります。今後、虹風ちゃんが歴代プチコレ出身の先輩のような存在になれるか。今後の成長を期待したいと思います。