◆事務所シリーズ中編
オーデ22期の新ニコモ5人は、それぞれいったいどこの事務所に決まるのでしょうか。新モちゃんの所属事務所を考えるシリーズ、中編です。
今日は、歴代オーデ出身者の引き受け先となった事務所を一覧の形で整理し、各事務所ごとの出世度を検証。
そこから、新モとしてのデビューに際し、どこの事務所に配属されたコが、将来活躍する傾向にあるのか。また、編集部が将来のトップモデルと見込んだコは、どこの事務所に配属される傾向にあるのか考えます。
◆オーデ出身モ配属先一覧(過去7年分)
◆一覧の見方
上の一覧は、ニコラの歴代オーデ合格者について、今年を含め過去7年分、それぞれ期別に、所属することになった「事務所」と、最終学年である高1時に就任した「役職・イメモ」をまとめたものです。
特に、部長や副部長、生徒会長、もしくはイメモになることができたコについては、表中の背景色をピンクに、その他のコについては水色に塗り分けてあります。
ただし、2016年から2018年のオーデ出身者は、そもそも役職に就く学年に達していないため、改めて以下に別掲。
また、2015年の白井杏奈ちゃんたち小6合格者については、現時点で中3であるため、役職欄は未定を表す「?」とし、灰色で塗っています。
なお、2015年オーデのオルトンちゃんは、現中3ではありますが、すでに卒業しているため、役職欄は「×」とし、水色で塗っています。
◆3大事務所
まずは、背景がピンク色に塗られたニコモに注目してください。これらは、いずれも部長(生徒会長)・副部長、イメモに選出されたコたちなわけですが、もうそれぞれの事務所名を見れば一目瞭然。
なんと全員が、アミューズ、レプロ、スターダストの3つの事務所のうちのどこかに所属しているのです。
これは裏を返せば、部長や副部長、イメモは、3大事務所に所属しているコの中から選ばれるということ。もっといえば、3大事務所に所属していなければ、そもそも部長候補、イメモの候補にすらなれないことを意味します。
◆事務所の配置から読み解く
つまり、オーデ合格者は、すでにデビュー時において、ある程度の選別が行われているわけです。
同期の中でも、とくに将来が期待される新モは、とりあえず3大事務所のどこかに配置され、その後の競争&成長次第で、部長コースやイメモコースへとレールが敷かれることになっているのです。
であれば、これを私たち読者の側で逆手に取り、編集部サイドの意図を解釈することで、将来の生徒会長やイメモが、おぼろげながら見えてくるのではないでしょうか。
ということで、編集部の期待する新モちゃんは誰なのか。各期別に、所属事務所の配置から読み解いてみようというのが本日の日記の趣旨となります。
◆2012年の場合
それでは、こうした「エリートは3大事務所に配置される法則」につき、さっそく過去のケースを用いて、具体的に検証してみます。
例えば2012年オーデ。上の表の一番下の段を見て下さい。この回の合格者5人いたわけですが、3大事務所に配属されたのは、鈴木美羽さん(アミューズ)と、久間田琳加さん(レプロ)の2人のみ。
その他の同期3人は、いずれも3大事務所以外のところに所属となった点、まさに16期については、デビュー時からすでに「みうりん」として、将来が約束されていたことが分かります。
そしてもちろん、みうりんは4年後、実際に部長・副部長を分け合った上、現在ではそれぞれセブンティーン、ポップティーンで人気モデルとして活躍していることはご存じの通りです。
◆2014年の場合
例えば2014年。この回の合格者から3大事務所へ配属されたのは、アミューズに決まった川床明日香ちゃん&宮原響ちゃんと、レプロに決まった南沙良ちゃん&青島妃菜さんの4人。
結果的に、響ちゃんこそイメモから外れますが、それは同学年であるトレガル世代に、同じ事務所から3人も存在したため。例年なら、響ちゃんも確実にイメモになれていたはずです。
他方、中3の段階ですでに表紙もハワイも経験し、おはガールとしての知名度も相まって、イメモ就任が期待された中野あいみさんはといえば、2017年度のイメモレースに惜しくも敗退。
とはいえこれは、オーデ合格後。デビュー時にライジング(当時はヴィジョン)へと配属となった時点で、すでにイメモになれない運命にあったといえるのかもしれません。
◆次世代
以上、過去のケースを見てきたわけですが、ここからはいよいよ未来のお話に入ります。
まだ役職やイメモの振り分けが終わっていない次世代組。具体的には、現中3以下の世代となる2016年から2018年のオーデ出身者に焦点を当ててみます。
ということで、まずは以下に示す、上の一覧で別掲とした直近3年分オーデ合格者の所属事務所一覧を見て下さい。
◆オーデ出身モ配属先一覧(直近3年分)
◆一覧の見方
一覧の見方は、7年分バージョンと全く同じです。ただしこちらは、役職・イメモ欄につき、全員が未定を表す「?」となっていて、また22期については、所属事務所欄も未定を表す「?」となっています。
また、所属事務所名は、アミューズ、レプロ、スターダストの3大事務所である場合、赤字で記しています。
◆2016年の場合
2016年オーデ合格者から、アミューズに配置されたのは青井乃乃ちゃん。スターダストに配置されたのは多田成美ちゃんとなります。
乃乃ちゃんについては、ハワイメンバーに選抜され、表紙も経験。成美ちゃんも今月号で初表紙。それぞれ、3大事務所へ配置されたという事実が裏付ける、デビュー時の大きな期待通り、無事に来年のイメモ候補へと成長しました。
一方、今でこそ中2モのトップで、リーダー格。将来のニコラの中心メンバーとして期待される若林真帆ちゃんですが、デビュー時の配属先はエヴァーグリーン。これは、同期最年少、かつ当時唯一の小学生ということもあり、なかなか自分を出せなかったこと、合格後も将来の夢がユーチューバーであることなどなどが要因とされているようでが、そんな不利もすっかり乗り越えた感じ。
おそらく2年後。それまで永らく続いてきた3大事務所による支配を突き崩すのは、エヴァーグリーンの真帆ちゃんである可能性が高そうです。
◆2017年の場合
去年のオーデの引き受け先は、ガラッと一変。まさに、今年の「ニコラ部長制度廃止」や「ニコプチ進級3人」「初登場がハワイロケ」などなど、数々の伝統破壊を予告していたようなもの。
それまで、2011年のニコプチ進級である飯豊まりえさん以来、5年ぶりに草野星華ちゃんを顔見せ採用したと思ったら、さっそく翌2017年に池未来実ちゃんをオーデ引き受け。エイベックスがオーデ合格者を引き取ったのは、ニコラ史上初となります。
これと全く同様の形で、その年のニコプチ進級により黒坂莉那ちゃんを加入させたエイジアプロモーションも、直後に平澤遙ちゃんをオーデ引き受け。これまた、エイジアのオーデ合格者争奪戦への参戦は初のことだったりします。
また、小林花南ちゃんを引き受けたイデアも初参戦となった反面、ここ2年連続で、3大事務所の一角を占めるレプロによる引き受けがバッタリ止まっているのも気になるところ。
◆3大事務所体制に異変?
とにかくこうして、2017年のオーデより、明らかに合格者の引き受け事務所の傾向が変わりつつあるといえます。
とはいえ、9年ぶりの小5合格ということで大物感十分かつ、スタイル抜群で将来性バッチリの組橋星奈ちゃんをアミューズが。また、現時点で現役最高身長となった湊胡遥ちゃんをスターダストが取った点、レプロこそ不在ではありますが、まだまだ3大事務所の法則も健在といえそうです。
◆では2018年は?
では、今年のオーデ合格者たちの引き受け事務所は、どうなるのでしょうか? ここにきて、やっと本題にたどり着きました。
ですが、さすがにだいぶ長くなりましたので、以上を中編とし、22期の事務所配置に関する具体的な考察は、次回の後編でまとめることにします。
次の「新モの事務所シリーズ」最終回では、5人の所属事務所につき、ここまで見つかった様々なヒントを基に、根拠を示しつつ予想してみます。