◆西日本編
ピチレモンの専属モデルについて、47都道府県別にその代表を1人決定する企画の後編、西日本編です。
前回の東日本編を読んでないという人は、できればまずそちらから読んでみて下さい。それでは、大阪からスタートです。
⇒東日本編を読む
◆近畿は大阪対決
西の最大勢力を誇る大阪は、山田朱莉ちゃんと長崎すみれちゃんの一騎打ち。片やオーデ一般応募から人気ピチモとなった純系コースの朱莉ちゃん。片や旧ラブベリーから事務所主導による移籍コースで外様感アリアリのすみれちゃん。
結論から言うと、ラブベリーやニコプチからの移籍組は"よそ者"とされ、なかなか人気が出ない傾向が強いピチレにあって、唯一といっていいくらい圧倒的な読者人気を獲得し、見事「ののすー」としてエースにまで上り詰めたすみれちゃんを代表に。
そもそも、すみれちゃんはピチレ加入当初、全く推されてなかったのです。移籍&干されという最悪の環境の中、それでも徐々にファンを増やし、やがて表紙に、さらにはエースへと編集部を動かした、ピチレの長い歴史の中でも実に稀なケースといえます。(⇒参考:すーちゃんのあゆみ)
京都は、愛須春伽さん。先輩からも「あいす姐さん」と呼ばれる、"姐御キャラ"。そんなキャラに加え、モデルにしては若干ガッシリ&ごっつい体格ながら、喋ると可愛い京都弁が印象的。
兵庫は、もちろん樽本杏里さん。小6の初登場時から、早くも将来のエース確実といわれたピチモオーデ史上屈指の逸材ながら、進学した中学校の校則により芸能活動を断念。あっという間にピチレ卒業となってしまった伝説のピチモさんです。その他、滋賀、奈良、和歌山は、実績ナシ。
◆中国・四国は空白県多し
岡山の奇蹟、宮本優花ちゃん。黒髪ロング、清楚な雰囲気。間違いなく、歴代ピチモでナンバーワンのアイドル系。
広島は、休刊時現役から杉本愛莉鈴ちゃん。ちなみに、広島といえばもう1人の表紙経験者である宮坂亜里沙さんもいますが、宮坂さんがサンフレッチェファンのサッカー派に対し、愛莉鈴ちゃんはカープ女子の野球派だったりします。
四国にいって、高知といえば、のあにゃんこと鶴嶋乃愛ちゃん。オーデ一般応募によるピチレ⇒ポップコースは、まえのん(ピチレ表紙23回)&ゆうみん(同27回)に次ぐ3人目ということで、今後の活躍が期待されます。
◆最後は九州・沖縄
最後は九州・沖縄。ピチモ輩出数としては、東京や埼玉に匹敵するくらいの実績を誇る福岡がメーンとなりますが、質では熊本や鹿児島も負けていません。
まずは、そんな福岡から。数多い同県ピチモの代表は田中彩友美さんで。なんといっても田中さんは、いまをときめくアイドル橋本環奈さんが所属することでおなじみ「Rev.from DVL」の初期メンバー(当時は「DLV」)。
その上、ピチモに合格した第14回オーデでは、まえのん(準グランプリ受賞)を退けて、田中さんが1位合格(グランプリ受賞)でもありました。
この田中さんの合格&ピチモ加入が、後のアイドルピチモブームの火付け役になったというのは、当時のピチ読の間では良く知られた話。
実際、その翌年加入の菅谷梨沙子さん(Berryz工房)はじめ、Power Age、美少女クラブ、アイドリング!!!、SUPER☆GiRLS、乙女新党、さくら学院、X21からアンジュルムまで、現役アイドルによるピチモ加入が続出することになりました。
続いて熊本。何人かいますが、中でも中村榛花さんが最有力。このリンク先のプロフィール写真を見れもらうと分かりますが、まさに正統派。編集部の付けたキャッチコピーである「熊本が生んだ清楚系美少女!」の通り、キレイな顔立ちにかけてはピチモトップクラス。
当時のピチモオーデにおける「一般応募の合格者はタンバリンアーティスツへ強制所属」のルールさえなかったなら、まともな女優系の事務所に所属できてさえいたなら、必ずや違った展開があったはずです。
で、ホントの最後は鹿児島。ここには休刊時現役の大物として上白石萌歌ちゃん&大原優乃ちゃんの2人が存在。萌歌ちゃんは言うまでも無く、ピチレが休刊していなければ、最年長として今年のエース格だったし、優乃ちゃんは移籍先の新ラブベリーで早速表紙になっています。
どちらを鹿児島代表とするかは、ちょっと迷うところですが、ピチレにおけるピチモ歴も表紙回数もダンゼン上の萌歌ちゃんで。その他、大分、佐賀、長崎、宮崎、沖縄はナシ。
◆まとめ
ということで、前編・後編の2回に渡って、歴代ピチモの47都道府県代表を決めてみました。
さすがに地域的に偏りがあり、人数的にも関東圏に集中してはいますが、遠方でも、東北各県や広島、四国に九州などなど、ところどころにエース級の人気を誇った大物ピチモが存在していること見えてきました。
以上から、中学生モデルというお仕事については、住んでいる地方によって、人気が出る・出ないに大きな差は無い、有利・不利は無いことが分かってもらえたと思います。
ぜひ、地方に住んでいる人も、それを理由にモデルになるという夢をあきらめず、ピチモオーディションはなくなってしまいましたが、機会があったら他誌のオーデに積極的に挑戦してみてください。