■ピチモの定数
現役ピチモの総数が最も少なくなる時期は、もちろん最年長世代が卒業する季節。つまり、毎年の4月号時点ということになります。
ピチレモンが発行30万部を誇っていた全盛期、今から約10年前となる2004年前後においては、最大で54人の現役を抱えていたこともありました。
しかし、時代とともにその規模が縮小。2010年以降になると、基本30人前後が現役の定数として定着しています。
■4月号で卒業する高2
で、今回。2015年の卒業は、すでに3月号の「次号予告」で発表されているように、4月から新高2となる田尻あやめちゃん&中山咲月ちゃん&五十嵐ありさちゃんの3人。一方で、同学年のエースコンビ福原遥ちゃん&関根莉子ちゃんの2人は、大方の予想通り、卒業延長で残留となりました。
ということで、去年に引き続き2年連続で、同世代が残留組と卒業組に二分される「分割卒業」となることが確定しています。
なお、同じく新高2となる楠山真緒ちゃん&野々宮優ちゃんについては、今月号の「ピチモ相関図」にも出さなかったことからも、編集部は無視を決め込む様相。思えば、去年の夏に、ひっそりと公式サイトからプロフが消え、読者に何の告知もなく卒業となった加藤由梨愛ちゃんのケースと重なります。
■現役22人体制へ
とにかくこうして、2015年4月号からの現役ピチモの総数は、なんと22人にまで減少。過去、これほどまでに少なくなったのはピチレ史上で初めてのこと。
これまでの現役ピチモの最少規模はといえば、2013年4月号の「9人卒業」と、去年4月号の「6人卒業」の直後であり、いずれも卒業後の現役は24人となっていました。
そこから、さらに最少記録を2人分更新。以下のグラフからも、ピチモの総数は、年々減少傾向にあることが分かります。
■毎年4月号時点での現役数
■非オーデの季節
4月号からは、歴代で最も少ない現役規模となるピチレモンの専属モデルたち。
もちろん、現在実施中のオーディションにて、新たなピチモが加入してくるわけですが、それは7月号ですので、まだまだ先の話。となると、まずは非オーデによる大幅補充が現実的なところ。
実際、先月書いた日記(⇒参考:中学生雑誌休刊の歴史)の中でも触れたとおり、中学生雑誌が、たった2誌しかない現状、中学生モデルへの道は極めて狭き門となっています。
すると必然、事務所サイドも、自社タレントを専属モデルに押し込むため、必死に営業するわけで、今後、非オーデの増加が予想されます。