◆ニコラ⇒ST
今年のニコラ卒業生から、セブンティーンに行ったのは秋田汐梨ちゃんでした。
一方で、同じTRGL世代として南沙良ちゃんも、有力候補とウワサされていたわけですが、汐梨ちゃんとダブルで9月号加入はならず。
では、これで沙良ちゃんのST行きは、もう完全に消えたといえるのでしょうか。今日は、実はまだある沙良ちゃんのST行きの可能性を考えます。
◆加入年表の見方
まずは以下に示す、うちのサイトではすっかりおなじみとなった「セブンティーン新モ加入年表」を見て下さい。
これは、縦軸に「年度」を、横軸に「月号」を取り、各STモデルが初登場となったそれぞれの該当箇所に名前を表記。新モ加入状況が、ひと目でわかるようにまとめた一覧です。
◆セブンティーン新モ加入年表
◆新モの加入時期
ここで改めてセブンティーンの専属モデルになる方法を整理すると、大きく分けて2種類。
1つが公募オーディションとしての「ミスセブンティーン」で、もう1つが事務所に所属する”プロ限定”の「事務所オーデ・顔みせ」になります。
前者は、年1回の実施で、毎年きまって10月号加入。後者は、3月号加入(前期)と、9月号加入(後期)を基本に、年度によって分割される場合は7月号加入、もしくは11月号加入というケースもあります。
そして、ニコラの卒業生は事務所オーデ分類。上の年表中に入れた赤い「n」マークからも明からなように、2014年のみ9月号と11月号に分割されたものの、その他は9月号限定の加入となっています。
◆年間定員は?
では、年間のSTモデル採用定員はどうなっているのでしょうか。ここで、最初に出した年表中に、オーデ・顔みせごとに集計した年度別採用人数を追記してみます。
なお、名前をピンク色に塗ったのが事務所オーデ組、水色に塗ったのがミスセブンティーン出身となります。
◆就任経緯別採用数
◆今年は前期の事務所オーデが無かった!
これを見ると、各年につき、ミスセブンティーンにより4人程度、事務所オーデにより3人程度の採用が基本となっていることが分かります。
すると、ここで何より注目すべきなのは、今年の前期(3月号)は事務所オーデによる加入が無かったという点です。
そのため、2019年の事務所オーデ組は、現時点でニコラ出身の汐梨ちゃん1枠だけとなっているのです。
◆後期の坂道加入も無かった!
ちなみに今年は、後期の事務所オーデにも異変が見られます。これまで、2017年は9月号で久保史緒里さん。2018年は7月号で小坂菜緒さんと、2年連続で坂道アイドルを採用していました。
2度あることは3度ある。当然、今年も46グループのファンの人たちを中心に、メンバーのST加入が期待されていたわけですが、こうして終わってみれば採用ゼロという。
この点、ミスST2019においても、48グループからファイナリストに残った千葉恵里さんが、結果的に最終合格を逃したように、ここにきてST編集部にはアイドル離れの傾向があるのかもしれません。
◆事務所オーデが足りない
それはともかく、改めて上の年度別採用人数に着目します。「ミスST:事務所」の順で、採用数を表記するとこうなります。
2014年が「3:2」、2015年も「3:2」。2016年はちょっと増加して「5:3」。2017年は再び減って「2:2」。そして去年は「6:4」。
こうしてみると、公募オーディションであるミスSTによらない加入が、毎年確実に2人以上あるのです。
にもかかわらず、今年の事務所オーデは、3月号でもゼロ、7月号でもゼロ。9月号で、ようやく汐梨ちゃんが加入しただけです。
よって、現状1人のみ。これは怪しい。まさに11月号で、もう1人の新モが入って来るパターンなのです。
◆2014年と全く同じ
このパターンは、2014年と全く一緒。順を追って見ると、まず3月号(前期)で新モの加入がありませんでした。
続いて夏。ニコラ卒業生として、例年通りの7月号で飯豊まりえさんが、先行して加入します。
そして秋。11月号になって、もう1人のニコラ卒業生藤麻理亜さんも加入します。
こうして2014年は、無事「年2人以上」という事務所オーデ採用枠を満たすことになったわけです。
◆2019年と2014年の共通性
◆ダブルを回避する傾向
ここでちょっと気になる点として、なぜセットにしないのか。9月号と11月号に、わざわざ分割する理由は何でしょう。
これは、2017年9月号で、ニコラの久間田琳加さんと、坂道の久保さんをセットで加入させたことによる「失敗」が原因と言われています。
久間田さんは「ニコラ卒の大物!」という触れ込みで、久保さんは「人気の坂道グループから初!」という触れ込みで、それぞれ満を持してST登場となったわけですが、けっきょく両者が同時にデビューしたことで、そのインパクトが半減してしまったのです。
そこで翌2018年は、日向坂のエース小坂さんは7月号に、朝ドラ女優清原果耶さんは9月号にと、しっかり加入時期をずらしてきたわけです。
◆最強の女優系
ということで、もしも今年が2014年パターンの再現となるなら、11月号でニコラ卒業生からもう1人が。具体的には、沙良ちゃんの加入となるはずです。
もちろん、ニコラ時代のモデルとしての実績でいえば、汐梨ちゃんの表紙9回に対し、沙良ちゃんは3回。イメモも汐梨ちゃんが王道のラテに対し、沙良ちゃんは格下のラブトキ。いずれも全く及びません。
しかし、女優としての実績&将来性でいえば、数々の映画主演により2018年の新人賞を総なめ。「第2の新垣結衣」とも呼ばれている沙良ちゃんの方が圧倒的。