三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

吉岡優奈ちゃんのオーデ応募経緯について

議論の的

いま、新モ吉岡優奈ちゃんのオーデ応募経緯につき、一部のニコ読さんたちの間で、熱い議論が交わされています。

曰く「優奈ちゃんの応募には問題があるのではないか?」「応募条件を満たしていないのではないか?」

では、いったい何が問題とされていて、そもそもそれは正当な問題提起といえるのでしょうか。

今日は、今回の騒動につき「初耳だ」という人にも分かりやすいよう、論点を2つに整理した上で、客観的な事実のみを提示してみます。


論点1:同じコ?別人?

まずは「吉岡優奈=吉山ゆりな」なのか。2人は同一人物なのか。これが第1の論点ということになります。

吉山さんといえば、プチ読ならご存じの通り、ニコプチの読者モデル。コーデ選手権や次世代スー読選手権、読者SNAPはもちろん、今年の「プチコレ9」にも出演しています。

とにかく、そんな吉山さんと優奈ちゃんが全くの別人であるなら、議論はここで即終了。応募経緯について、何の問題もないことになります。一方で、もし2人が同一人物であるなら、論点2に進むことになります。

自分で判断

ということで、なにはともあれ自分の目で確認。以下のリンク先にあるのが、「吉山ゆりな」さんの公式プロフィールとなります。

現在は削除されていますので、ウェブアーカイブサービスに保存されたものがこちら。

手持ちのニコラ10月号に掲載されている、優奈ちゃんのプロフィールと見比べて、自分なりに同一人物か別人か、結論を出してみて下さい。
吉山ゆりな公式プロフ

論点2:いつまで事務所にいた

2つ目の論点は、「優奈ちゃん=吉山さん」であることが確定したとして、ではいつまで事務所に所属していたのかということです。

もちろん、過去に芸能活動をやっていたり、事務所に所属したことがあったりしても、ニコラのオーデに応募すること自体は全く問題ありません。

かつて、ライジングプロダクション(当時の名称はヴィジョンファクトリー)に所属していたものの、ニコラのオーデの前に辞めて応募。みごと合格した中村里帆さんがいます。現役では池未来実ちゃんも、類似のパターン。

要は、「現在(応募書類記入時)芸能事務所や劇団などに所属していないこと」が条件ですので、応募までに事務所を辞めていればいいわけです。

同一ならNG

この点、冒頭で触れたように、ニコ読さんたちの間で主な議論となっているのは、優奈ちゃん=吉山さんだとすると、ニコラの応募資格を満たしていないのではないかということです。

具体的には、吉山さんは所属ユニットの公式ブログにおいて、「6月23日に最後のお仕事」「6月いっぱいで卒業」と書いています。(⇒オフィシャルブログ

一方で、ニコモオーディションの応募締め切りは、今年の場合「6月18日必着」となっていますので、たとえどんなに応募をギリギリまで後ろに引っ張ったとしても、書類は6月17日までにポストに投函しないとなりません。

よって、2人が同一人物である場合、どう考えても応募時、事務所に籍があったことになってしまうのです。

編集部の見解は?

22年にわたるオーデ史上にあって、たった4人しかいない最年少(小5)で合格した優奈ちゃんには、やがてニコラを代表するトップモデルへと成長することが期待されます。

しかし、この一連の騒動は、そんな将来性抜群の優奈ちゃんのニコモデビューに、水を差すことになりかねません。

加えて、コトは応募資格という、オーデ制度の根本に関わるものでもある点、今回のオーデ参加者や読者から疑問を持たれたなら、編集部としてそれに答える責任もあります。

あくまで「別人のため問題ナシ」で処理するにせよ、事前に判明したものの「応募を特例で認めた」にせよ、合格後判明し「合格を特例で追認した」にせよ、編集部として何らかの見解を示す必要があるのではないでしょうか。

その後に出された編集部の見解
応募経緯と公式見解

林芽亜里ちゃんは10年に1人のエース説

史上最強クラス

f:id:GYOPI:20190907020940p:plain:right今年ニコプチから進級してきた林芽亜里ちゃんの人気上昇が止まりません。

まだまだニコモ歴わずか3カ月の新モであり、しかも高1でも中3でもなく中2にして、早くもニコラでトップを取る勢いなのです。

今日は、10年に1人の大エースともいわれる芽亜里ちゃんついて、「ニコモ総選挙2019」と「8月度SNSフォロワーランキング」の2つの指標から、その人気がホンモノであることを検証します。


デビュー即エース

そもそも、これまでのニコラにおいて、「デビュー即エース候補」となった前例はあるのでしょうか?

すると、真っ先に言えるのが2001年デビューの新垣結衣さんのケース。新垣さんは、第4回のオーデに合格すると、そのあまりの反響に、初登場から3冊目でイキナリ表紙に抜擢されました。

一方、新しいところでは、プチ進級として芽亜里ちゃんの先輩にあたる、2011年加入の飯豊まりえさんも同様のパターン。飯豊さんも、初撮影がハワイロケということで、加入後、さっそくトップクラスの人気を獲得しています。

その他、ニコラ史上歴代1位となる表紙回数(25回)の岡本玲さんや、100号記念号でピン表紙をやった高屋敷彩乃さんといったところが代表的。

他誌のケース

ちなみに、ニコプチでいうと、もちろんプチ時代の香音ちゃん。香音ちゃんは、デビューから3冊目で初めて表紙になると、その後は卒業するまで全ての号で表紙に出続けました。

また、旧ラブベリーでいうと未来穂香さん(現矢作穂香)、ピチレモンでは壁谷明音さんや志田友美さんといったところが、デビュー即エースコースであったといえます。

ということで以下、ホントに芽亜里ちゃんが上にあげた”大物たち”に並ぶほどの人気といえるのか。「ニコモ総選挙」「SNSフォロワー」の結果を順番に確認していきます。

ニコモ総選挙2019夏

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根拠1)人気投票から

上に示したランキングは、うちのサイトで夏休み特別企画として実施した「ニコモ人気投票」の結果です。

グラフからも分かるように、序盤から中観にかけては、芽亜里ちゃんと若林真帆ちゃん、さらには黒坂莉那ちゃんによる三つ巴の展開でしたが、終盤になると芽亜里ちゃんが一歩抜け出し、勝負あり。

最終的には、2位の真帆ちゃん(中3)や、3位の莉那ちゃん(高1)に決定的な差をつけ、トップとなっています。

第2の根拠

ただし、この投票結果だけをもって「メアリちゃんが現在のニコラで1番人気!」と断定するのは、さすがにちょっと危険です。

もちろん、トップクラスの人気であることは確実ですが、それでもナンバーワンとまで言えるのかどうか、もう1つくらい根拠が欲しいところ。

そこで、続いてはSNSフォロワー数に着目します。以下の一覧は、各ニコモの公式インスタグラムのフォロワー数の推移を追ったデータの最新版です。

SNSフォロワー数の推移

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一覧の見方

これは、現役ニコモの公式インスタのフォロワー数について、現時点(9月1日付け)で多い順に並べたものです。

データの内容は、今年の5月1日から9月1日まで、各月1日時点でのフォロワー数を表記。ランキングに用いた最新分は、背景をピンク色に塗っています。

1番右の「増加」欄は、8月1日分と9月1日分とを比較し、直近1カ月の増加数を算出しています。1000以上の増加した場合、数字を赤字で表記しています。

なお、高田凛ちゃんと濵尾咲綺ちゃんの2人は、インスタをやっていないため、1位から22位まで計22人分のランキングとなっています。

根拠2)フォロワー数から

なんといっても注目は、芽亜里ちゃんがこの1カ月だけでフォロワーを5700人も増やしてきたことではないでしょうか。

これにより、一気にTNM優勝&現イメモの青井乃乃ちゃんを抜き去り、いよいよ2位に上昇したのです。

しかも、現在1位の白井杏奈ちゃんはといえば、ここ最近の伸びは月数百で頭打ち。1日100単位で増やす芽亜里ちゃんとは勢いが違うわけで、SNSフォロワー数でも、あっさり来週中に現役ニコモトップとなるのは確実です。

ニコラでトップの人気

2018年11月のインスタ開始から、ちょうど10カ月。ニコモになってわずか3カ月(今月号40pには「5カ月」とありますが、正確には「正味3カ月」で「4カ月目」)。

そんな短期間で、他の全てのニコモのフォロワー数を上回ってしまうという圧倒的なSNS実績【根拠2】に加え、うちの人気投票でもダントツ1位【根拠1】。

少なくとも「人気面」においては、早くも中2にして芽亜里ちゃんがニコラのトップに立ったと考えられ、当然、編集部も読者アンケート等でその人気を認識しています。

であるなら、まずは表紙から。ということで、芽亜里ちゃんのニコラでの初表紙は必ず年内にあるはずです。

ニコラオーディション応募総数の推移

応募総数のお話

f:id:GYOPI:20190403211122p:plain:rightnicola10月号の新モ発表ページでは、今回のニコラモデルオーディションの応募総数も発表されています。

その数10680通。去年の応募が11728通でしたので、今年は1000人以上も減ったことになります。

では、これをもっと長いスパンで見るとどうなのか。今年のオーデの応募総数は、多かったのか少なかったのか。

今日は、これまで実施された全23回分のニコラオーデの応募総数を、グラフで確認してみます。


応募総数の推移

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応募総数トップ10回

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今年は歴代10位

上のグラフは、歴代ニコラオーディションの各回について、応募総数の推移を表したものです。

1998年に実施された第1回から、今回結果が発表された第23回まで、全23回分全てのデータが入っています。

グラフの下の表は、歴代オーデで応募総数が多かった上位10回を抜き出しています。以下、グラフにちょっと図解を加えた上で、解説を続けます。

応募総数推移(図解入り)

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上昇下降の波

ニコラのオーデの応募総数は、創刊から10年間の低迷期(浸透期)を経て、その後2007年から急上昇。

藤麻理亜さんたちが受かった2010年には、ニコラ史上最多となる15000を超えて、ここが頂点となります。

続く2011年以降は、再び下降に転じます。そして、中村里帆さんたちが受かった2013年を底に、翌年からは2度目の上昇。

小林花南ちゃんたちが受かった2017年オーデでは、歴代2位となる14700まで増やしました。

あとは、例によって再下降。深尾あむちゃんたちが受かった2018年は、前年比マイナス3000ということで、2011年とピッタリ並んでオーデ史上最悪となる大幅減。

これに今年も続いて、さらにそこから1000人ほど減らし、10680人となりました。

13期が最強

ちなみに、オーデ史上、前年から最も増やした年はいつだったのでしょうか。すると、グラフからも明らかな通り2009年。

前年比40%増と、一気に5000人近くも応募者を増やした第13回オーデでは、ニコラ卒業後も芸能界で活躍する藤田ニコルさんや池田エライザさん、松井愛莉さんたちが受かっていて、この回は今もニコラ史上最もレベルが高かったオーデとされています。

そして、そんな高レベルオーデの面々に触発されるように、翌年(2010年)のオーデでは、歴代最多の応募総数を記録することになったのです。

今年は底?

ということで、とにかくこうして、ニコラのオーデの応募総数には「波」があることが見えてきました。

上昇期⇒頂点⇒下降期⇒底⇒再上昇」というサイクルを、常に繰り返しているわけです。

そして今年は、状況的にもおそらくは下降期の底。であるなら、来年以降はそろそろ上昇に転じてくるのではないでしょうか。