◆今年ニコラに行くのは?
今月22日発売の小学生雑誌「ニコプチ」2016年6月号にて、いよいよ新中2となる最年長世代プチモの5人が卒業となります。
例年であれば、これら卒業生の中から基本的に1人ずつが中学生雑誌「ニコラ」と「ピチレモン」に振り分けられ、それぞれにプチモ出身の専属モデルが誕生するわけですが、ピチレ休刊となった今は、もはやニコラ1択。
ということで今日の三月の転校生は、2016年のニコプチ卒業生について、いったい誰がニコラに行くのか、それとも誰も行けないのか。恒例の行方予想、ニコラ限定版です。
◆予想のポイント
今年の卒業メンバーは、上の一覧表に名前のある涼凪ちゃん、伊藤小春ちゃん、岡香鈴ちゃん、松田望愛ちゃん、山田碧海ちゃんの5人。
各自の名前の右にある数字は、2016年4月1日時点における"表紙回数"です。また、さらにその右が"所属事務所名"となっています。
過去の傾向からも、ニコラ行きを予想する上で最も重要となるポイントは、この2点に尽きます。
そんなわけで、まずはこれまでにニコラ行きを決めた過去7人の実績を参考に、移籍に必要とされる最低条件を考えます。
◆過去のニコラ行き
初代卒業生:2008年卒 ・伊藤夏帆 04 スターダスト 2期卒業生:2009年卒 ・中島愛蘭 02 エイベックス 3期卒業生:2010年卒 ・七木奏音 02 スターダスト 4期卒業生:2011年卒 ・飯豊まりえ06 エイベックス 5期卒業生:2012年卒 ・澤田汐音 03 スターダスト 6期卒業生:2013年卒 ・永野芽郁 07 スターダスト 7期卒業生:2014年卒 ・採用回避 8期卒業生:2015年卒 ・香音 12 スターダスト
◆条件1:表紙回数
最初の一覧表と同様、名前の右が表紙回数、さらにその右が卒業当時の所属事務所となります。
すると、一目瞭然。これまでニコラ行きを決めた7人に共通するのが、いずれも表紙経験者であること。しかも、1回ではダメで、最低でも2回以上の経験が必要であることが分かります。
ということで、すでに最初のチェックポイントにおいて、おかかちゃんをはじめとする現時点で表紙経験ゼロ組の3人が脱落。
あとは、残った2人。涼凪ちゃんと小春ちゃんだけを検討すればいいわけです。
◆条件2:所属事務所
第2のチェックポイントは所属事務所。ニコプチから直通でニコラへ行くためには、ある特定の芸能事務所に所属していないとダメなのです。
たとえどんなに実力があっても、たとえどんなに人気があっても、たとえどんなに表紙回数があってもNG。
実際、歴代全プチモにおける表紙回数こそ香音ちゃんに次ぐ2位ではありますが、ニコプチ史上ナンバーワンといえる人気を誇った阿部紗英ちゃん&ピチレ移籍後に早速同誌でエース候補となり、現在はラブベリーでもトップモデル扱いである関りおんちゃんのバーニング勢は、ニコラ移籍レースに完敗。
同様に、5期卒業生ナンバーワンであった田尻あやめちゃん(ライジング所属)も、6期ナンバーワンの中園侑奈ちゃん(セントラル所属)も、ニコラ行きを果たせませんでした。
ある意味、表紙回数以上に所属事務所は重視されるファクターであるといえます。
◆ニコラ優待枠
では、そのニコラ優待枠ともいえる特定事務所とはどこなのか。もちろん、スターダストです。
ここで改めて、上のニコラ行き卒業生実績一覧表を見てください。前半こそ、スタダ⇒エイベ⇒スタダ⇒エイベと交互に繰り返しているため、いまだに一部で「ニコラ行きの条件は"スターダスト"か"エイベックス"の2択」などと言う人もいるようですが、もはやこれは完全に時代遅れ。
その証拠に、交互採用の3往復目からはエイベックスだけが外れ、2012年以降の4年間は同事務所からの採用がゼロとなる一方、その分をスターダストが埋めていることが分かります。
◆ニコラ自体がエイベックスを忌避?
さらに言えば、ニコプチからの受け入れにとどまらず、ニコラ本体自体が、エイベックスからの採用を中止しているのです。
具体的には、2011年にニコプチから採用した飯豊まりえさんを最後に、その後は一切エイベックス所属者を事務所オーデ&顔みせで採用していないし、さらには一般公募の専属オーデ合格者についても、誰一人としてエイベックスに紹介・所属させていません。
つまり、飯豊さんを区切りに、ここ5年間、エイベックス所属者のニコモ採用はゼロとなっているのです。
ということで、今年のニコプチ卒業生にエイベックス所属はいないので、行方予想とは直接関係ない点ではありますが、興味深い事実ですので、ちょっと脱線して触れてみました。
◆涼凪ちゃんvs小春ちゃん
予想に戻って第2のチェックポイント。事務所的観点から、涼凪ちゃんと小春ちゃんの比較・検討を続けます。
すると、両者の事務所はそれぞれ、涼凪ちゃんがバイツ。小春ちゃんはライジング(4月1日付で移籍済)となります。
で、バイツのニコラ実績はというと、もちろんゼロ。一方のライジングはというと、現役に塚本凪沙ちゃん&中野あいみちゃんがいる上、卒業生にはニコラを代表するエース西内まりやさん、現セブンティーンの藤麻理亜さんがいたりで、スターダスト級とはいえませんが、それでも比較的つながりの深い事務所。
卒業を直前に控えたこの時期に、小春ちゃんがあえて事務所を移ったいうことは、まさにニコラ行きの布石とも考えられるところです。
◆スターダストの独占利権
こうしてみると、表紙回数の基準を満たし、かつ事務所もニコラ実績アリということで、一見すると、かなり小春ちゃんが有利に思えます。
しかし、コトはそう簡単には運びません。ここで今日3度目となりますが、またまた上の卒業生実績リストを確認してみてください。
繰り返しになりますが、「ニコプチ⇒ニコラ」の直通コースは、最初がスターダストとエイベックスの交互採用。その後、2012年からはスターダストの独占利権。現在に至るわけです。
となると、2014年同様に、スターダスト所属者にニコラ編集部の"御眼鏡に適うコ"がいなくば、指名回避といったケースも十分考えられるのではないでしょうか。