三月の転校生

中学生雑誌ニコラに関する考察

【応募総数激減】ニコモオーデの応募条件を無所属限定に戻すべき?

オーデの今後

郵送応募&WEB応募ともに6月30日が締め切りとなる第30回ニコラモデルオーディションの応募総数はどうなるのでしょうか。

去年の場合、前年から一気に2,400も減らして、19年ぶりに5千台となってしまったわけですが、そこから回復するのか、それとも更に減ってしまうのか。

今日は、過去29回の応募総数の推移を確認した上で、今後のニコモオーデの方向性を考えます。


グラフの見方

以下のグラフと、その下にある一覧表を見てください。

これは、1998年実施の第1回から、去年の第29回まで、過去すべてのニコモオーディションの応募総数の推移をまとめたものです。

2002年のみ、冬季(第5回)、夏季(第6回)と、1年に2度実施されています。

ニコモオーデ応募総数



14年ぶりに1万割れ

ニコモオーデの応募総数が、史上はじめて1万を突破したのが、藤田ニコルさん&池田エライザさんたちが受かった2009年(13期)です。

そして、そこから14年。再び1万の大台を割ることになったのが、松尾そのまちゃんたちが受かった2023年(27期)のオーディションで、応募総数は7706人。

すると以後、泉有乃ちゃんたちの2024年(28期)こそ7634人と横ばいだったものの、去年の野澤しおりちゃんたちの回(29期)では、冒頭に書いた通り大量に減らして5242人と、ついに約20年前となる2000年代前半の数字に戻ってしまったのです。

3年で半減!

もちろん、部数が減っているのだから、それに伴い、応募総数が減るのは当然と言えば当然ですが、それにしても2023年から2025年にかけての3年間の減少幅が大きすぎる

2022年の10480人から、2025年の5242人へ、なんとたった3年で半減してしまっているのです。

しかも、コロナが明けて、部数の大幅減が落ち着きつつあった期間に、応募総数が減っているのです。

直接の理由

外出制限による受け控えでもない。部数減の影響でもない。では、真の理由は何か。

するとまさに、松田美優ちゃんたちが受かった2022年(26期)のオーデから「プロ解禁」という、オーデ制度の大変革があったわけで、もちろんこれが原因です。


初年度は様子見

だだし、解禁初年度は、いったいどれくらい事務所所属者が受かるのか、また、一般応募はどれくらい受かるのか、読者の多くが様子見といったところ。

実際、応募総数は前年とほぼ変わらず、1万の大台を維持したわけです。

ところが結果を見てみると、美優ちゃん&国本姫万里ちゃんの所属応募組に対し、一般応募からの合格は青山姫乃ちゃん&白尾留菜ちゃんの2人にとどまった。

一般応募の合格枠半減

こう聞くと一見、「プロvs.一般」の合格率は半々ということで、そこそこ平等にも思えますが、実は大間違いだったりします。

具体的な合格枠で見ると、これまでは一般応募から必ず4人以上が受かっていたところ、一気に2人へと半減してしまった。

つまり、一般応募からの受かる確率が半分になってしまったのです。

応募激減

さすがに読者は敏感です。これを受けて翌年、一気に応募総数が三千弱も減って、7000台に激減します。

しかも悪いことに、そのまちゃんたちが受かったこの2023年のオーデ(27期)では、一般応募から受かったのが十文字陽菜ちゃんだけ。

その次の2024年オーデ(28期)でも、やっぱり一般応募からの合格者は大月美空ちゃんだけ。

さらには去年(29期)も同様に、一般枠は常盤真海ちゃんだけだったという。


激減の理由

要は、プロ解禁以降の一般枠は《2人⇒1人⇒1人⇒1人》ということで、とくにここ3年は《一般1枠》で固定化してしまった。

それにしても、5000人だの7000人だの応募者がいる中で、どこの誰がたった1枠を目指して、応募するというのか

一般応募の読者の間で、「事務所所属者と同じ土俵で戦っても勝てるわけがない」「受からないオーデを受ける理由が無い」「受けても無駄」といった認識が広まったことが、応募総激減の直接の理由と考えられます。

他誌オーデの場合

最後に、ニコモオーディションは、今後どんな方向に向かうのか考えます。

たとえば、初回から事務所所属者の応募が可能で、今やファイナリスト全員が事務所所属者となっていて、プロしか受からないとされる「ミスセブンティーン」の応募総数は、川瀬翠子さんたちが受かった去年が《2,783人》です。

同様に、プロが合格枠の大部分を占めるニコプチの「プチモオーディション」も、今村茉愛さんたちが受かった去年の応募総数は《4876人》です。

プロ解放vs.一般限定

応募をプロに開放すれば、当然ながら一般の読者は応募を控えるようになり、必然的に応募総数は減る。

その代り、いずれも芸能活動経験者や事務所所属者同士の戦いということで、オーデ自体のレベルは高くなる。

他方、プロの参加を禁止し、一般応募限定にすれば、玉石混交。

応募総数は多くなり、ごく稀ながらその中に、古くは新垣結衣さんや川口春奈さん、藤田ニコルさんといったところから、最近では髙橋快空さんや池端杏慈さんといった原石が潜んでいる。


原点回帰

すでにニコラは、前者に片足を突っ込んでしまったわけですが、今ならまだ後戻りもできます。

そもそもプロ解禁は、当初《ニコラ創刊25周年特別企画》として《26期の1年限定》で始まったものだったのですから。

ということで今後、他誌オーデとの独自色を維持する意味でも、改めて原点に立ち返りニコモオーデの応募条件を一般応募限定に戻すというのもアリなのではないでしょうか。