三月の転校生

中学生雑誌nicolaに関する日記

【合格発表】ニコモオーディション合否の明暗を分けたポイント

合格速報

第29回ニコラモデルオーディションのグランプリ受賞者が発表されました。

今年の合格者は、葵かんなさん、大森ひかるさん、常盤真海さん、野澤しおりさん、畠桜子さんの5人となります。

以下、今回のファイナリスト21人のうち、どんなコが受かって、どんなコが落ちたのか、明暗を分けたポイントについて見ていきます。

歴代オーデ合格一覧



明暗1:ニコガ枠

去年のファイナリスト落選者で、ニコラガールズ(読モ)として1年がんばり、再び今年もファイナリストに残って来たのが、葵さん、大森さん、そして村田結さんの3人です。

うち、葵さん&大森さんの2人が合格したことで、実にリベンジ組の合格率は66.7%となりました。

では、そんな3人の合否を分けたものは何だったかといえば、やっぱりそこは《学年》にありそう。

学年の差

実際、合格した2人は、去年そろって小6で落選し、今年は中1でリベンジを果たしました。

一方の村田さんですが、去年は中2で落選し、今年はいよいよ最後のチャンスとなる中3で、再び落選となりました。

この点、27期(2023年)オーデに中3で合格し、ニコラ卒業後、「ミスセブンティーン2025」に挑戦したものの、箸にも棒にも掛からなかった上妻美咲さんのケースが、多少なりとも影響したのではないでしょうか*1


中3合格減少説

そもそも中3合格となると、ニコラ卒業まで実質1年半しか活動期間がないわけで、とくにモデル経験の無い(浅い)コだと、ニコラで育成できる期間が短すぎるのです。

そこで、ファイナリスト同士の比較として、ほぼ同等の評価だった場合、若い子から優先して採用される

ということで今後、中3合格は、それこそ相当の逸材でない限り、厳しくなっていくのではないでしょうか。

明暗2:スタダ枠

スターダストからは、ニコモオーデ史上初となる4人が、ファイナリストにエントリー。

しかし以下の通り、ミスSTと違ってニコラの場合、合格枠は《1事務所1枠》ということで、合格するのは1人だけ。

結果として、受かったのは畠さんだったわけですが、もう1人の有力候補とされた宮澤花怜さんとの差は何だったのでしょうか。


畠vs.宮澤

すると、畠さんには《女優》という実績があり、他方、宮澤さんには《りぼんガール》という実績があった。

両者を比較すると、ただでさえ現編集部が女優系を重視していることは、うちのサイトで予想の段階から書いてきていますが、それ以上に他社の雑誌出身という点も影響したようです。

実際、ニコラ27期オーデのファイナリストで、最終的に落選した希咲うみさん*2も、宮澤さんと同じ集英社の《りぼんガール》。

また、同じく27期のファイナリストで、かつ、目玉候補だった鎌田英怜奈さんは、学研の《キラピチ専属》出身。

さらに言えば、今年のファイナリストの稲田彩羽さんも、角川Cuugalモデル》出身。

この通り、他社の雑誌の出身者は、ことごとくあと一歩のところで最終合格に届いていないのです。

他誌アレルギー

もちろん編集部として、ファイナリストに残したからには、合格させる意思が全く無いわけではありません。

ただし、他誌モデル系が最終合格するためには、相当高いモデルとしての評価や、ぶっちぎりの読者からの支持が必要なのかもしれません。

とにかく、まだまだ”他誌アレルギー”が、多少どころか、かなり残っていることがうかがえます。

明暗3:女優系

最近のニコラのオーデと、最も相性がいいとされる女優系は、今回のファイナリストでいうと、畠さんと野澤さんの2人だけ。

ただし、その歩みは両者対極で、野澤さんが5歳のころから子役として芸能活動を始めたのに対し、畠さんはこの夏のドラマが初出演だったという。

結果として、無事2人とも合格となったわけですが、今月号の星乃あんなちゃんの「ピン表紙×100質」や、10月号の泉有乃ちゃんの「同期トップの初表紙」といった現状も含め、いかに今のニコラで女優系が優遇されているか、わかるというものです。


明暗4:一般枠

最後は、ニコモオーディションの伝統として、毎年必ず1人以上は受かるとされる一般応募枠の明暗を見ていきます。

そうすると、今年のファイナリストでは、芸能活動経験&事務所への所属歴がゼロという完全無所属は、加藤七都さんと常盤真海さんの2人だけということで、一騎打ちの様相。

とはいえ読者の間では、うちのサイトでデータを示したように、自己紹介動画の再生数&いいね数や、インスタの反響から、加藤さんが優位とされていました。


応援団

結果として、合格したのは常盤さんの方であり、意外に思った人も多かったようですが、しっかり《一般応募1枠制》は維持されることになりました。

ちなみに、そんな常盤さんは、芸能活動経験ナシで、もちろん事務所に所属していないため、事務所の後押しもナシ。

さらには、インスタもやっていないという極めて不利な状況下、WEB上で熱心に応援していたのが、以下のサイトのダンススクールの先生です。

常盤さんの合格を聞き、さっそく新たな記事を投稿しているように、嬉しかったのではないでしょうか。



ニコガ賞は?

なお、読者モデルとして採用されるニコラガールズ賞の発表は、今月号ではナシ。

次号に第1期ニコガの卒業企画が予定されているため、これと同時に、入れ替えとして第2期メンバーが発表されることになりそうです。

であれば、もう一人の一般応募である加藤さんには、もう、あれだけ多くの読者からの支持があったわけですので、ぜひニコガになってもらって、1年後のリベンジを目指してほしいと思います。


来年のお話

ということで、パッと思いつくままに、合否を分けた明暗について、各枠ごとにまとめてみました。

今回の結果から見えてくるのは、やっぱり女優系は圧倒的に強いし、一般枠も必ず受かる。そしてニコガも絶対に外せない

あとは、元キラピチや、元キューガルといった他誌系の合格解禁があるのかどうかが、来年のオーデの注目点となりそうです。

*1:たしかに、ミスセブンティーン2025の結果が発表されたのは10月になってからですが、ファイナリストが発表され、SNSで各種動画の公開が始まった初動の段階で、すでに上位グループと下位ループに分かれ、実質的に合格候補は絞られていました

*2:2023年にニコラ落選後、翌年ミスセブンティーン2024に合格