表紙問題
さて、難しくなりました。昨日の表紙解禁を受け、次の次の表紙モデルを、どう考えたらいいのでしょうか。
というのも、多くの読者はご存知の通り、B∞M世代が卒業する6月号は、毎年卒モが表紙となることが確定しています。
実際、2005年から2023年まで、もれなく卒業号では19年連続でその年の卒モ全員による表紙となってました。
伝統打破
ところが、馬場編集長の登場により、状況が一変。2023年の夏にニコラにやって来ると、さっそく卒モ全員表紙の廃止を打ち出したのです。
では、馬場編集長の就任で、卒業号の表紙はどう変わったのか。以下の「卒モ×表紙モデル一覧」を見てください。
これは、卒業制度がスタートした2005年から2024年までの過去20年を対象に、新高2となる世代が卒業する号の《表紙モデル》と《卒モ全員の名前》をまとめたものです。
卒業生×表紙モデル一覧
全員から選抜へ
この通り、2005年の新垣結衣さんたちの世代から、2023年の高比良由菜ちゃんたちまでは、卒業生と表紙モデルが完全に一致していることがわかります。
これが、ニコラが20年近く培ってきた《卒業号=卒モ全員表紙》の伝統というわけです。
ちなみに、一番下の段にある卒業生の日笠麗奈さんは、現在ニコラやプチでライターのお仕事をしています。
賛否両論
ところが、2024年。馬場編集長の強い意向で、この年は9人の卒業生がいるにもかかわらず、髙橋快空ちゃん&足川結珠ちゃんをはじめ選抜メンバー《4人》だけの表紙となりました。
つまり、残る河村果歩ちゃんや中山あやかちゃんたち《5人》は、卒業号という最後の晴れ舞台で、表紙から外されてしまったのです。
当時、まだニコプチ編集部からやってきて半年足らず。いわば外様である馬場編集長による、この強引な《伝統ぶっ壊し》に、読者は賛否両論。(というか、否否否否)
とくに、仲良く卒モ全員で表紙となって送り出すことを期待していた読者からは、大きな反発を招く結果となりました。
ウラの意味
また、この卒モ全員表紙には《もう1つの意味》として、それまで表紙ゼロだったコも、卒業まで頑張れば、誰もが最後に表紙を経験できるという面がありました。
主に、卒業直前まで1度も表紙をやっていないコというのは、ニコラ卒業後に芸能界を引退するケースが多いわけで、そういったコにとって、ニコラでの表紙経験は、何より最高の思い出になる。
他方、応援する読者にとっても、卒業号というのは、「○○ちゃんが表紙になって欲しい」「推しが表紙になるのを見てみたい」という最後の願いが叶う場だったのです。
全員表紙復活論
そんなわけで、2024年に卒モ全員表紙を廃止したことに対し、予想以上に大きな反発を受けた編集部は、今年どうするのか。
あまりに評判が悪かったため、読者の間では、再び全員表紙が復活するのではないか、期待も含め注目されていたのです。
で、その答えが、今回の《卒業号の直前に、さっさと全員表紙をやっちまう》だったという。
意地でも復活させない
どういうことか。そもそも、2号連続で全く同じメンバーによる表紙なんて100%有り得ないので、次の次である卒業号では、絶対に全員表紙は実現しない。
「ほら。5月号でB∞M全員を表紙にしてやったんだから、これで文句ないだろ!」
要は、伝統の《卒業号=全員表紙》を意地でも復活させるもんか!という編集長の強い意志の表れと解釈できるのです。
過ちを認めない?
そこそれにしても、ここまで意地を張る必要がどこにあるのか。
どうせ、6月号で卒業するんだから、そこで卒モ全員を表紙に出してあげればいいし、その方がよっぽど自然ではないか。
読者も卒モも、その方がよっぽどうれしいのではないか。
なぜ、たった1ヶ月が待てないのか。今回の編集部の判断は、少なくとも現時点では理解不能としか言いようが有りません。
6月号の表紙はどうなる?
ということで、冒頭に書いた「難しくなった」というのは、改めて言うまでもなく、卒業号である6月号の表紙モデルの括りです。
すでに見てきた通り、《卒モ全員》は絶対にない。では、《次世代》か、それとも去年通り《卒モ選抜》か。はたまた、大どんでん返しが待っているのか。
取りあえずは、次号予告の書きっぷりを見てから、改めて6月号の表紙について考えてみたいと思います。